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「今日の詩」の選者が送ってきたのはワーズワスの “THE CHILDLESS FATHER” 「娘を亡くした父親」である。ワーズワスの住む湖畔地方も春を向かえてお祭り騒ぎ。兎狩りの日である。娘達の晴れやかな衣装を見るにつけ、年老いたティモシーは亡くした娘を想い、鬱々としている。それでも杖を取り、狩に加わる。 THE CHILDLESS FATHER "UP, Timothy, up with your staff and away! Not a soul in the village this morning will stay; The hare has just started from Hamilton's grounds, And Skiddaw is glad with the cry of the hounds." --Of coats and of jackets grey, scarlet, and green, On the slopes of the pastures all colours were seen; With their comely blue aprons, and caps white as snow, The girls on the hills made a holiday show. Fresh sprigs of green box-wood, not six months before, Filled the funeral basin at Timothy's door; A coffin through Timothy's threshold had past; One Child did it bear, and that Child was his last. Now fast up the dell came the noise and the fray, The horse and the horn, and the hark! hark away! Old Timothy took up his staff, and he shut With a leisurely motion the door of his hut. Perhaps to himself at that moment he said; "The key I must take, for my Ellen is dead." But of this in my ears not a word did he speak; And he went to the chase with a tear on his cheek. Wordsworth 娘を亡くした父親 「ティモシー起きろ、杖を持って出ろ! 今朝は村中総出だぞ。 兎はハミルトンの領地から飛び出し スキドーの山も犬の声でにぎやかだ」 ― 赤や緑や灰色の外套や上着 牧草地の斜面は色とりどり。 青いエプロンや白い帽子 山の娘たちは祭りの服装。 青々したツゲの若木がティモシーの扉で 桶一杯になってから六ヶ月も経たない。 棺がティモシーの家から出た。 中に子供が、ただ一人の子だった。 たちまち騒がしい音が谷間に響く 馬の音と角笛の音、そら行け犬! 年老いたティモシーは杖を取り 小屋の扉をゆっくりと閉めた。 おそらく自分に言い聞かせたのだろう。 「エレンはもういない、鍵を持って行こう」 この話、私に言ったのではない。 彼は涙を流して猟に出かけた。 ワーズワス
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ワーズワス
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




すみません、投稿後すぐにコメントしてしまって。こっちにコメントすればよかったのに。
ぼくが好きだと言った映画は、リブ・タイラーという美しい背も高い女優の『魅せられて(stealing beauty)』です。19歳のルーシーの前途が広がる感じのエンディングは、若さの可能性がすごく感じられるのです。
棺を墓に運ぶときはお祭りのようにやったものなのでしょうか?
明るい楽しそうな村の葬式の雰囲気と一人悲しみを隠しているティモシー。
最後はにぎやかな葬式の中でティモシーの新しい人生への踏み出しを感じ、何か後味がありました。
ぼくの好きな映画も、「ルーシー」という女の子の映画ですが、最後が新しい人生への踏み出しで終わっていて、すごくすがすがしい後味があって好きです。
2008/2/7(木) 午前 1:55 [ ダクセルくん ]
stealing beauty を英語ウィキペディアで調べました。トスカナ地方のヴィラですか。それだけでも見る価値のある映画ですよ。ルーシーという名前は英国では常に10位以内に入る名前のようですね。
http://www.behindthename.com/
2008/2/7(木) 午前 8:37 [ fminorop34 ]
私にメイルを送ってくる about.com はスペルが不正確ですのでチェックします。主に
http://www.bartleby.com/
です。そこで THE CHILDLESS FATHER を入れますと一覧が出てきます。注釈が付いている事があります。今回は
Filled the funeral basin at Timothy's door
に下線がありましたのでクリックすると
In several parts of the North of England, when a funeral takes place, a basin full of sprigs of box-wood is placed at the door of the house from which the coffin is taken up, and each person who attends the funeral ordinarily takes a sprig of this box-wood, and throws it into the grave of the decea
2008/2/7(木) 午前 8:50 [ fminorop34 ]
ですから湖畔地方だけではなく、より一般的な民俗のようです。
これ以外にも未婚の娘が死んだ場合の葬儀、純潔を象徴するのでしょうか、白い花で飾られた棺を担いで行くという、ちょっと異教的な風習をイギリスの暦の本で読んだことがあります。ご興味があれば本を調べます。
2008/2/7(木) 午前 8:58 [ fminorop34 ]
六ヶ月前に娘を失い、失意のティモシーの気分を紛らわせようという配慮からか、兎を追いかける狩猟に誘われるます。トボトボと出かけるわけです。これは春の季節の村のお祭りですが、葬儀自体はお祭りではないと思います。
2008/2/7(木) 午前 9:08 [ fminorop34 ]
いえ、ご迷惑ですから、イギリスの風習についての解説話は、もっと後でもいいです。いつでもいいです。
ぼくイギリスに少し興味があるので、インターネットでイギリスについて読んだりするんですよ。
あと、ぼくそういう関心からイギリスについて読んだりするけれども、ぼくにとっての勉強の中心からははずれるので、なかなか読む数が増やせません。人生の経験から、何か読む量を増やす裏技があったら教えてくれませんか?
2008/2/7(木) 午後 2:49 [ ダクセルくん ]
読書の時間があまりなかったものですから、定年になってあせっています。やはり専門に徹することが一番大事ではないでしょうか?そう言いながら、いつもお勉強の邪魔をしています。
2008/2/7(木) 午後 2:58 [ fminorop34 ]
うん、ぼくは四方八方に関心を散らしすぎて、肝心のものをたくさん読めてさえいないのです。まず肝心なものを読むようにしたほうがいいですね。
2008/2/7(木) 午後 10:51 [ ダクセルくん ]