ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

デーメル夫妻

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Verklärte Nacht

Zwei Menschen gehn durch kahlen, kalten Hain;
der Mond läuft mit, sie schaun hinein.
Der Mond läuft über hohe Eichen;
kein Wölkchen trübt das Himmelslicht,
in das die schwarzen Zacken reichen.
Die Stimme eines Weibes spricht:

Ich trag ein Kind, und nit von Dir,
ich geh in Sünde neben Dir.
Ich hab mich schwer an mir vergangen.
Ich glaubte nicht mehr an ein Glück
und hatte doch ein schwer Verlangen
nach Lebensinhalt, nach Mutterglück
und Pflicht; da hab ich mich erfrecht,
da ließ ich schaudernd mein Geschlecht
von einem fremden Mann umfangen,
und hab mich noch dafür gesegnet.
Nun hat das Leben sich gerächt:
nun bin ich Dir, o Dir, begegnet.

Das Kind, das Du empfangen hast,
sei Deiner Seele keine Last,
o sieh, wie klar das Weltall schimmert!
Es ist ein Glanz um alles her;
Du treibst mit mir auf kaltem Meer,
doch eine eigne Wärme flimmert
von Dir in mich, von mir in Dich.
Die wird das fremde Kind verklären,
Du wirst es mir, von mir gebären;
Du hast den Glanz in mich gebracht,
Du hast mich selbst zum Kind gemacht.

Er faßt sie um die starken Hüften.
Ihr Atem küßt sich in den Lüften.
Zwei Menschen gehn durch hohe, helle Nacht.

Dehmel


浄められた夜

二人は冷たい落葉の森を行く。
月がともに歩み、二人は立ち寄る。
月は樫の大木の上を歩む。
黒い峰に届く空の光を
覆う雲は一片もなく。
女は語る。

私は妊娠したけど、あなたの子ではなく
あなたの隣にいる私は罪を犯したわ。
重い罪を犯してしまったのよ。
もう幸せはないと思ったけど
新しい命と母親の幸福と義務への
強い憧れが私にはあり
性の衝動にまかせて
行きずりの男に抱かれて
その喜びに身を捧げたの。
そして私は報いを受けた。
そして出会ったのが、あなた、あなたよ。

女はそのまま歩み続ける。
女が見上げる月はともに歩む。
女の瞳は涙で光り
男は語る。

君が身ごもった子を
君の心の荷にするものか
ほら、宇宙は清らかに輝いている!
すべてを包む輝きだよ。
君は僕と冷たい海をさまよい
君から僕へ、僕から君へと
輝く情熱。
まだ見ぬ子を浄め
僕の子を君は産むのだ。
君は僕を照らし
僕に子供を授けてくれたのだよ。

男は女の腰を抱きしめる。
女の吐息は大気に触れた。
二人は澄み切った夜を行く。

デーメル


Transfigured night

A pair goes thro a bald, cold grove;
The moon follows by, they rove.
The moonlight does illume
Over tall oaks in a crowd
There is not a speck of cloud,
The woman speaks in gloom:

I am with child, but not fathered by you.
It is a sinful woman who walks with you.
I have committed an unredeemable sin
I expect happiness is no more my belonging
However, I cannot resist my strong longing
For some purpose, for pleasure so green
To be a mother, so I acted on instinct
And I felt shuddering when I wert
In tight embrace with a man indistinct
Deservedly I met with my desert
My coming life should be cursed
And you, you’re the man I met first.

She resumes a clumsy walk
She looks up to see the air.
Her dark eye is wet in despair.
A man begins to talk.

The child that You expect
Never make Your life specked,
O look, how clear the world shimmer!
It is raying under us;
Now we leave for the sea thunderous.
Our warm passions glimmer
From You to me, from me to You,
With which the child is transfigured
Whom You will soon deliver
Our light of hope has flickered
You are mother and a life-giver.

He hugs her around the shoulder.
Her breath touches the holder
They go thro the night aquiver.

Dehmel

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デーメルの情報、ありがとうございます。

ぼくはデーメルまだ題名読みしかしておらず、詩の方は何も読んでいません。
いろいろなものを読みたいのに、肉体的な問題で、何でもかんでも読めないのが残念です。
要するに体力ゼロなんですね。
今はもう夏で、暑くてさらに読む体力がなくなります。
勉強をやりたい量の半分か3分の1程度やるのだけで精一杯というところ。

2008/7/8(火) 午後 2:13 [ ダクセルくん ]

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私気力も体力がありません。何よりも金がありません。わずかに投資した電子辞書のおかげで情報検索だけは早いです。この辞書はウィキペディアに繋がっていますのでのおかげで人の生年月日などはクリック一つで出てきます。ですから体力の消耗を防いでいます。すべての情報源がこの辞書から来ていますから、知識が限定されています。今日からオランダの詩人の紹介を始めようと思います。以前注釈がウェッブにありましたので、挑戦したのですが、ドイツ語訳を始めます。オランダ語からドイツ語では役にならないと言われるかもしれませんが、国境をまたげばやはり詩は難しいです。ただしドイツ語と英語の中間のような言語ですから、単語を記憶するのは比較的容易です。

