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Chanson d'automne
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessent mon coeur
D'une langueur
Monotone.
Tout suffocant
Et blême, quand
Sonne l'heure,
Je me souviens
Des jours anciens
Et je pleure
Et je m'en vais
Au vent mauvais
Qui m'emporte
Deçà, delà,
Pareil à la
Feuille morte.
Verlaine
落葉
秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
身にしめて
ひたぶるに
うら悲し。
鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。
げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。
上田敏訳
The Autumn Violin
The autumn violin
Begins to roll
Out long sobbing
In monotonous languor
To stir
My soul.
I'm choked
And ailed
To hear the chime.
I evoke
My old time
And wail.
Deported away
On a windy day,
I've drifted in grief
Here and there
Like a bare
Dead leaf.
Verlaine
秋になってから取り組み半ば諦めかけたパズルだが、多少はましになったであろうか。ヴェルレーヌの詩自体は注釈が要らないが、韻に拘って無理をした私の訳には注釈が必要であろう。本人だけは分かっているので、ここらで最終稿としたい所である。
改めて驚嘆するのは原作者の音楽性である。フォーレやドビッシーが好んで付曲する詩人であるのは納得できる。なぜだろうか、この曲、私の好きなドビッシーが付曲していない。ベンジャミン・ブリトゥンのような英語圏の作曲家までも付曲しているが、彼一人ではなかったようである。全部で10人ぐらいの作曲家が挑戦している。言語の壁を超えて愛されるのはこの詩がすでに音楽だからであろう。ヴェルレーヌは作曲家である。
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