ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

コールリッジ

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湖畔詩人の最後の生き残りであるハートレイ・コールリッジがはや過ぎ去ったロマン派の時代を悼む秋の歌である。


NOVEMBER

THE mellow year is hasting to its close;
The little birds have almost sung their last,
Their small notes twitter in the dreary blast --
That shrill-piped harbinger of early snows:

The patient beauty of the scentless rose,
Oft with the Morn's hoar chrystal quaintly glass'd,
Hangs, a pale mourner for the summer past,
And makes a little summer where it grows:

In the chill sunbeam of the faint brief day
The dusky waters shudder as they shine,
The russet leaves obstruct the straggling way
Of oozy brooks, which no deep banks define,

And the gaunt woods, in ragged, scant array,
Wrap their old limbs with sombre ivy twine.

Hartley Coleridge (1796-1849)


十一月

芳潤の年は終わりへと急ぐ。
小鳥もいまや歌いつくし
小声でさえずり、暗い突風――
早い雪を告げる高い笛の音。

香り失せても、褪せぬバラの美貌
ときに朝の水晶の柱で飾られ
青ざめて過ぎし夏を悼み
ささやかな夏をその場に迎える。

微かな日差しの冷たい光線を浴び
水は黒ずみ、身震いしては光り
堤に仕切られずににじみ出た小川は
行く手を赤茶色の葉にふさがれる。

まばらでボロをまとった森は
地味なツタを編んで体を包む。

ハートレイ・コールリッジ (1796-1849)

閉じる コメント(2)

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全く門外漢の私ですが「十一月」は
心に沁みました。
同感できる歳になったことと、
貴兄の訳が素晴らしい故でしょう。
今後も宜しくお願いします。

2009/8/26(水) 午後 1:56 [ minuma ]

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minuma さんコメント戴き有難うございます。このような大人しい詩は彼にはぴったりだったようです。偉大な父親の影に隠れていますし、時代の潮流からも取り残されました。それでもイギリスに根強いファンがいるのはうなづけますね。私も今後読んでみたい詩人になりました。

2009/8/26(水) 午後 2:57 [ fminorop34 ]


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