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240.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ [ウィーン、1888年11月14日] 親愛なる友へ エプシュタインの住所はI.ルドルフプラッツ 13 です。ニーチェはほんの少し前までオテル・ド・ジュネーブにいました。彼は「善と悪の彼岸」の挿し絵にぴったりの状態だという噂です。彼の合唱曲(1)はフリッチュが印刷しましたが、まるで若い学生の労作です。そんなものを読んで貴重な日の光を無駄にされませんよう。「逆は真かもしれない」(2)という格言をお忘れなく。ラボール(3)は先日ハインツの変ホ調のソナタを優秀なバイオリニストと作曲家協会で演奏しました。彼は素晴らしいタッチと情熱と精力すべてに優れております。――ではよろしく。 J.Br.より (1) 書簡239。 (2) 「逆は真かもしれない」というのは、記号とテンポの関係について長時間論争した結果、ベートーベンが20歳のとき、ヘルティー(H??lty)の「嘆き(Klage)」にたいして、雑記帳に残した言葉である。(ウィーン学友協会の文書室蔵)。ブラームスは1888年に出版されたベートーベン全集の付録からこの文言を拾ってきて、当時の哲学者の詭弁や多義性に対応するときに好んで使った。ニーチェとの事件は触れるに値しないと考えたが、これはいかにも彼らしい態度である。 (3) ヨセフ・ラボール(Josef Labor, 1842-)、ウィーンの宮廷オルガニスト、ピアニスト、作曲家。
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