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チャボは小さいが血の気の多い鶏である。アメリカで非常に人気があり、田舎ではよく飼われているそうである。スティーブンス自身と思われるチャボのチンペラが(アメリカの詩壇?の)有力者に因縁をつけている。 Bantams in Pine-woods Chieftain Iffucan of Azcan in caftan Of tan with henna hackles, halt! Damned universal cock, as if the sun Was blackmoor to bear your blazing tail. Fat! Fat! Fat! Fat! I am the personal. Your world is you. I am my world. You ten-foot poet among inchlings. Fat! Begone! An inchling bristles in these pines, Bristles, and points their Appalachian tangs, And fears not portly Azcan nor his hoos. Wallace Stevens (1879-1955) 松林のチャボ カフタン着たアズカン族のイッファカン酋長さん 首の羽毛真っ赤にしてさ、止まりな! 全国区の雄鳥さんよ、まるでお天道さまも 貴様のまばゆい尻尾をつけた黒い出目金だぜ。 デブ!デブ!デブ!デブ!俺は俺。 貴様には貴様の世界、俺には俺の世界がある。 小人の中では巨人かもしれないが、デブすぎ! とっとと消えろ!松林のチャボは怒っているぞ 怒ると一段と、【アパラチアの臭いがきつくなるぜ】 カップクのいいアズカンも怖くない、「フー」の息も怖くない。 ウォリス・スティーブンス(1879-1955) 注 1.この珍妙な詩の解読にあたり、Thomas Francis Lombardi 著 ”Wallace Stevens and the Pennsylvania key stone”をグーグル・ブックで参照した。著者はStevens が育ったペンシルヴァニアを強く意識していると主張している。そうかもしれないが、すべてその意識で見ると「黒い出目金」も「黒人召使」になってしまう。第二詩節のblackmoor であるが、black moor とするとウィキに出てくる。ウェッブ上でみかけた注釈書ではblackamoor(黒人男性)と間違えている。そこから珍妙な注釈が生まれる。これは「黒出目金」とすべきである。そうすると黒出目金の尻尾とチャボの尻尾との類似性が分かる。 |
ウォリス・スティーブンス
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