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ドイツ語圏で最初の自動車旅行の本を出版したビアバウム氏の詩である。偶数行で韻を踏む形式になっている。以前タカをくくり英訳してブログに投稿した。今回見直してみたら、当時の余りの無知に驚き、改定版を投稿することにした。知識がつけば英語が良くなるわけではないが、誤解には気づいた。 ドイツ語は格変化で母音が付きやすく、英語の詩より長くなるというのが私の感想である。原詩は四歩格(8音節)であるが、英語で四歩格にすると冗長な感じがしたので、7音節で整える工夫をした。 なおこの詩はキリスト教の「クレド(使徒信条)」の形式を取っているので、英訳でもそれを真似たかったが、成功したかどうか疑わしい。また牧神の笛を「シリンクス」と洒落てみたかったが、音節数も喰うし、対にはスフィンクスを持ってこなくてはならないので諦めた。 牧神はマラルメにより夏の季節の詩とすべきという固定観念が私にはあった。今回の詩で生と死の神である牧神が笛を吹いている季節はどちらとも取れる。秋の詩かもしれない。極端な牧神はフロストである。荒廃した自然を見て、自分の縄張りを侵すものがありえないことを確信して満足の笑みを浮かべている。今回のビアバウムの詩は我々の常識に配慮してくれた作品である。 Faunsflötenlied Ich glaube an den großen Pan, Den heiter heiligen Werdegeist; Sein Herzschlag ist der Weltentakt, In dem die Sonnenfülle kreist. Es wird und stirbt und stirbt und wird; Kein Ende und kein Anbeginn. Sing, Flöte, dein Gebet der Lust! Das ist des Lebens heiliger Sinn. Otto Julius Bierbaum 牧神の笛の歌 我は偉大な牧神を信ず。 神聖なる活生の精霊。 彼の鼓動は大地の韻律 溢れる陽光は回り踊る。 誕生し、死し、再生する。 終わり無く、始めも無く。 歌え、吹け、欲望の祈り! これぞ神聖な生の感受性。 ビアバウム 英訳 Pan’s Flute I believe in Pan the god, The unique vital spirit; Nature pulses thro thy rhythm, The sunshine dances to it Birth and death and death and birth: Without end, without begin. Sing! Blow thy prayer of lust! It is thy sense of being. Otto Julius Bierbaum 牧神の笛 我は神なるパンを 唯一生の霊たるを信ず。 自然はその律で鼓動し 陽はそれに合わせ踊る。 誕生と死、死と誕生。 終わり無く、始めもなく 欲望の祈りを歌い、吹け! これぞ汝の感ずる生存。 ビアバウム
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独詩訳〔英仏)
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...




日本語訳のほうの感想ですが、
永遠に回り繰り返されるというイメージ、現世主義のような思想、が溶け合って、
目くるめく印象でした。
改訳したそうですが、前読んだときと同じ印象です。
前の訳にも本質はちゃんと訳出されていたのでしょう。
英訳もこれからは読んで、
少しずつでも韻に触れて、味わえるようになっていきたいです。
2008/9/10(水) 午後 5:12 [ ダクセルくん ]
読んでおられたのですか、いつも誰も読まないと思って読んでいます。改訳はおもに英語についてです。
脚韻ですが、イタリア語と違い難しいのです。それで定石があります。たとえば purple ですが、厳格な韻に拘る人は最後に来ないようにします。私はこの美しい言葉が最後にもってこれません。それに季節は秋ですが、autumn 最後には持ってこれません。
英語の韻に関してはあるサイトを見つけました。また後ほど報告します。
2008/9/10(水) 午後 5:54 [ fminorop34 ]
それはともかく易しい詩のラテン語訳をされませんか?ラテン語は日本語と同じで a, e, i, o, u の数で音節数が勘定できます。ラテン語は冠詞がなくて、英語より短く出来ます。4行の詩ならいくらでもあります。
2008/9/10(水) 午後 7:17 [ fminorop34 ]
それに付け足しますが、英語では重母音は一つで数えます。気を付けなければいけないのは、cradle, riddle などは母音が一つしかないように見えますが、二つで数えます。dle は一音節です。この言語学的な意味は友人に訊いてみます。
2008/9/10(水) 午後 7:52 [ fminorop34 ]
やさしい詩のラテン語訳、
それはいい提案です。ありがとうございます。
いまはやる気が起きないけれど、
そのうちやり始めるかもしれないです。
ラテン語作文は、前からやりたいと思っていた勉強ですから。
2008/9/11(木) 午後 2:00 [ だくせる ]
ご予定がおありでしょうから、要らぬお節介をやいたかもしれません。書くことにより、読めるようになることは確かです。聖アウグストゥスの本もスラスラ読めるようになるといいですね。
2008/9/11(木) 午後 2:09 [ fminorop34 ]
アウグストゥスでなくアウグスティヌスです。
いいえいらぬお節介でなく、ぼくもやる必要は感じているのです。
ただ時間をどう当てたらいいか、いま思いつかないからやらないのです。
一日30時間ぐらいあったら、やりたい勉強をもうちょっとできるでしょうにね。
2008/9/11(木) 午後 3:19 [ だくせるくん ]