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「今日の詩」の選者は今日もまたイェーツの詩を送ってきた。題名は不適切かもしれないが「第二のトロイ」としておいた。またまた「彼女」にこだわった詩である。彼女とはモード・ゴーンに間違いないだろう。イェーツは生涯彼女を引きずってきたらしい。彼女はイェーツを振ったおかげで、トロイのヘレナに喩えられて後世に名を残した。女冥利に尽きるというものである。 No Second Troy Why should I blame her that she filled my days With misery, or that she would of late Have taught to ignorant men most violent ways, Or hurled the little streets upon the great. Had they but courage equal to desire? What could have made her peaceful with a mind That nobleness made simple as a fire, With beauty like a tightened bow, a kind That is not natural in an age like this, Being high and solitary and most stern? Why, what could she have done, being what she is? Was there another Troy for her to burn? William Butler Yeats 第二のトロイ 僕は彼女を咎めるつもりはない。彼女が 僕の日々を台なしにしたからといって また最近無知な男たちに過激な手段を教唆し 貧民街から駆り出そうとしたからといって。 連中に願望ほどの強い勇気があるだろうか? どうして彼女が平安でありえたであろう? 高貴さゆえにすぐに燃える単純な精神 このご時世には自然とは言い難い ピンと張りつめた弓のような美貌 気位が高く、超然とし、決然としている。 この性格で彼女は一体何が出来たろう? 彼女に燃やすべき第二のトロイがあったろうか? イェーツ
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2007年08月12日
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今日のドイツの詩はトラークルの「孤独者の秋」の第3編「呪われた者」である。前回まで少しロマンチックになったと思ったが、トラークルは本性を露にして、怪奇な幻想の夜を演出している。先入観かもしれないが、死の女神を想像して訳してみた。とんでもない迷訳かもしれないが。最後にソーニャなる女性が登場する。 |
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97.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ 〔ライプツィッヒ〕1881年11月 自己否定は健全なこととされていますので、わたしはそれに慰めを見出すことにしました。わたしはマイニンゲンには行けません。率直に理由をお話しします。 この年の終わりのまさに今、出費には格別注意しなければなりません。わたしの「イェナの戦い」で、ヴェニスの母親に会いに行くおそろしく長い旅で、わたし たちはずいぶんお金を使いました。 家族にもわたし自身にもお金を倹約しています。そして今まででもっとも偉大で、美しく、豪華なおもてなしを辞退しなければなりません。これがどんなに辛い か、あなたに長々と述べる必要はありません。あなたはわたしのことをご存じです。普通は、粗くてしまりのない演奏を聴いていますだけに、最愛の曲のきめ細やかな演奏が聴けたら、どんなに感謝することでしょう。しかし、申し上げましたように、理性の要請があれば、人間ときにはしっかりしなければなりません。 ハインリッヒは抵抗するわけにはいきません。彼一人ですから短期の滞在を安く上げることができます。彼からすべてを聞き、そちらにいる彼を思うだけで、行く場合の半分の価値があります。しかし、わたしの場合は小さな犠牲ではありませんので、少しばかりの同情をお願いします。 しかし、お手紙に感謝します。またわたしたちの訪問に本当にご配慮くださり、感謝いたします。あなたは心の優しいかたです。わたしの唯一のお願いがあります。とくに美しい箇所で――たとえばハ短調の第一楽章の最後(1)で、あなたが少しばかりわたしのことを考えください。ここで憧れの和音が変ロ短調のビートに来ます。 {楽譜挿入} 半分諦めの境地のE.H.は27日を憧れています。
(1) ハ短調交響曲。総譜25ページの第13-15小節。 |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



