ヘ短調作品34

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「今日の詩」はサラ・ティーズデイルの「星空」である。アメリカの20世紀初頭の人気詩人の詩は興味がある。第一次大戦で無傷で戦勝国になったアメリカ。その後不景気になるかと思ったら、未曾有の好景気、誰しもが永遠の繁栄を期待した。その頃のアメリカには様々な詩が生まれたであろうが、彼女はその時代のもっともアメリカ的な詩人である。


Stars

Alone in the night
On a dark hill
With pines around me
Spicy and still,

And a heaven full of stars
Over my head,
White and topaz
And misty red;

Myriads with beating
Hearts of fire
That aeons
Cannot vex or tire;

Up the dome of heaven
Like a great hill,
I watch them marching
Stately and still,
And I know that I
Am honored to be
Witness
Of so much majesty.

Sarah Teasdale.



星空

暗い夜の丘
ただ独り
静か松の匂いに
つつまれて。

見上げる
空の星
白と黄
かすむ赤。

数しれぬ
炎の瞬き
いつまでも
飽きない。

天の空高く
大きな山のよう
堂々とすすむ
星を私は眺め
感じるのは
私の光栄
この偉風を
見られた私だから。

サラ・ティーズデール

道沿い -- トラークル

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今日のドイツの詩はトラークルの「孤独者の秋」の「道沿い」である。相変わらず色彩を大胆に塗った場面のモザイク。よく分からなかったが直訳するほかはない。

Entlang

Geschnitten sind Korn und Traube,
Der Weiler in Herbst und Ruh.
Hammer und Amboß klingt immerzu,
Lachen in purpurner Laube.

Astern von dunklen Zäunen
Bring dem weißen Kind.
Sag wie lang wir gestorben sind;
Sonne will schwarz erscheinen.

Rotes Fischlein im Weiher;
Stirn, die sich fürchtig belauscht;
Abendwind leise ans Fenster rauscht,
Blaues Orgelgeleier.

Stern und heimlich Gefunkel
Läßt noch einmal aufschaun.
Erscheinung der Mutter in Schmerz und Graun;
Schwarze Reseden im Dunkel.



道沿い

麦と葡萄は収穫され
秋の村と休息。
金槌と鉄床絶え間なく響き
真紅のあづま屋の笑い。
持ちきたれ白き子に
暗き柵よりアスターを。
言え我ら死して何年になるかを。
太陽は黒く昇らんと欲する。
池の赤き小さな魚。
恐怖で聞き耳を立てる額。
夕暮の風は静かに窓を打ち
青き風琴の歌。
ひそかに輝く星は
再度見上ぐるを許す。
苦しみ死せる母。
暗闇の黒きミニョレット。

トラークル

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101.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ

〔ライプツィッヒ〕1882年3月11日

 親愛なる友へ

 わたしは偶然、お手紙(1)をもう一度見てびっくりしました。17日にいらっしゃるのですか。でもブラームス・コンサート(2)は来週の火曜日14日です。どうしましょう、もうここにいらしてなければ。ビューローはいずれきちんとしたお手紙を書くとは思いますが、大事をとってお知らせします。

 お会いできるのを楽しみにしています。

あなたのヘルツォーゲンベルク夫妻より



 ビューローのメンデルスゾーン・シューマン・コンサートで、シューマンの曲は「ヘルマンとドロテア序曲」、「メッシナ序曲」、「ピアノのための幻想曲」です。不可解な選曲(3)です。







(1) この手紙は紛失している。

(2) このブラームス・コンサートはビューローがマイニンゲン宮廷楽団を引き連れてライプツィッヒで公演した3回のコンサートのうち二度目のものである。この時、彼はハ短調交響曲、管弦楽用ハイドンの主題による変奏曲を指揮し、ニ短調ピアノ・コンチェルトを演奏した。

(3) ビューローの目的はシューマンの後期の作品に対する偏見と彼が考えているものを取り除くことであった。

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