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「今日の詩」はフロストの “Tree at My Window” 「窓辺の樹」である。相変わらず、辞書で簡単には見付からない口語的表現が登場して困った。この16行の詩はきれいに韻を踏んでいるが、詩が終わりに近付くあたりで難しくなった。唐突に “she” が登場したが、これを「運命」としてみた。自信があるわけではない。翻訳としては失敗報告であるが、「今日の詩」のシリーズも終わりに近付いているので、答案を提出しておくものである。 韻の構造は [a, b, b, a] で一貫している。音節数も最初の3行が9音節数で、最後の4行目が6音節で統一されて美しいが。その英詩の美しさは音訳不能である。 Tree at My Window Tree at my window, window tree, My sash is lowered when night comes on; But let there never be curtain drawn Between you and me. Vague dream-head lifted out of the ground, And thing next most diffuse to cloud, Not all your light tongues talking aloud Could be profound. But tree, I have seen you taken and tossed, And if you have seen me when I slept, You have seen me when I was taken and swept And all but lost. That day she put our heads together, Fate had her imagination about her, Your head so much concerned with outer, Mine with inner, weather. Robert Frost. 窓辺の樹 窓辺の樹、窓の樹 夜には引き戸を下ろすが カーテンは閉めないよ 君と僕を離すから。 朧な夢見る頭は大地から昇り 雲のように広がり 君の饒舌な弁舌も いつも深いわけではないが。 僕は君が上下に動くのを見てきた。 僕が寝ているのを見れば 君は僕が押し流されて 迷っているのを見ることだろう。 運命が僕と君を出会わせ 運命はその想像力をめぐらし 君には外の気候に関心を持たせ 僕には内の気候に関心を持たせた。 フロスト
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フロスト
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




フロストという人は知りませんでした。興味深い詩を書く人ですね。じっくり読ませていただきます。
2008/10/10(金) 午後 8:18
Buchi さんじっくり読まないで下さい。フロストは随分訳書があるはずです。私は聞いた覚えがある程度です。以前アメリカのサイトの購読者になりましたら、かなりフロストを送ってきました。この詩もその一編だと記憶します。アメリカ文学の授業には必ず教材になる詩人のようです。アメリカの購読者には懐かしい学生時代をを思い起こさせる詩人なのでしょう。
2008/10/10(金) 午後 9:34 [ fminorop34 ]