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季節外れも良い所だが、私が購読している「今日の詩」の選者は、アメリカ人の読者を想定しているとすれば偏っているように思える。アメリカの国民的詩人とされるフロストがあまりにも少ない。これからもエミリー・ディキンソンとウィリアム・ブレイクの凡庸な作品がきた時には、他の人に置き換えようと思う。今日は「ボストンの北」からフロストの詩を選んだ。フロストとしてはマイナーな作品であり、技巧的に見るべきものがないが、少なくとも私の苦手とする口語体の詩であり、勉強になる。 A Patch of Old Snow There's a patch of old snow in a corner That I should have guessed Was a blow-away paper the rain Had brought to rest. It is speckled with grime as if Small print overspread it, The news of a day I've forgotten-- If I ever read it. Frost 残雪の塊 隅にあるのは残雪の塊 と僕は思ったのだが 雨に濡れて落ちていた 読み捨ての新聞だった。 新聞は薄汚れて、小さな 活字が散らばっているようで その日の記事は忘れてしまった − 果たして読んだのだろうか? フロスト
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2007年07月29日
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今日のドイツの詩はトラークルの「夢見るセバスチャン」の第9部「沼地」である。人の気配のない沼地の描写である。 Am Moor Wanderer im schwarzen Wind; leise flüstert das dürre Rohr In der Stille des Moors. Am grauen Himmel Ein Zug von wilden Vögeln folgt; Quere über finsteren Wassern. Aufruhr. In verfallener Hütte Aufflattert mit schwarzen Flügeln die Fäulnis; Verkrüppelte Birken seufzen im Wind. Abend in verlassener Schenke. Den Heimweg umwittert Die sanfte Schwermut grasender Herden, Erscheinung der Nacht: Kröten tauchen aus silbernen Wassern. Trakl 沼地 黒き風に向かう放浪者。乾いた葦は沼の静寂に 微かに囁く。灰色の空に 連なる野生の鳥の列。 闇の水の上を横切る。 混乱。崩れ落ちた小屋に 黒き翼の腐敗が羽ばたく。 曲がった白樺が嘆息する風の中。 人の気配のない居酒屋の夕暮。家路を感じる 草をはむ群れの微かな憂鬱 夜の出現。蛙が銀色の水から現れる。 トラークル
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83.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ 〔ウィーン、1881年3月2日〕 親愛なる友へ 私はかなり大きな包み送りますが、やはり安請け合いみたいでした。デェットも二台のピアノ用の編曲もありませんでした。大部分はあなたのところにあるようです。少なくとも、レクイエムの良いのが二部。できの悪い英語版はミス__のものです。レクイエムと勝利の歌は必要ないのではありませんか。アルトに移調した歌集とか。 この閉じ込みの楽譜は私の音楽に関心を持ってくれた友人のものでした。彼女はもう興味がないはずです。今は天界で極上の音楽を聴いています。 キャノンはその荷物の中にはまったく入っていません。35曲もカンタータを演奏した人には興味ないでしょう。 私はそんなに多くの曲を知らないと思う。…8枚目でなぜ書くのを止めたのですか。お世辞抜きで、こんなに綺麗な便箋をお持ちですから、読む方もそうだけど、書いておられるご本人もうっとりするでしょうに。 さて私のマエストロ(1)が来ます。手紙を書く代わりに、この音楽を物色していました。私の貸方に付けといてください。------では失礼します。 あなたのJ.Brより.
(1) ブラームスはイタリア旅行のためにイタリア語を習っていた。 |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



