ヘ短調作品34

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エミール・ネリガン

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今日のエミール・ネリガンは "Virgilienne" 早熟な少年はついにラテン文学の最高峰とされるウェルギリウスをタイトルに入れた。今日は牧場で鳴り響く笛の音に感動して、牧歌の原型を創ったとされるウェルギリウスにあやかったのであろう。ここまで来るとネリガンは単に音楽的な象徴派の詩人の模倣者ではなく、彼自身音楽好きだったと考えてよいであろう。

ただいつも困るのは名詞の性である。"instrument" 楽器は男性名詞、"lèvre" 唇は女性名詞である。ネリガンは「唇」を愛しているが、これは笛の「唇」なのか演奏者の「唇」なのか。ネリガンが尊敬しているのは「楽器」なのか演奏者なのか。あるいは両者を重ね合わせているのか判然としなかった。脚韻は相変わらずお見事である。

絵はこじ付けのようだが、ウェルギリウスが詩に歌ったアルカディアを念頭におき、ニコラス・プッサンNicolas Poussin (1594 – 1665)の「アルカディアの牧人」である。

Virgilienne

Octobre étend son soir de blanc repos
Comme une ombre de mère morte.

Les chevriers, du son de leurs pipeaux,
Semblent railler la brise forte.

Mais l'un s'est tu. L'instrument, de ses lèvres,
Soudain se dégage à mes pas ;

Celui-là sait mon amour pour ses chèvres ;
Que j'aime à causer aux soirs bas.

Je le respecte... il est vieux, c'est assez ;
Puis, c'est mon trésor bucolique.

Ce centenaire a tout peuplé de ses
Conseils mon coeur mélancolique.

Nous veillons tels parfois tard à nuit brune
Aux intermèdes prompts et doux

De pipeau qui chevrote au clair de lune
Sa vieille sérénade aux houx !

Emile NELLIGAN (1879-1941)


ウェルギリウス風

十月は白い安息を延ばす
死せる母の影の如く。

山羊飼う男達は笛の音で
強風をあざ笑うよう。

君も笛。唇をつけた笛で
突然僕は立ち止まる。

笛は僕が小声で話したい
好む唇を知っている。

僕は笛を尊敬し...充分古い。
それに牧歌の宝物だ。

百年間も僕の憂鬱な心が
求めてきた君の忠告。

夜が更けるまで聞き入る
敏捷かつ快い間奏の

古い夜曲は月に照らされ
震えながら藪に鳴る。

エミール・ネリガン

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