ヘ短調作品34

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ロンドン大火1c

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見られるものはすべて見尽くし、命令どおりホワイト・ホールに向かった。セント・ジェームス公園に歩いていき、妻、クリード、ウッドと彼の妻にあった。私の船に乗り、上流に行き、火災現場を上り下りした。火はますます大きくなり、風は強くなってきた。出来るかぎり近づこうとしたが、煙のせいでそう近くは行けなかった。テームズ河周辺では、風がつよく顔に吹き付け、火の粉が降りってきて、焼け死にそうである。これは真実である。家屋はこの火の粉で焼けたのである。3件か4軒、いや5軒か6軒は1軒の家の火の粉で燃えたのである。

水の上にはいられなくなって、スリー・クレインの向こう岸のバンクサイドの小さなエール・ハウスに行った。暗くなる頃までそこにいた。火がますます巨大になるのを見ていた。暗くなるにつれ、いっそう町の様子ははっきりしてきた。町角や塔の上、教会と家屋との間がはっきり見えた。はるかシティーの丘までも。バーバリーと夫はどこかに行ってしまった。

暗くなるまで私達はそこにとどまり、火がアーチとなり、こちら側から向こう岸までブリッジをわたり、1マイル以上のアーチになって丘に行くのを見ていた。私は見ていて涙が出た。教会、家、ありとあらゆるものに火がつき、すぐに燃え始めた。炎から出る恐ろしい響き、家が壊れてだす音。

悲しみにくれて家路につくと、家中が火事の話をして嘆いていた。トム・ヘイターが家にあったわずかな家財をもってわが家にやってきた。私はわが家に泊まるように言い、彼の家財を預かった。だが私は滞在中に騙された。

火事が大きくなるにつれ、刻々と新しい知らせがやってきた。そこでやむなく私達も家財を荷造りし、避難に備えた。非常に乾燥しており、月は明るく、暖かい夜だったので、月の光の中で多くの家財を庭に運び出し、ヘイター氏と私は私の現金と金庫を地下貯蔵庫に運んだ。ここが一番安全な場所と考えたからである。

金の袋はいつでも持ち出させるように役所に持ち込んだ。私の帳簿もそこにおいた。貸借の証文だけは箱に入れておいた。サー・W・バッテンは領地から馬車をとばし、家財をもっていったように、私達も非常に恐かった。ヘイター氏は気の毒なので少し寝るように言った。しかし彼はほんの少ししか休めなかった。家財の運び出しで家の騒音がひどかったからである。

ロンドン大火1b

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ここでコーク大尉に会い、私は彼の貸してくれた馬車にのり、クリードも同乗してセント・ポールにいきワトリング街に沿って歩けるだけ歩いた。どの人も持ち出せる家財を背負って出てきた。あちこちでは病人がベッドで運ばれていた。貴重品は荷馬車や背負って持ち出されていた。ついにカニング街で市長と出会った。疲れ切って様子で首には布をまいていた。王の命令に、失神寸前の女のような声を出し、「主よどうしましょう?もう疲れきったよ。わしのいうことに誰も従わないよ。家を引き倒してきたが、それ以上に火の廻りが速くて。」もうこれ以上手勢があっても意味がない、市長自身ここを立ち去り、元気を回復しなければ行けない。市長は立ち去った。私も同様に家に戻った。途中気が転倒している人達を見た。火を消す方法はなかった。

家々もそこら中混雑して、テームズ街には、ピッチやタールのような燃えやすい材料がいっぱいあり、油倉庫、ワイン、ブランディー等があった。この街で端正な容姿のアイザーク・ハウブロン氏がダウゲートの入り口にいるところで出会った。立派な身なりをしているが、汚れきっていた。家が燃えていた弟から家財の運び出しを手伝っていた。彼が言うには、もう二回も運び出したが、自分の家から運び出す時間はもうないと思うといっていたが、まもなくその通りになった。

教会は避難民の家財であふれていた。この時間はここで静かな時間を過ごすところであったのに。およそ12時頃であった。私は家に向かった。家には訪問者がいた。ウッド氏と奥さんのバーバリ・シェルドン、それにムーン氏もいた。彼女は非常に元気で旦那さんも多分元気そうだった。

ムーン氏も私も納戸越しに外の光景を見たかった。彼は見たかったのだが、すっかりしょげかえった。この火災で自分たちが大変な騒動に巻き込まれており、どう考えて良いか分からないかった。

しかし非常に豪華な食事をし、こういうときには出来るかぎり陽気にふるまった。食事中バテライアー夫人がやってきて、ウルフ氏とステインズ氏の消息を聞きに来た。彼女はどうも二人の親戚らしい。フィッシュ街の二人の家は全焼し、困っているとのこと。食事を済ませると私とムーンは出かけた。シティーを歩いて通った。街は人と馬、家財を積んだ荷車であふれていた。たがいに先を行こうと争っていた。朝荷を受け取ったカニング街からロンバード街さらに遠くへと運び出していた。その中に金匠のストークがいた。友人の家財の運び出しを手伝っていた。その家は翌日に燃えた。私達はセント・ポールを離れた。ムーンは家に向かい、私はポール波止場に向かった。そこに私の乗船を指定してあった。街で出会ったカーカッス氏と弟をのせ、橋のあたりまで乗せていった。ふたたび火を見たが、さらに火の手は橋の上流にも下流にも進み、止まりそうにもなかった。

