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「今日の詩」はトマス・ハーディーの「風と雨の間に」である。先日紹介した「私の墓を掘っているのはあなたなの?」で、ハーディーは人の情けの当てにならないことを詩にした。今回は「人生の儚さ」が内容であり、哀歓で結んでいる点ではよく似ている。これでハーディーの詩の特徴を断定してはいけないが、作品としては達者な仕上がりである。 During Wind And Rain They sing their dearest songs-- He, she, all of them--yea, Treble and tenor and bass. And one to play; With the candles mooning each face.... Ah, no; the years O! How the sick leaves reel down in throngs! They clear the creeping moss-- Elders and juniors--aye, Making the pathways neat And the garden gay; And they build a shady seat.... Ah, no; the years, the years; See, the white storm-birds wing across! They are blithely breakfasting all-- Men and maidens--yea, Under the summer tree, With a glimpse of the bay, While pet fowl come to the knee.... Ah, no; the years O! And the rotten rose is ripped from the wall. They change to a high new house, He, she, all of them--aye, Clocks and carpets and chairs On the lawn all day, And brightest things that are theirs.... Ah, no; the years, the years; Down their carved names the raindrop plows. Thomas Hardy. 風と雨の間に みなは楽しげに歌っている ― 男も女も全員で ― それも ソプラノ、テノール、バス 一人は楽器 ローソクで互いに顔を見つめ会う・・・ ああだが、いつかは! 枯れ葉が一面に散る! みな生えた苔をむしっている ― 老いも若きも ― そう 小路を掃いて 庭を綺麗にしている。 みなで木陰に席を設け・・・ ああだが、いつか、いつか ごらん、あらし鳥が飛んで行くよ! みな楽しげに朝食をとっている ― 若い男女も ― それも 夏の木の下から 入江を眺め 小鳥が膝に来る ああだが、いつかは! バラが朽ちて壁から落ちる。 みなで新築の高級住宅に入居する 夫婦と家族全員 ― そう 時計、 絨毯 芝生の椅子 家族の豪華な調度品・・・ ああだが、いつか、いつか 雨垂れが刻んだ名前にしみ込む。 ハーディー
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4.ブラームスからヘルツォーゲンベルク夫妻に ウィーン、1876年12月 親愛なる友人たちへ 私は不器用に駝鳥狩りをしております(1)。まことにお恥ずかしいかぎりです。私はあなたがたの親切に甘えまいと心に誓いました。しかし、私のペンが「いいえ」と書くことを拒んでおります。さてあなた方の催促で私は混乱しております。 でも私は非常に早い時期にそちらに到着し、土曜日までは滞在する予定です。奥さんは私がサスニッツで鍛えられ、逞しくなったと考えておられるようですが、奥さんはリューゲンの本当の状態が分かっていません。それでは、災いよ、われらの頭上に降りかかれ。 コンサートの三日前から大汗をかいて、カミルレ茶を飲み始めます。大失敗 (ゲバントハウスで)の後自殺を試みる等々。怒り狂った作曲家の行状の数々をご覧になることでしょう。 このたわごとをお許しください。今日は手紙をたくさん書きすぎました。万一の場合にそなえて、お手紙を頂ければ大変幸いです。取り急ぎお知らせします。 J.ブラームス 注 (1) 彼は招待に返事をしていなかったのである。 訳者注 *ライプツッヒは歴史的には、メッセの町として皇帝から勅許状を頂いた町である。貴族の都市ドレスデンとは違うのである。あいにくブラームスの頃のメッセの様子はうかがい知れないが、1800年頃のhttp://de.wikipedia.org/wiki/Bild:Leipzig_Marktplatz_Messe_um_1800.jpgの様子が銅版画で記録されている。 *ライプツイッヒのhttp://de.wikipedia.org/wiki/Bild:Leipzig_Konzerthaus_ca_1910.jpgは Gewandhausは ドイツ語で「繊維製品の倉庫」あるいは展示会場を意味している。その後ここを改築して音楽会場となったが、「繊維倉庫」の名前はいまだに残っている。この写真は1900年頃のゲバントハウス音楽会場とある。少なくとも外観はブラームスが演奏し、ヘルツォゲンベルク夫妻が聴いた会場と同じと思う。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



