ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

ウォリス・スティーブンス

[ リスト ]

イメージ 1

今日のウォリス・スティーブンスの詩が成功しているか疑問である。話者は無言の男との共同作業を続ける。風が吹くうち、男は一切人生を口から語ることなく、その仕草で話者に彼の人生を悟らせる。いつしか年老いた茶色のメンドリも青ざめた海もいつしかトルコブルーの色になっていた。この色は話者の気分の爽やかさを表している。私にもこれに似た体験はあるけれど、それが詩という手段で語りつくされるのか。まして翻訳者の私の日本語表現能力では無理な話。とにかく実験的であることだけは確かである。


Continual Conversation With A Silent Man

The old brown hen and the old blue sky,
Between the two we live and die--
The broken cartwheel on the hill.

As if, in the presence of the sea,
We dried our nets and mended sail
And talked of never-ending things,

Of the never-ending storm of will,
One will and many wills, and the wind,
Of many meanings in the leaves,

Brought down to one below the eaves,
Link, of that tempest, to the farm,
The chain of the turquoise hen and sky

And the wheel that broke as the cart went by.
It is not a voice that is under the eaves.
It is not speech, the sound we hear

In this conversation, but the sound
Of things and their motion: the other man,
A turquoise monster moving round.

Wallace Stevens (1879 – 1955)


静かな男との交流

老いぼれた茶色い雌鶏と青ざめた空
二つの間で我らはかつ生き、かつ死ぬ――
壊れて丘に残された荷車の輪。

まるで海に見られながら
我らは網を乾かし、繕い
語り続けるよう、いつまでも、いつまでも――

いつまでもつづく意志のあらし
ひとりの意志、おおくの意志、そこへ風が
葉にはいろんな意味があると、かたりに

ノキの下におりてきて、話にくわわり
大あらしとナヤとのむすびつき
トルコブルーのメンドリとソラと

こわれたニグルマのワとのつながりをかたる。
これはノキのコエではない
はなしでもない、われらがやりとりで

ききとったオトではなく、モノオトと
ウゴキなのだった、もうひとりのオトコ
うごきまわるトルコブルーのオバケ。

ウォリス・スティーブンス(1879 – 1955)

「ウォリス・スティーブンス」書庫の記事一覧


.
fminorop34
fminorop34
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事