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今日のリルケの詩は "Rosa Hortensie" 「バラ色の紫陽花」である。花の女王と詩に歌われたバラ。「バラ色」はどんなものにも似合い、修飾語として「黄金」と並ぶ存在かと思われがちである。例外をリルケが示してくれたのが今日の「バラ色の紫陽花」である。青い紫陽花と赤い紫陽花とどちらがいいかとか。土壌の酸性度によって色が変わるという文脈ではない。バラ色は退色した赤ということである。花に対する思い入れは文化によって違うだろうが、紫陽花はどうも評判芳しくない花なのであろうか? Rosa Hortensie Wer nahm das Rosa an? Wer wusste auch, dass es sich sammelte in diesen Dolden? Wie Dinge unter Gold, die sich entgolden, entröten sie sich sanft, wie im Gebrauch. Dass sie für solches Rosa nichts verlangen. Bleibt es für sie und lächelt aus der Luft? Sind Engel da, es zärtlich zu empfangen, wenn es vergeht, großmütig wie ein Duft? Oder vielleicht auch geben sie es preis, damit es nie erführe vom Verblühn. Doch unter diesem Rosa hat ein Grün gehorcht, das jetzt verwelkt und alles weiß. Rainer Maria Rilke (1875 – 1926) バラ色の紫陽花 このバラ色に好感を持つ人がいるだろうか? こんな花序の房を知っている人がいるだろうか? 金粉が剥げ落ちた金細工のように 紫陽花は使い古したように赤が退色する。 紫陽花はこのバラ色を望んでいない。 バラ色は紫陽花にとどまり、微笑みかけるか? バラ色が死んでも温かく迎える 香のように寛大な天使がいるだろうか? ひょっとしてバラ色は花が枯れるのを 体験していないので無頓着なのだろうか? だがバラ色の下では枯れて 白くなった葉が注目している。 リルケ
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リルケ
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




久しぶりにリルケの詩にふれました。まるでポンジュのように花に向かう詩に思えました。でもそこにはリルケの人間への厳しい目を感じます。
2007/11/24(土) 午後 3:51 [ - ]
今日は。私はボンジュを知りませんし、リルケの訳も自信がありません。何よりも植物に無知ですから、気になっています。これで通じますでしょうか?
2007/11/24(土) 午後 4:01 [ fminorop34 ]
私はフランシス=ポンジュは少ししか読みませんでした。でもフランスの詩人の中で今でもリルケやデスノスなどとともに強く心に残っています。一つの石をも凝視したのはどうしてなのか今でもなぞです。
ご返答ありがとうございました。
2007/12/2(日) 午後 3:11 [ - ]
ご丁寧に有難うございました。私は jikohigemuyou ほど真面目に読まない性質です。リタイヤしてから時間つぶしに始めたことで恐縮です。いつも写真昆虫記のアップ有難うございます。
2007/12/2(日) 午後 3:21 [ fminorop34 ]