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1649年の今日1月30日イギリス王チャールズ一世が処刑された。イギリスでは王権が比較的弱いにもかかわらず、神によって授けられた王権という意識が抜けきれなかった。外征とうでの成功に恵まれず、いわゆる名君とは言い難く、最終的にはクロムウェルに破れ、裁判にかけられて、1月30日に処刑されている。その結果クロムウェルの共和国政治に道を開くきっかけをつくり、イギリスの歴史で必ず登場する人物である。
ただそれだけではなく、美術史に残る肖像画のモデルとして、もっともわれわれが目にする王様である。そしてその後のイギリス人の肖像画への愛着を決定的にした美術史上でも最大級の美術のパトロンである。それはイギリス貴族のイメージを世界に定着させたファン・ダイクの才能があっての話だが、画家を厚遇したチャールズ王の功績でもある。
イギリス人が海外に進出しても必ず持ち込むこだわりの文化が3つあるという記述を読んだことがある。意外なことにお茶は含まれていなかったことを記憶している。あたりまえすぎるからだろうか。順番は覚えていないが、二つは陪審制度と肖像画である。後一つがなんであったか、確かな記憶がない。競馬だったろうか。
肖像画に執着するイギリス文化に影響を与えたチャールズ王をファン・ダイクが描いた「狩りをするチャールズ王」である。
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