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今回は前回の「セックス、ドラッグ、ロックン・ロール」のフランス語のパロディーを作ってみた。狭い海峡をこえるだけのことである。韻文となると英語版を翻訳しただけのつもりであるが、内容は違ってくるみたいである。韻の要請から、最終行にsacré という言葉を持ってきた。sacréは形容詞である。フランス語ではありふれた形容以外形容詞は名詞の後に来る。 困ってしまったが、どうしてもsacré(神聖なる)を中に入れたかった。この場合 sacré は嫌味な意味になるそうである。そういわれれば、「畏れ多くも」などという言葉は、われわれが嫌っている人物あるいは物を修飾して使うことがある。 ただその意味で sacré を使うとニュアンスは違ってくる。キーツの原詩ではとことん快楽を追求したいという願望が現れている。だが今回韻を綺麗に踏むための操作で、悪いと知りながら、止められないという意味になると思うのだが、どうであろうか? Give Me Women, Wine, and Snuff Give me women, wine, and snuff Untill I cry out "hold, enough!" You may do so sans objection Till the day of resurrection: For, bless my beard, they aye shall be My beloved Trinity. John Keats ―――――――――――――――――――――――――――――――――― Sex, Drug, and Rock’n’Roll I will sell to Satan my soul. To get Sex, Drug, and Rock’n’Roll I will be damned for my affection On the day of Resurrection: I will have an affinity To the devilish Trinity. セックス、ドラッグ、ロックン・ロール セックス、ドラッグ、ロックン・ロール! 僕は悪魔に魂を売ってもいい これが大好きなのだから 最後の審判で地獄行きだ。 それでも僕はこの悪魔の 三位一体に執着するはず。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 仏訳 Sexe, drogue et rok’n’roll Donnez-moi sexe, drogue et rok’n’roll Jusqu'à ce que j'en aie ras-le-bol ! Ne dites jamais "Non! Objection!" Jusqu'à la Résurrection Ils devraient être, en vérité, Ma sacré Trinité. セックス、ドラッグ、ロックン・ロール 俺はウンザリするまでは続けたい! キリスト復活の日まで 「いや、ダメ!」といわないで! こいつらは今後とも 俺の三位一体だろうよ。 今回も furanchphileさんから文法上の指摘があり、私が修正した箇所を報告しておきます。 第二行はJusqu'à ce que j'en ai ras-le-bol ! → Jusqu'à ce que j'en aie ras-le-bol ! 修正は ai→ aie である。いわゆる接続法が良いということである。これは私も納得して修正しておいた。 重要な指摘は第一行の sexe, drogue et rok’n’roll → le sexe, la drogue et le rok’n’roll である。フランス語では冠詞を付けなければいけないとのことである。だがそうすると四歩格(8音節)が3音節増えることになる。フランス語の文法を守りながら、なんとかして四歩格にできないものか思案中。 修正: Le sexe, la drogue et le rok’n’roll Le sexe, la drogue et le rok’n’roll
Jusqu'à ce que j'en aie ras-le-bol ! Ne dites jamais "Non! Objection!" Jusqu'à la Résurrection Ils devraient être, en vérité, Ma sacré Trinité. |
英詩訳(独仏)
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