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「今日の詩」はブレイクの「わが麗しきバラ」である。選者はさかんにエミリー・ディキンソンとブレイクの詩を送ってくる。エミリーには崇拝する詩人が二人いたが、その一人がブレイクである。エミリーの詩とブレイクの詩を読んでいるうちに、彼女が影響を受けたという事実は了解できた。業者の短い詩には類似性がある。 My Pretty Rose Tree A flower was offered to me, Such a flower as May never bore; But I said "I've a pretty rose tree," And I passed the sweet flower o'er. Then I went to my pretty rose tree, To tend her by day and by night; But my rose turned away with jealousy, And her thorns were my only delight. William Blake わが麗しきバラ 私はサンザシの花を頂戴したが サンザシの花は見飽きない。 だが「綺麗なバラがあるので」と 私は言い、その美しい花を譲った。 それから麗しきバラに向かい 昼となく夜となく手入れした。 だが妬みからバラはソッポを向き 棘だけが私の楽しみになった。 ブレイク 写真は話者が欲しいけど他人に譲ったサンザシ(Mayflower 略して May)である。
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2007年07月27日
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今日のドイツの詩はトラークルの「夢見るセバスチャン」の第7部「ホーヘンブルク 」である。いつもの通り点滅する言葉の光と音。 Sebastian im Traum Hohenburg Es ist niemand im Haus. Herbst in Zimmern; Mondeshelle Sonate Und das Erwachen am Saum des dämmernden Walds. Immer denkst du das weiße Antlitz des Menschen Ferne dem Getümmel der Zeit; Über ein Träumendes neigt sich gerne grünes Gezweig, Kreuz und Abend; Umfängt den Tönenden mit purpurnen Armen sein Stern, Der zu unbewohnten Fenstern hinaufsteigt. Also zittert im Dunkel der Fremdling, Da er leise die Lider über ein Menschliches aufhebt, Das ferne ist; die Silberstimme des Windes im Hausflur. Trakl ホーヘンブルク 無人の家。秋は部屋に。 月光のソナタ と目覚めが黄昏の森の縁。 さらに汝が思うは 時の混乱より遠き人の白き顔。 夢見る人に傾く緑の枝。 十字架と夜。 深紅の腕で響きを抱きしめる夜の星は 無人の窓を覗く。 また暗闇に震える異邦人。 彼は遠き人に微かに瞼をもたげる。 玄関に響く風の銀の音色。 トラークル
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81.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ [ウィーン、1881年2月] 親愛なる友へ 同封物(1)を送るのが遅れ、出来上がりがお粗末なので許してください。でも私には過去も現在も時間がないのです。そうでなければ、私の旅(2)やその他楽しいことが二、三あるのですが。ライプツィッヒの時間は楽しかったし、あなたさえいらっしゃれば、喜んで足しげく行き、どんなことでも我慢します。 同封したカノン(3)について、ソプラノ、テノール、アルト、バスは四小節ごとに交互に現れ、ソプラノが繰り返しで(・に来たときに、もちろん2音下げで終わります。 ミス・マク――ファーレン(Farren)だかツィーゲン(Ziegen)(4)に送ってください。フリッチュにあげたくなったら、J.B.とサインしてさらに、「ライプツィッヒ・アルバムから」と題をつけておいてください。回答を書かなくては、ひどく足りない。私の挨拶と感謝をこの点で推理して楽しんでみてください。 J.ブラームスより (1) ミス・マッケンジー希望の自筆原稿 (2) ブラームスは1月1日から7日までブレスラウ、13日にライプツィッヒ、22日にミュンスター 、25日にクレフェルト、31日にアムステルダムに、2月にはハーグとハールレムに滞在した。 (3) ブラームスの自筆原稿は4部のカノンのパズル形式であった。これはブラームスの指示で1881年4月28日に Musikalisches Wochenblatt の18号に掲載された。翌日にはベームが解き、フリッチュが1881年の8月4日に発表した。この日まではブラームスが作曲者であることは一般には知られていなかった。 (4) Farrenは雄牛、Ziegenは山羊の意味であり、洒落である。(英訳者アナ・ブライアント注)
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



