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今回もガラ・チーズデールの「演歌調」の詩である。彼女は20世紀初頭大変な人気があったそうだ。流行歌になっても不思議ではない彼女の詩であるが。それについては.分からなかった。いい訳の提案があればいつでも改定いたします。 LET IT BE FORGOTTEN LET it be forgotten, as a flower is forgotten, Forgotten as a fire that once was singing gold, Let it be forgotten for ever and ever, Time is a kind friend, he will make us old. Long and long ago, As a flower, as a fire, as a hushed footfall In a long forgotten snow. Sara Teasdale 忘れましょう 忘れましょう、花だって忘れられる 燃え盛った炎だって忘れられる 永遠に忘れましょう 時はお友達、わたしたちも老けていく。 聞かれたら、忘れられたと言えばいい むかしむかしのこと、花や炎のように 雪を踏む静かな足音は 静かに消えていき、忘れられる。 サラ・チーズデール
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2007年07月10日
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今日のドイツ語の詩はトラークルの「夏」である。さすが黄昏のウィーン、世紀末ウィーンの詩人の夏。自然は脇役であり、舞台は暗い部屋である。登場するのは、話者の愛人とおぼしき女性である。 Sommer Am Abend schweigt die Klage Des Kuckucks im Wald. Tiefer neigt sich das Korn, Der rote Mohn. Schwarzes Gewitter droht Über dem Hügel. Das alte Lied der Grille Erstirbt im Feld. Nimmer regt sich das Laub Der Kastanie. Auf der Wendeltreppe Rauscht dein Kleid. Stille leuchtet die Kerze Im dunklen Zimmer; Eine silberne Hand Löschte sie aus; Windstille, sternlose Nacht. Georg Trakl 夏 夕暮れには森のカッコウの 悲しげな歌声も静まり 深くうなだれる 赤きケシの実。 暗き雷雲は 丘を脅かし 野原に消え行く いつもの蟋蟀の歌。 葉一枚とて 動かぬ栗の木。 螺旋階段に聞こえる 君の衣擦れの音。 蝋燭が静かに灯る 暗き部屋。 灯に触れる 銀の火消し。 凪て星なき夜。 トラークル
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64.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ ライプツィッヒ、1879年11月24日 親愛にして善良なる友へ あなたはわたしたちのことをお忘れになったようですね。でもその分、わたしたちはあなたのことを一層考えてしまいます。知らぬまに行き着く想像は、あなた のお幸せな無頓着な性格です。また返事を必要としないので選ばれた一つの想像は、仕事を始められて、意識しつつも、それを控えていらっしゃるというもので す。あの懐かしのアルノルドシュタインで、あなたの快諾を得ることなしにわたしが写譜しました。あなたはきっと憶えていらっしゃるはずです。あなたは慇懃に、わたしに写本することを許してくださいました。また、その美しい容貌のせいか、他人の薦めかで、夢中になっている人にも、お見せすることをお許しくださいました。ところが、バッハ演奏会のためにわが家にいるすてきな女の子、アルトですが、輝かしい「死への憧れTodessehnen )」(1)を夢中で歌い、とうとうそれを写したくなり、人前でも歌えるまでになりました。大変素晴らしい歌唱なので、多くの人と彼女の歌を分かちたくなるというもので す。まさに天上の歌声で、それを写すことが許されなかったら、彼女はどこかに消えてしまいます。ぜひ許して上げてください。どうかわたしたちの気の済むようにさせてください。なにとぞフロイライン・フィデス・ケラーの運命を封印する「よろしい」(それとも「だめ」ですって)を葉書でお伝えください。彼女は 「貝殻(Meermuschel)」(2)も魅力的に歌い、写し、「棚に飾り( auf ihren Schrank legen )」たいのです。 それから、わたしたちはいつここでお会いできるのですか。あなたは一月にはかならずいらっしゃいます。わたしたちはそれを当てにし、楽しみにしています。真面目なところ、この清新な毎年の訪問を考えて、こちらでの事に辛抱し、押さえているのです。わたしはあなたのソナタ(3)については敢えて申し上げることはございません。主題については、当を得たのも、得てないのも、ずいぶんお聞きになったでしょう。あなたに知っていただきたいのは、その主題は心に訴えるものであり、音楽の領域でこれほどのものはざらにはないということです。あなたはこの主題をあれこれ解釈し、聴き入っているうちに幸せな夢に迷い込み、第一楽章に夢中になったのです。とりわけ最終楽章は、その精神が積極的にあふれ出て、あなたを虜にしています。自分をこんなに 感動させるのはト短調のこの曲なのか、それとも、自分が気付いていない心の奥の自我を占有する他の何かなのかと自己に問いかけておられます。そして、ブラームスが付点八分音符を「発見」したのだといつもあなたを錯覚させる、あの愛すべき{音符}がそこにあります。 結局わたしはしゃべり通してしまいました。可哀想な方。どうか来るという内容の葉書を送ってください。わたしに献呈されるという曲はいつ受け取れるのでしょうか。破廉恥にもヘル・アルガイヤー(4)(訳注1)にあの曲を譲ったからには、今度はわたしのものです。これからは、わたしもクリスマス・プレゼントをだれかに約束しておいて、また取り上げてやることにします。 わたしの挨拶をあなたに。変ホ調のアダージオを天国的なペダル・ノート(5)で、長く続かせるためについ、ゆっくりと、ゆっくりと弾きますが、そのときはいつも、あなたはやはり良い人なのだと感じます。わたしたち哀れなライプツィッヒ子を訪ねることで、このことを証明してみせてください。 エリーザベト・ヘルツォーゲンベルクより 注 (2)テレーゼ(Therese)、作品86第1曲 (3)ト調バイオリン・ソナタ、作品78。1879年の夏に完成した。 (4)バラードとロマンス、作品75。画家、銅版画家、写真家、アンセルム・フォイエルバッハ(Anselm Feuerbach)伝の著者であるユリウス・アルガイヤー(Julius Allgeyer)に献呈。ブラームスとの友情は1853年にさかのぼる。 |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



