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Dropped into the Ether Acre —
Dropped into the Ether Acre —
Wearing the Sod Gown —
Bonnet of Everlasting Laces —
Brooch — frozen on —
Horses of Blonde — and Coach of Silver —
Baggage a strapped Pearl —
Journey of Down — and Whip of Diamond —
Riding to meet the Earl —
Emily Dickinson
沸騰する衣装を纏い―― 沸騰する衣装を纏い――(真紅の雲?) ブローチ付きの――(太陽に近い金星?) 長紐付きの帽子――(光り輝く太陽?) 天空に落ちる―― 金色の馬――銀色の馬車――(先端は金色、後部は銀色の雲) 真珠で飾った荷物―― 羽毛の旅立ち、一閃の流星――(?) 次の領地へ移動―― Sod: 古語 seeth の三人称、単数、過去形ある。過去分詞という記述はなかったが、詩では過去形が、過去分詞として使われることがある。強引だが、「沸騰する」の過去分詞とした。芝という意味が最も普通であるが、一層何の意味やら分からない。 Down: 羽毛の意に解釈した。雲の喩え。 Whip of Diamond:流星と解釈した。 昨夜一晩考えたが、いつもの夕陽賛美の詩ではなく、夕焼け雲を描いたものと思えてきた。今日の所は、燦然たる夕陽が沈み、朱に染まった雲が悠然と移動する様子をきらびやかに描いた詩ということにしておこう。全くの間違いとは思えないが、幻想、妄想が混じってはいるだろう。久しぶりの超難詩である。 |
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Dying! Dying in the night!
Dying! Dying in the night!
Won't somebody bring the light
So I can see which way to go
Into the everlasting snow?
And "Jesus"! Where is Jesus gone?
They said that Jesus — always came —
Perhaps he doesn't know the House —
This way, Jesus, Let him pass!
Somebody run to the great gate
And see if Dollie's coming! Wait!
I hear her feet upon the stair!
Death won't hurt — now Dollie's here!
Emily Dickinson
死ぬわ!夜中に死ぬわ! 死ぬわ!夜中に死ぬわ! 誰か灯りを持って来て! 雪が降り続くけれども 方向が分かるでしょう! 畜生!イエスはどこに? イエスならいつも来る―― 彼は家を知らないはず―― イエスこちらへ、通せ! 正門に走る人が近寄る ドリーを見る!待って! 階段で足音を聞いたわ! 死は壊さず――ドリーはいる! エミリー・ディキンソン エミリーにしては単純なお話である。パンが二箇所登場するので、翻訳は不可能である。 この詩に登場する Dollie とは人形の意味と女性名 Dorothea の指小形の Dollie がある。当時としては珍しい目を閉じる人形を見て、Dollieが死んだと大騒ぎになったが、女の子の Dollie は生きていたというお話。この際癒やしで知られた Jesus を呼んだが、Jesus は俗語の間投詞としても使われる。日本語の「畜生」に相当する。Dollie と Jesus の二つのパンとエミリーの新しもの好きが出ている。ちなみに、気圧計、ガスランプ、アイスクリーム製造機が登場する。 |
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He was weak, and I was strong — then —
He was weak, and I was strong — then —
So He let me lead him in —
I was weak, and He was strong then —
So I let him lead me — Home.
'Twasn't far — the door was near —
'Twasn't dark — for He went — too —
'Twasn't loud, for He said nought —
That was all I cared to know.
Day knocked — and we must part —
Neither — was strongest — now —
He strove — and I strove — too —
We didn't do it — tho'!
Emily Dickinson
彼は元気なく、私は元気――なら―― 彼は元気なく、私は元気――なら―― 彼は私に先を譲った―― 私は元気なく、彼は元気――なら―― 私は彼に先を譲った―― 遠くなかった――もうドアに到着―― 暗くなかった――彼が一緒だから―― 静かだった――彼は無言だから―― 以上は私が注意してしったこと。 太陽がノックした――出発の時間―― 彼も私も同じ程度に元気だった―― 彼は頑張り――私も頑張ったが―― 勝負はつかなかった! エミリー・ディキンソン この詩はパズルであり、答えは私と影の競争をエミリー風に言えばこうなる。 第一詩節:私が太陽に向かう時、影は私にリードされる。 第二詩節:私が太陽を背にする時、影は私をリードする。 第三施設:真昼時は私と影一緒でどちらもリードできない。 |
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A feather from the Whippoorwill
A feather from the Whippoorwill
That everlasting — sings!
Whose galleries — are Sunrise —
Whose Opera — the Springs —
Whose Emerald Nest the Ages spin
Of mellow — murmuring thread —
Whose Beryl Egg, what Schoolboys hunt
In "Recess" — Overhead!
Emily Dickinson
繰返し歌い続ける
繰返し歌い続ける ウィップ夜鷹の羽! 彼の見物人は朝日―― 彼の仕事は跳躍―― エメラルド色の巣は 優しく呟く糸から 年月が紡いだもの―― 彼の緑石の玉子は 男の子が好んで 頭上の凹みで採集! エミリー・ディキンソン
北米のWhippoorwill(Whip.poor.will)ホイップアーウィルヨタカは人間の言葉に似た鳴声を続ける。訳せば「弱い意志を鞭打て」である。仏法僧のアメリカ版である。カタカナ表記すると長くて舌が回らない。夜鷹の一種らしいので略してホイップ夜鷹にしておいた。日本ではどうせ聞けない鳥であるから勘弁してもらおう。
声はすれど、姿は見にくい鳥であるが、鳴声が珍しく、玉子が綺麗なので人気がある。
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The Sun kept setting — setting — still
The Sun kept setting — setting — still
No Hue of Afternoon —
Upon the Village I perceived
From House to House 'twas Noon —
The Dusk kept dropping — dropping — still
No Dew upon the Grass —
But only on my Forehead stopped —
And wandered in my Face —
My Feet kept drowsing — drowsing — still
My fingers were awake —
Yet why so little sound — Myself
Unto my Seeming — make?
How well I knew the Light before —
I could see it now —
'Tis Dying — I am doing — but
I'm not afraid to know —
Emily Dickinson
日没はじっとそのまま
日没はじっとそのまま
明るい午後でない――
村中のすべての家々で
今は正午と感じた――
夕暮はじっとそのまま
露は草に降りない――
だが私の額に一滴降りて――
私の顔を濡らした――
足はうたた寝したまま
指は目覚めていた――
なぜ、この小さな音で
姿だけの私は生きる?
以前は光がよく見えたが――
光が見られたらなあ――
これが臨終――今の私――でも
怖がらずに知ろう――
エミリー・ディキンソン
エミリーの死に関する詩の類型としては「棺桶」か「墓場」の詩が多く、「臨終」の類型はよく知られた「死の床で私はハエの羽音を聞いた」がある。
第一詩節:彼女が見飽きなかった「日没」が幻影として出て来る。時間は鐘の音?で正午と意識しているから耳は多少聞えたみたいです。
第二詩節:露が「額に一滴降りて」から、終油が注がれたのであろう。終油式が「会衆派教会」でも行われているのか、私は知らないが、それに類する式はあるのかもしれない。
第三詩節:「足はうたた寝したまま」から、彼女の足はもう動かない。指は動く。「この小さな音」で聴覚の衰えが示唆されている。
第四詩節:今後の進展に関心を示している。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



