ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

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私が昔カセット録音し、未だに愛聴しているコシュローとノートルダム大聖堂堂合唱団の演奏のアルバムの第二曲は復活祭に唱われる“O filii et filiae” である。この曲はフランシスコ会士JeanTisserand (d. 1494)作の厳粛なグレゴリオ聖歌の一曲であるが、宗派を越えて歌い継がれたものである。コシュローのオルガン付きの演奏により、ロマンチックな祝祭の音楽に相応しい音楽になっている。
 
私のラテン語の能力から、テキストの冒頭部分けを紹介する。アレルヤがまず三回唱われ、合唱団のアレルヤが三回連続対応している。
 
Alleluia, Alleluia, Alleluia.          
O filii et filiae,
Rex caelestis, Rex gloriae
morte surrexit hodie.
 
Alleluia, Alleluia, Alleluia.
 
 
アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ
主の息子ら、娘らよ,
天の王にして栄光の王は
今日死から甦りたまえり.
 
アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ



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前回YouTube で偶然、フランスのオルガニスト、シャルル=マリー・ヴィドールの「マタイ受難曲」の編曲に巡りあったが、またまたヴィドールが関係したオルガン曲を見付けた。本来は中世のグレゴリオ聖歌であったものを、ヴィドールが壮麗なオルガン・ミサ曲に編曲したのである。
 
演奏はノートル・ダム大聖堂合唱隊とノートル・ダム大聖堂の主任オルガニストだったピエール・コシュロー(Pierre Cochereau, (1924 - 1984)である。
 
実は40年以上も前になるが、あるレコード店でこの録音のLPを見つけ、飽きることなく聞き惚れた時期があった。その後傷んだ盤をカセット録音したが、それでもカセットを時々聞いていた。CD盤はないものかと探したが、何処にもなく、半ば諦めかけていた。ヴィドールの「マタイ受難曲」を見付けなかったら、この読唱ミサにも巡り会えなかったであろう。なお今ではCD盤も入手可能とのことである。

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ペーテル・ファン・デ・ヴェルデ

    
Widor - "Mattheus-Final" from "Bach's Memento", played by Peter Van de Velde; Antwerp Cathedral

今日紹介するのはフランスのオルガニスト、シャルル=マリー・ヴィドール(18441937)のオルガン曲である。19世紀には各地のオルガンはロマン派の時代にふさわしく、音響効果もロマンチック・オルガンとして改修され、オルガニストもピアニストのフランツ・リスト並の華麗な名人芸を求められたらしい。今日は当時技巧家として名声をはせたヴィドールの華麗な演奏を偲ぶことにする。曲目は彼の編曲によるバッハの「マタイ受難曲」終曲である。
 
演奏者はアントワープのノートル・ダム大聖堂の主任オルガン奏者、ペーテル・ファン・デ・ヴェルデである。ノートル・ダム大聖堂といえばルーベンスのキリストのトリプティッチの降架の名作で有名である。日本で有名な「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが月明かりの下で目にする祭壇画である。
 
ヴィドール自身ブリュッセルの教会のオルガニストになったそうだが、アントワープのノートル・ダム大聖堂ではその記述がない。調べてみるとこのオルガンは目下大改修中だそうであり、ペーテル・ファン・デ・ヴェルデの演奏は聞けないようである。
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Count not that far that can be had,
 
Count not that far that can be had,
Though sunset lie between —
Nor that adjacent, that beside,
Is further than the sun.
 
Emily Dickinson


両隣の星の間に陽が沈むと

 

両隣の星の間に陽が沈むと

星の距離の計測は不可能

最接近した星が太陽よりも

遠方ならばやはり不可能

 

エミリー・ディキンソン

 

視覚上は接近していても星の遠近が分からないと、エミリーの主張しているように思える。この詩を論じたブログや本は何の訳にも立たなかった。「愛」とか「性」の難しい議論はエミリーには無縁であるということである。文法を徹底的に解析して、半年後にまた考えてみることにしよう。

 
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Delayed till she had ceased to know—

Delayed till she had ceased to know—
Delayed till in its vest of snow
Her loving bosom lay—
An hour behind the fleeting breath—
Later by just an hour than Death—
Oh lagging Yesterday!
 
Could she have guessed that it would be—
Could but a crier of the joy
Have climbed the distant hill—
Had not the bliss so slow a pace
Who knows but this surrendered face
Were undefeated still?
 
Oh if there may departing be
Any forgot by Victory
In her imperial round—
Show them this meek apparreled thing
That could not stop to be a king—
Doubtful if it be crowned!
 
Emily Dickinson
 
彼女は知るのが遅れた――
 

今日を知るのが遅れ――

白雪の衣装に可憐な

胸を包むのが遅れた――

最後の吐息の一時間――

死に遅れたる一時間――

昨日の苛立つ遅れ!

 

今日の成行きを察し――

ただ歓声を上げて

遙かなる丘を登れば――

喜びが遅れなければ

この諦め切った顔も

悲嘆に暮れてないが。

 

天への旅立ちであれば

彼女の勝利の凱旋式に

全てを忘れていたはず――

哀れな装束の男を見よ

彼は今もなお王者なり――

だが王冠に相応しきか?

 

エミリー・ディキンソン

 

この話はシェイクスピアの悲劇「リア王」の最後を語っている。今や狂気の父親に一番忠実な娘コーデリアの救援が遅れ、絶望の表情で天国へと向かう話である。父親の無事を確かめ安堵して天国に向かえば幸せだったというのはエミリーらしい脚色である。


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