ヘ短調作品34

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I know a place where Summer strives [337]

I know a place where Summer strives
With such a practised Frost —
She — each year — leads her Daisies back —
Recording briefly — "Lost" —

But when the South Wind stirs the Pools
And struggles in the lanes —
Her Heart misgives Her, for Her Vow —
And she pours soft Refrains

Into the lap of Adamant —
And spices — and the Dew —
That stiffens quietly to Quartz —
Upon her Amber Shoe —

Emily Dickinson (1830-86)

私が知っている場所で

私が知っている場所で
夏は手ごわい霜と闘いながら――
例年ヒナギクを帰宅させ――
「行方不明」と――記録している――

だが南の風が池をゆらし
歯をくいしばり小道を進むころ――
立てた誓いが気になり――
彼女は「ほどほど」を

頑固者の膝にふりかけ――
味付けする――さらに露にも――
露は彼女の琥珀色の靴の上で
恐縮して大人しく水晶になる――

エミリー・ディキンソン (1830-86)

* 待ちに待った夏。まだ冬は粘っている。咲き始めたヒナギクもあわてて隠れる。だが夏の光は約束した時間を守れないのではと気にしだす。夏は冬の「頑固者」の主たちに「ほどほど」を促している。露にも「琥珀色」の光を浴びせて退去の合図を送る。

* 「彼女の琥珀色の靴の上」とは「夏の光が届く所」。「ほどほど」という調味料があるらしい。

* 韻の構造 [*A*A] [*B*B] [*C*C]

――
Frost → ost
――
Lost → ost

――
lanes → anes
――
Refrains → ains

――
Dew → ew
――
Shoe → oe

閉じる コメント(2)

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解説ありがとうございます。日本の四季の感覚で読むと戸惑ってしまいますね。「琥珀色の靴の上」という表現もわかりました。

2010/4/28(水) 午後 4:49 [ ノーやん ]

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私が滞在したカナダでは一斉に咲き乱れたかと思うと、舞い戻った嵐で息絶えるらしいです。毎年繰り返されるとのことです。

2010/4/28(水) 午後 4:53 [ fminorop34 ]


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