艀におられる王とヨーク公と面会し、ともにクイーンヒスまで同行し、サー・リチャード・ブラウンを呼び出した。二人の命令は速やかに家屋を破壊せよというものであった。橋の下の川辺の家も同様であるとのことであった。命令はほとんど実行されなかった。火の手があまりに速かったからである。しかるべき手段をとれば、スリーン・クレーンとバットルフ埠頭で火が止まってくれるのではという希望があった。しかし風がシティーに火を送り込み、水辺でかくも速いのは経験したことがなかった。河は家財を取り込む艀や船でいっぱいであり、貴重品が水につかっていた。家具を運び込む艀や船は三艘に一艘もなかったが、二台のヴァージナルがあるのを見つけた。

ロンドン大火1a

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1666年9月2日   サムエル・ピープスの日記


昨夜から今日のごちそうの準備のために夜遅くまで起きていた女中がいた。ジェーンは朝の三時頃に私を起こして、シティーに大きな火が出ているといいにきた。私は起きあがってガウンをはおり、窓に出た。マーク横町のずっと裏側の方だと思った。しかしその後におこった火災は経験したことがなかったし、わが家からははるかに遠い火事と思い、寝室にもどりまた就寝した。七時頃起きて窓から見わたした。火事はそれほどではなく、遠いのを見届けてから、昨日の掃除で位置が変わったものを直しておいた。

ジェーンがまもなくきて今晩の火事で300軒の家が燃え落ちたという噂を伝えにきた。ロンドン・ブリッジそばのフィシュ街がすべて消失したという。私は出かける支度ができていたのでタワーまで歩いていき、高いところにたどり着いた。サー・ロビンソンの息子が私に同行した。ロンドン・ブリッジのたもとの家がすべて火に包まれており、私はロンドン・ブリッジの両岸の家の巨大な火焔を目撃した。この橋ぞいに住んでいるミッチェルやサラのことが心配になった。大変心配になって、タワーの警備隊長の所にいってみたが、今朝プッディング横町の王室御用達の菓子屋から火が出て聖マグナス教会とフィッシュ街の大半を焼き尽くしたという。

私は川渕に降りて、船にのり、橋を通り抜けた。何ともすざまじい火焔である。ミッチェルの家ははるかオールド・スワンのあたりだが、その方面は燃えており、私が見ているうちに、火はさらに進んで、ほんのわずかの時間でスティ−ル・ヤードにまで延焼した。人々は家財を運ぼうとして、川に向かって投げ込むやら、はしけに入れたりしていた。火が間近に迫るまで家に閉じこもり、それから船に向かって走り出したり、川岸の階段から階段へと逃げている人もいた。なかでも鳩が巣を離れたがらず、窓やバルコニーの周りで羽ばたき、ついには全身を燃えたり、翼を焦がし、落ちていった。

立ち止まり、一時間もしないうちに火はあらゆる方向に燃え広がり、見る限り火を消そうとする人はいなく、家財を持ち運び、やがて家財道具をすべてのこしていった。火はスティ−ル・ヤードに広がり、強い風がまいあがり、シティーにまで及んだ。長期の乾燥により、あらゆるものが燃えやすく、石造りの教会までもが燃えた。哀れなのは教会の塔で、そこにはきれいな――夫人が住んで、私の学校以来の旧友であるエルボロが牧師をしていた教会も上まで火に包まれ、崩れ落ちた。

私はホワイト・ホールに向かったが、ある人物も私と一緒にタワーからさらに火の様子を見に船に乗ることを希望した。ホワイト・ホールに向かい、チェペルの王の間に向かった。私の周りに皆が集まってきてが、私がした話にみなは大いに悲観した。この話は王に伝えられ、私は王に呼ばれた。王とヨーク公に見たままを話し、陛下が家を取り壊すご命令を出されないかぎり、火は収まらないでしょうと申し上げた。お二人とも困った様子であったが、王はロンドン市長に行くように命令を下された。火の手が向かう方向の家は一軒のこらず引き倒すように市長に命令を出すようにいわれた。ヨーク公は兵隊がいさえすれば、自分もそうするといわれた。後でアーリントン卿もそういわれた。これは内密の話。

霧は立ちこめ

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Wo die Nebel brüten im Tal


Wo die Nebel brüten im Tal
unterm Herbstlaub
schwermütig lag ich...

Dein Antlitz ist ein Kornfeld
auf dem die Sonne liegt
und die Ähren schwer sind...
Wo dein Fuß über die Erde sprang,
holen die Lerchen ihren Jubel.
Dein Blut ist wie Wein von fernen Inseln,
die ruhelos wandern in blauen Wellen.
Wie der Frühling
geht deine Stimme über die Hügel
rührend an schlafenden Klängen.

Hoch schlägt es aus Tälern!
Ich möcht dir eine Blume schenken,
die immer duftet.

Dehmel


Where autumn mist broods

Where autumn mist broods
Under leaves in the dale
I rest depressed.

Your face is like a field
Where corn comes to ears,
Bathed in the sunshne.
Wherever you spring to your feet,
Larks fetch you joy.
Your blood is a wine from a far island,
Which floats in blue wave.
As if in spring
Your voice goes over the hill
Stirring up a drowsy sound.

It resounds throughout the dale!
I feel like giving you a flower
That smells sweet ever

Dehmel


霧は立ちこめ

紅葉した谷一面に
霧は立ちこめ
陰鬱な僕はすわっていた。

きみの顔は小麦畑だ
陽の光がふりそそぎ
おもい穂はたれている...
きみのとびはねるところ
ヒバリははしゃぐ。
きみの血は青い海でゆれる
はるかな島からきたワインだ。
まるで春が
きみの声を丘のかなたに
はこび響かせるように。

谷からまいあがるきみの声!
いつまでもかぐわしい
花をきみにおくりたい!

デーメル

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