ヘ短調作品34

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伯爵令嬢カロリーネ・エステルハーツィがお忍びで村の酒場にやってきて歌って踊る。こんな事があろうはずはないが、制作当時歌も踊りも上手な人気女優エッゲルト・マーリア(1912 - 2013)を起用したから必然的にこういう場面になったのだろう。シューベルト訳はハンス・ヤーライ(1906–1990)である。二人とも長寿を全うしたが、エッゲルト・マーリアは80歳でリサイタルを開き、101歳で天国に召されたという達者な女性である。オリヴィア・デ・ハヴィランドがこの記録を破るのかどうか。
 
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暇人がパソコンを触っていると色んな物に出くわす。なんと私が生まれて初めて連れてってもらった洋画の一部があった。当時の映画館はどこも満員で子供の私は背伸びをしてもほんの一部しか見られない。毛むくじゃらの手でピアノ演奏する場面があるかと思えば女が笑う場面があり、毛深い女がいるものだと仰天した。その後テレビで見る機会があり、ようやく納得した。映画は「未完成交響曲」であった。先輩もいつもこの映画のことを言っていた。先輩はその笑った女より、主人公のシューベルトが通った質屋の娘が可愛かったと繰り返し言っていた。今日はそのシューベルトとハンガリーの大領主エステルハーツィ伯爵の令嬢カロリーネの音楽のレッスンのシーンである。
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これが正真正銘の "Wedding at Esceri" である。1952年の制作とあるから、社会主義国ハンガリーの正統な演出である。今同じ様式で制作しようとしても不可能であろう。旧共産圏の古色蒼然たる録音やカラーフィルムがなんとも懐かしい。徹底した時代考証により昔のままの民家や民族衣装を再現している。結婚式というのにお坊さんも登場しないし、家の中に聖像が一切ないという演出も社会主義的である。コカ・コーラやマクドナルドの広告がない光景を懐かしむ人もいるだろう。

Wedding at Esceri

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私の友人でソヴィエトが社会主義体制をを維持していた頃のハンガリーに長期滞在していた人がいる。ハンガリーと言えば日本ではリストやバルトークを始めとして音楽の国として有名であるので文通を通してハンガリーの音楽事情等を知る機会を持つことができた。

 

帰国後彼からハンガリーの民族音楽のカセットを頂戴した。珍し物好きの私はすっかり気に入り、何度も繰り返し聴いた。もう40数年前になるであろうか。最近、そのカセットを眼にし、聴き直してみた。女性が地声で歌う東欧圏の民族音楽にはなにかしら性的魅力を感ずるものである。今日は友人のカセットで聞き覚えのある婚礼の歌をYouTube で見付けたので一曲紹介するとしよう。

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誰しも犠牲を払っている。
 
「私はチキンを奮発することはあっても、牛肉は絶対にたべたことないわ」とタマーラ・コジレーヴァは言った。彼女は62歳で、とても年金生活者にはみえない。極東ロシアのマガダンで生まれ、厳しい気候と鬱の発作で健康を損ね、「体はボロボロになったの。」医者にかかると、一回で100ドルもするので、彼女はホメオパシー(同種療法)に切り替えた。彼女は抗生物質よりよく効くという。手術の時は弟から金を借りた。
 
「病気にならないことね」とタマーラは言った。薬を使う治療だと、年金では払いきれないはずよ。
 
10年ほどは生活水準の向上があったが、その後2年間ばかり、ロシア人は、もちろん年金生活者にも、経済の悪化を感じていると、モスクワの世論調査機関レヴァダ・センターの「所得と消費」の主任研究員マリナ・クラシルニコーヴァは言った。
 
年金は少ないが、「餓死する」ことはないと、クラシルニコーヴァは言った。「公共料金と食費を支払い、外出や、カフェに行くことを忘れている限りはね。家でジッとしているだけの生活なら今の年金で充分です。」
 
リュドミラ・ザデルニューク(61歳)のように縞馬模様のセーターや若草色のスカーフ、派手に赤く髪を染めるには年金は足りない。
 
「そりゃー戦争時代と比べれば今は天国、だけど私達も外国の年金生活者の暮らしを知っているからね」とムッとした様子で、ザデルニュークは言った。「外国の年金生活者はレストランに行くけど、私は夢の中で見ているだけ。」
 
人と付き合いたければ、女達が集まるのはDIY教室である。例をあげれば、園芸のクラス、パソコン教室、チェスや80歳代のアエロビクスがある。ザデルニュークはダンスを教えている。
 
この教室はタチャーナ・コノニギーナ(53歳)のアイディアである。彼女は1990年台の初頭にドイツのNGOと組み、老人の教室を開いた。通称「黄金世代の大学」。
 
数百人の学生の大半は平均か平均以下の年金とタチャーナは言う。「最低生活水準」の毎月145ドルで生活している人もいる。
 
「殆どの人が夏はダーチャで菜園している」とタチャーナ。「少し若い世代にはパソコンを教えているの。収入の足しになる仕事を見つけるのに便利でしょう。」
 
「でも此処にやって来る人の大半は友達付き合いを求めてきます」とタチャーナ。年寄りは女ばかり。高齢で男女の比率が等しい国はないでしょう。「子供は出ていき、夫は死に、みんな此処に来るのよ。」
 
コジレーヴァの夫は25年前に死に、娘達は家を出て、教室が気を紛らわす方法の一つになっている。
 
「私の人生は孤独になった」と彼女は言った。「此処が私を救ってくれる。」
 
彼女の最初のクラスは「脳のアエロビクス」だった。
 
「このクラスは高齢者のアルツハイマーのためのプログラムで、これ以上の進行を抑止するために、記憶力を鍛えるものです」とコジレーヴァ。「私は色々取り組みましたよ。詩を暗記しましたし、アナグラムを解きました。」
 
この教室には、伝統的な共産主義の時代精神が感じられた。「なせばなる」という生活態度や朝の体操などがそれである。
 
ファブリチノーバは以前、共産党の役人であった。最近は政党やガズプロムに資金提供の呼びかけるのに熱心である。「誰もお金をくれなかった」とため息をついた。特に共産党がひどかった。「私をこの政党を信じ、未来のためになにかを建設していると信じていた。」
 
「プーティンは万事好調だと言っていますし、私は大統領を尊敬しています」と彼女は言った。「でもなぜプーティンだけなの?プーティンを助けている周囲の人達は何処にいるの?これが気にかかるところよ。」

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