2008/7/8(火) 午後 4:19 [ fminorop34 ]

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オランダ語ですか。難しそうだと思った記憶があります。De Jong という中国っぽい名前のオランダ姓がありますが、聞いたことありますか?ぼくがインド哲学の勉強をしてたころ、わりと権威のオランダ人研究者の名前でした。オランダ出身のスーパーモデルにも De Jong という人がいました。

インターネット検索は甚だしく体力を消耗しますよね。
目を使いまくって、すっかり頭ぐあい悪くなってしまいます。
だからぼく検索するの嫌いなんです。
その不便さを回避する fminorop さんのやり方は正しいと思います。
ぼくはアメリカの図書館司書の人とメール友達で、その人が仕事上検索が得意なので、ときどき厚かましく頼んだりしています。

2008/7/9(水) 午後 0:49 [ ダクセルくん ]

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オランダ語は一度辞書を引くとなるほどと思います。ドイツ語に関連づけられます。De Jong は知りません。今回の Jong は J は Y で置き換えると Young さんになり、そのままにしておけばドイツ人の Jung さんになります。De は The でしょうか。フランスの称号とは無関係なようです。

2008/7/9(水) 午後 2:54 [ fminorop34 ]

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三日月のマリア様の後半部分、
解読が正しくない感じの単語が多く、
省略記号のところも多くて、
どうしても訳せませんでした。

フランス人で「ド」がついてる人はみな貴族なのですか?

2008/7/10(木) 午後 6:08 [ ダクセルくん ]

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そうですか。多少スキップしてみるのも良いかもしれません。やれる所だけやってみましょう。出来ないのは仕方がありません。カトリック教会の人を探してみたいですね。

誰でも de とか von を名乗れません。イギリスのように一人(おそらく長男)が爵位を相続する国もありますが、大陸では男子はみな名乗れるようです。勿論独身であれば女もその称号を名乗れます。フランスの de だけでは貴族というより、日本の士族ぐらいな感じかなと思ったりします。下級士族ではいけないかもしれませんが。三菱の岩崎は男爵になりましたが、この爵位を相続し、貴族院議員の有資格者は長男に限られるのではないでしょうか。

2008/7/10(木) 午後 6:27 [ fminorop34 ]

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では von も貴族なのですか?
じゃあフォン・ベートーベンは貴族なのでしょうか?
手塚治虫のルートビヒという漫画で、貧しい家庭だったというのを見ましたが。

では、ベリーこうは次に移りますか。

デーメルの詩、1つ読んでみました。
イエスがマグだらのマリアに彼女の櫛と彼女が体を洗ったスポンジをくれと頼む、へんてこな詩がありました。
性愛の詩という意味がわかりました。

あのサイトのデーメルのページには英訳がそんなになく、読めるのはわずかだとわかりました。
シベリウスも曲を書いていますね。
シベリウスは、舘野泉の本から、ファンになりました。
ぼくは舘野泉のサイン入りの本を持っています(ぼくが子供のころ母さんがコンサートで買って、サインをもらってきた)。『貨物列車のピアニスト』という本です。
すごく詩情のある、大好きな本です。

2008/7/11(金) 午後 1:19 [ ダクセルくん ]

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ベートーベンは van でしたね。オランダ語というか低地ドイツ語なのでしょう。これには家柄の詐称だというスキャンダルがあったとの話です。みな家系には拘るのですね。

van Gogh の家族にもゴッホ家という意識が強く、変人の息子には、牧師という名誉ある家が大変だったでしょう。親も大変な思いをしたことでしょう。世俗的に成功しなかった日本人は楽です。私の姓は松平でないし、ましてや徳川でもありません。

2008/7/11(金) 午後 1:38 [ fminorop34 ]

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カラヤンの von はそれほど古い家系ではなく、移民の子孫だったと思います。なにか功績があったのでしょうか。お金を使って手に入れたのでしょうか。その他 von を付けるのを許された文人もいます。別に領地を王様から頂くわけでもなく、たんなる見栄みたいなものです。だから演奏会でミスターとかヘルでは寂しい、恥ずかしいと思う音楽家が手に入れたかった称号は「博士」です。ドクトールで紹介される満足感が味わえたのでしょう。

2008/7/11(金) 午後 1:48 [ fminorop34 ]

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前衛作曲家の Webern には(von)Webern としてある場合があります。恥ずかしがり屋でvon を付けたくなかったという説があります。もう一つの説は、第一次大戦でオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊し、共和国になったため、身分差別の象徴である von が禁止されたというのです。彼はこのvon に殊のほか愛着があったという話です。von が禁止されたのかどうかは歴史学者に任せるとしましょう。

2008/7/11(金) 午後 1:59 [ fminorop34 ]

