ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

コールリッジ

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「今日の詩」からコールリッジの「自然へ」と題するソネットが届けられた。湖畔詩人の主張を明快に語ってくれている。ごく自然な作品で、ワーズワス作といわれても私は疑問をいだかないだろう。

韻の構造は ABBA CDDC EFFE GG である。イタリアン・ソネットという形式なのだろうか。

To Nature

It may indeed be fantasy when I
Essay to draw from all created things
Deep, heartfelt, inward joy that closely clings;
And trace in leaves and flowers that round me lie

Lessons of love and earnest piety.
So let it be; and if the wide world rings
In mock of this belief, it brings
Nor fear, nor grief, nor vain perplexity.

So will I build my altar in the fields,
And the blue sky my fretted dome shall be,
And the sweet fragrance that the wild flower yields
Shall be the incense I will yield to Thee,

Thee only God! and thou shalt not despise
Even me, the priest of this poor sacrifice.

Samuel Taylor Coleridge (1772-1834)


自然に

それはまさに想像力のなすわざ
僕はあらゆる創造物から
心底深い内なる喜びを引き出し
さらには僕を取り巻く草や花から

愛と信仰心の教えを求める。
それでよい。世間がそろって
この考えを嘲笑ったとしても
怖れも、悲しみも、困惑もない。

僕が野原に祭壇を建てれば
青空は模様を施した丸天井になり
野の花からもれる甘い香りは
汝に捧げるお香になるはず

唯一の神よ!汝この乏しきを
捧げる司祭の僕を蔑みたまうな。

コールリッジ (1772-1834)

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たしかに、素直な表現のおおらかな主張の詩ですね。コールリッジについては、私は「クリスタベル」くらいしか、きちんと精読していないので、ああいったバラッドみたいなのが彼の持ち味なのかと思っていました。

2009/7/18(土) 午後 11:46 [ cygnus_odile ]

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今晩は!恥ずかしながら、私は「クリスタベル」を読んでおりません。この詩は彼の特徴が出ているとはいえません。少なくとも何時ごろの作品なのか、もう少し調べさせてください。

2009/7/19(日) 午前 0:01 [ fminorop34 ]

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コールリッジの孫になる E.H.Coleridge(父親は学者)が編集した「全集」には含まれているようですが、生前には発表されなかった詩で1820?とされています。

2009/7/19(日) 午前 0:42 [ fminorop34 ]

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草稿が気に入らなかったのか、草稿を無くしてしまったのか、コールリッジ学者に任せる外はありません。ですがコールリッジは原稿を無くすのはよくあったみたいです。

2009/7/19(日) 午前 10:54 [ fminorop34 ]

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クリスタベルは、Part IとIIが残っていますが、結局、完成されなかった、未完の作品ですね。私は、こちら
http://etext.virginia.edu/stc/Coleridge/poems/Christabel.html
のテキストを利用して読んでみました。なお、元々私がクリスタベルを読もうとしたのは、レ・ファニュの『カーミラ』に多大な影響を与えた作品だと言われているので興味を持ったのが発端です。
ひどく中途半端な場面で終わっていますので、ぜひ完結してほしかったですね。

2009/7/20(月) 午後 0:07 [ cygnus_odile ]

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貴重な情報有難うございました。レ・ファニュの『カーミラ』も存じていません。『カーミラ』はすでに訳されてブログに載せられたのですか?色々教えてください。

2009/7/20(月) 午後 0:22 [ fminorop34 ]

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「カーミラ」は吸血姫を主題としたドラキュラに先立つゴシックホラー小説ですので、fminoropさんの趣味には合わないかもしれません。恥ずかしながら拙訳をクリスタベルなどとともに、こちら
http://www.geocities.jp/cygnus_odile/tategaki/tatetop.html
へ、掲載しております。ご参考まで。

2009/7/21(火) 午後 11:28 [ cygnus_odile ]

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へー凄いですね。ホラーは分かるのですが、ゴシックがつくとまた違ってくるのですね。読ませていただきます。クリスタベルも怪奇な詩ですか。面白そうですね。

2009/7/21(火) 午後 11:44 [ fminorop34 ]

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追記:「カーミラ」については、eurekaさんのブログ、
http://blogs.yahoo.co.jp/eureka0313/folder/1030273.html
でも読めます。不慣れな私のより日本語としてこなれていますよ。

2009/7/24(金) 午前 0:00 [ cygnus_odile ]

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有難うございます。「クリスタバル」と「カーミラ」あるいはポーへの影響についてはウィキで読みました。興味があります。さしあたりポーのテキストはアメリカのサイトから送ってくるのですが、苦手意識はあります。

話は飛びますが、いい年をして若い人に教えられて facebook に加入しました。Coleridge で検索すると、オーストラリアで Fred Coleridge 高校生がいました。S.T.Coleridge は彼の great great great great great uncle だそうです。いたって健全そうな男の子で高校でボートのコックスをやっているみたいです。

2009/7/24(金) 午前 8:11 [ fminorop34 ]


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