|
Among the many buds proclaiming May
Decking the fields in holiday array,
Striving who shall surpass in braverie;
Marke the faire flowering of the hawthorne tree
Who finely clothed in a robe of white,
Fills full the wanton eye with May’s delight.
Chaucer
五月をつげるつぼみ数あるなかで
祭りのしょうぞくで野をおおい
はなやかな衣できそうは
サンザシの花にしくはなし
こは白き衣をたくみにまとい
目移りする五月の花の女王
チョーサー
ブログで2度目の5月を迎えたが、やはりこの季節、適当な詩を探すと、サンザシまたの名メイ・フラワーで埋め尽くされている。日本の桜に相当する花のようだ。桜同様にバラ科に属している。作者はチョーサーで若干緊張したが、かなり勝手な和訳を試みた。見事な対の韻を踏んでいる。この詩はエディス・ホールデンも書き込んでいる。
彼の生没年1343?〜1400 とある。英文出身ではないということで甘えもあったのだろう。随分いい加減な訳をしたものだ。古い詩はスペルが難しい。古語辞典があるのか知らないが、私はCD版のOEDをひいている。それでも判然としない場合がある。ただ偉大な文学者は後世に模倣者が多く出るので、近代のスペルによる類似品を知っている場合が多々ある。真面目にとりくめば想像はつくはずだが。
今回は Marke をマーク(目立つ)としてみた。どうもOEDの記述はわかりにくい。また再改作を試みよう。私の独断と偏見では、五月にいろんな花のつぼみが野を飾り始め、一番の美女になるべく競争するが、白い衣装を上手に着こなしたサンザシのはなは一際目立つ、というものである。また考えてみよう。
改訳:翻訳しながらも釈然としなかったが、3355さんの(かなり創作的な)訳が大いに参考になった。彼のコメントがなかったら、このままになっていただろう。
五月をつげるつぼみが
祭りのしょうぞくで野をいろどり
きそってあでやかな衣を身につける
ひときわ目立つは 白き衣をたくみにまとう
この五月の楽しみ 目がはなせない
うるわしく咲きほこるサンザシの木
チョーサー
|