ヘ短調作品34

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エミール・ネリガン

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今日のネリガンの詩は "Mélodie de Rubinstein" 「ルビンシュタインの旋律」である。世紀末の音楽家の評価は現在の評価と人気からは想像できない。ルビンシュタインとは19世紀末期にロシアを音楽大国にするのに貢献したアントン・ルビンシュタイン Anton Rubinstein(1829 – 1894) を指すのだろう。彼はピアノ製造会社のシュタインウェイの招きでアメリカでコンサート・ツアーをしている。ネリガンが生まれる前のことであるが、その演奏会の想い出はカナダでも語られたのであろう。新大陸の人々に多大な印象を残して彼はロシアに帰った。彼の弟のニコライ・ルビンシュタインはピアニストであり、死後にチャイコフスキーがピアノ三重奏曲「ある偉大なる芸術家の思い出」を献呈したことで後世に名を残している。

写真はアントン・ルビンシュタインである。


Anton Rubinstein

Mélodie de Rubinstein

C'est comme l'écho d'un sacré concert
Qu'on entend soudain sans rien y comprendre;
Où l'âme se noie en hachich amer
Que fait la douleur impossible à rendre.

De ces flots très lents, coeurs ayant souffert
De musique épris comme un espoir tendre
Qui s'en va toujours, toujours en méandre
Dans le froid néant où dorment leurs nerfs.

Ils n'ont rien connu sinon un grand rêve,
Et la mélodie éveille sans trêve
Quelque sympathie au fond de leurs coeurs.

Ils ont souvenance, aux mélancoliques
Accords, qu'il manquait à leurs chants lyriques
La douce passion qui fait les bons heurs.

Emile NELLIGAN (1879-1941)


ルビンシュタインの旋律

苦しみの緩和に不可欠な
ハシッシュに溺れた人が
何も知らされずに聞けば
いとも神聖なコンサート。

心かきむしるは遅い流れ
感性が眠る冷たい虚無を
迷った末の希望のように
精神を恍惚とさせる音楽。

この曲で心は夢に気付き
旋律は途切れずに人々の
心の底の共感を目覚ます。

この憂鬱なる旋律を聞き
楽しくなる甘美な情熱が
歌謡に欠けるを想い出す。

エミール・ネリガン

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