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いずれにしても、実に不幸な人生です。一人息子は終戦間際に勝ち目のない東部戦線に送られ、機銃掃射であえなく死亡しています。殺人行為をせずに死んだのがせめてもの救いです。娘は親衛隊員と結婚し、戦後食い詰めて闇屋になり、投獄されました。不幸な彼は一幅しようと家の外でタバコを吸い、それを誤解した占領軍の米兵の銃弾で死亡しました。僕はやはり von と名乗りたかったのではと思いますが。

2008/7/11(金) 午後 2:07 [ fminorop34 ]

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世紀末ウィーンの作家だと記憶しますが、夜会で見かけた人に von が付いていたため、ある女性があれやこれや彼に思いをめぐらせる小説を読んだことがあります。 von が付くだけでアホなことを言っても、気取らなくて良いと思われるし、ちょっとした仕草も奥ゆかしく見えるのです。貴族社会に依存したベートーベンにしてみれば、家柄だけでも貴族と対等になりたかったでしょう。

2008/7/11(金) 午後 2:18 [ fminorop34 ]

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ベリー公の次の祈祷文はゲストブックに入れておきました。今度は易しすぎて、拍子抜けでしょう。

2008/7/11(金) 午後 2:32 [ fminorop34 ]

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デーメルのどの詩が気になりますか。教えてください。いつも韻文もどきで苦労するのはヴェルレーヌです。これは原文の模範的な朗読を聴き、それを諳んじるのが本来の姿です。例の「枯葉」ですが、英訳で苦心惨憺して三ヶ月かけましたが、いまだに不満です。デーメルを英訳するのは韻文にしても半日で済む場合があります。

2008/7/11(金) 午後 2:39 [ fminorop34 ]

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また歯の調子が悪くなっています。
パソコンやらなければ調子いいのですが。
無言の行をあみ出した古代の行者が、人と会話すると頭ぐあい悪くなることを見て、健康を回復するために会話を断ったように、
ぼくもパソコンを歯がよくなるまで断った方がよいと思うんですが・・・


デーメルの詩はまだ読んでいません。
これからちょっとずつ読んでいくのです。
訳が簡単だとすると、この人の詩は単純な詩なのかもしれませんね。
また、論理によって書いているのでなくて、常識でわかる程度のことを書いているときは、訳が簡単なはずです。
だから fminorop さんはデーメルを軽視しているのかもしれません。
ぼくはまだ何も読んでいないので、デーメルの詩が全体にどういうものなのか、まったくわかりませんが。

de とか von とか van とかについては、今までなんとなく疑問を持っていたので、教えてもらえてよかったです。

2008/7/13(日) 午前 9:58 [ ダクセルくん ]

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歯は気をつけてください。

訳が難しいのは「言語上」の問題です。ヴェルレーヌは単純な詩人でしょう。でも一行の言葉の数が少ないです。しかも韻文です。もう一語あったらと思います。これを他の言語に翻訳するのはおそろしく難しいのです。

2008/7/13(日) 午前 10:14 [ fminorop34 ]

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関係ない話ですが、
ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』持ってますか?
3年前父さんの本をいれてるダンボールから見つけて、読みはじめましたが、
まだ下巻の前半までしか読んでいません。
きょう、朝なにげなく下巻の表紙を眺めていたら、
ふと、そこに小さく書いてあるラテン語が読めました。
今までは字体が難しくて、読めなかったのですが、今日は、
ubi babilon. is est
iste mundus ardet
と読めました。
「ここはバビロンです。つまり、
この世界が燃えてい(騒乱状態にあり)ます。」
というような意味かと思います。
そして表紙の絵が、
バビロンが燃えている絵だとわかりました。

2008/7/13(日) 午前 10:21 [ ダクセルくん ]

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たしかに字数が少ないものは、訳せないでしょうね。
訳者が完全にその文のイメージを捕らえていないと、またその上に、訳者がその新しい常識的語彙では言い表せないイメージを言葉に直す能力を持ってないと、
訳せないでしょう。

2008/7/13(日) 午前 10:25 [ ダクセルくん ]

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家内の本箱には英文だと思いますが、眠っているはずです。流行りましたね。私は映画で済ましました。ジェームス・ボンドでしたか。dakuserukun さんのように神学の素養のある方には面白かったでしょう。ubi babilon. mundu、 ardet に関しては言われてみれば連想できるかもしれません。

2008/7/13(日) 午前 10:32 [ fminorop34 ]

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それでも俳句に凝ったドイツ人が音節数が5・7・5の訳をしています。短いのは言い訳になりません。韻文詩はイタリア語、フランス語に向いたものです。それをドイツ語、英語にしようとするのはそもそも無理があります。でも長ければ語順を入れ替えたりしてなんとかなります。私は英語はかなり読んでいます。でもフランス語やドイツ語は読みきれません。ですから「作詩」を始めました。

2008/7/13(日) 午前 10:41 [ fminorop34 ]


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