ヘ短調作品34

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イギリス帝国主義の伝道師キップリングのイギリスの若者への呼びかけである。隷属を強いられ、邪教を信じる蛮族を救うための聖なる戦いである。祖国が報いる賞賛を受けたくはないかときわめて雄弁である。

アジアをイギリス帝国主義から解放するために、日本軍の兵士は南方戦線に勇躍出征した。私は太平洋戦争が始まる直前に生まれたので、兵士たちを励ます軍部の演説を記憶していない。キップリングの詩が手本になっていたとしたら、まさに歴史の皮肉である。

The White Man's Burden

Take up the White man's burden --
Send forth the best ye breed --
Go bind your sons to exile
To serve your captives' need;
To wait in heavy harness
On fluttered folk and wild --
Your new-caught, sullen peoples,
Half devil and half child.

Take up the White Man's burden --
In patience to abide,
To veil the threat of terror
And check the show of pride;
By open speech and simple,
An hundred times mad plain.
To seek another's profit,
And work another's gain.

Take up the White Man's burden --
The savage wars of peace --
Fill full the mouth of Famine
And bid the sickness cease;
And when your goal is nearest
The end for others sought,
Watch Sloth and heathen Folly
Bring all your hope to nought.

Take up the White Man's burden --
No tawdry rule of kings,
But toil of serf and sweeper --
The tale of common things.
The ports ye shall not enter,
The roads ye shall not tread,
Go make them with your living,
And mark them with your dead!

Take up the White man's burden --
And reap his old reward:
The blame of those ye better,
The hate of those ye guard --
The cry of hosts ye humour
(Ah, slowly!) toward the light: --
"Why brought ye us from bondage,
"Our loved Egyptian night?"

Take up the White Man's burden --
Ye dare not stoop to less --
Nor call too loud on freedom
To cloak your weariness;
By all ye cry or whisper,
By all ye leave or do,
The silent, sullen peoples
Shall weigh your Gods and you.

Take up the White Man's burden --
Have done with childish days --
The lightly proffered laurel,
The easy, ungrudged praise.
Comes now, to search your manhood
Through all the thankless years,
Cold-edged with dear-bought wisdom,
The judgment of your peers!

Rudyard Kipling


白人の責務

白人の責務を果たせ ―
諸氏の育てた俊勇を送れ ―
諸氏の息子を海外に送り
困窮せる虜囚のために働かせ
一致団結して役務につかせよ
動揺する蛮族のために ―
被征服民、うっとうしい連中
半ば悪魔、半ば子供のために。

白人の責務を果たせ ―
忍耐強く我慢して
恐怖の脅しを隠し
誇りを見せびらかすな。
百倍も分かりやすく
率直かつ明快に語れ。
連中の利を追求し
連中の益を齎すため。

白人の責務を果たせ ―
平和ため残忍な戦闘に参加し ―
飢饉の口を一杯に満たし
疫病を追放せよ。
諸君の連中への目的が
達成目前に注意すべきは
諸君の希望を無にする
怠惰や邪教の愚行だ。

白人の責務を果たせ ―
豪奢な王者の支配ではなく―
奴隷や掃除人の苦役を ―
普通の連中の話を。
諸君に禁じられた港を
諸君に禁じられた道を
諸君は生きてこれらを使い
諸君は死して標を残すのだ。

白人の責務を果たせ ―
そして白人の報酬を得よ。
連中の非難を和らげ
連中の憎悪を見守れ ―
大勢の嘆きに同調し
(徐々に!)光明に向ける ―
「わしらが好きなエジプトの夜
なんで解放するのかね?」

白人の責務を果たせ ―
諸君は卑下することはない ―
といって疲れを隠そうとして
声高に自由を叫ぶことはない。
諸君が叫ぼうとも囁こうとも
投げ出そうとも努力しようとも
不機嫌で無口な連中は
諸君の神と諸君を信じ始める。

白人の責務を果たせ ―
子供の時代に別れを告げ ―
さっそく差し出される月桂冠
躊躇なき賞賛の声。
さあさあ、男らしさを
尊い知恵で研ぎ澄ましても
報われざる歳月を終え
同胞の評価を求めよ!

キップリング

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霊的黄昏 -- トラークル

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トラークルの「死の七つの歌」の第6作「霊的黄昏」である。いつもの調子であるが、「妹」が最後に登場するのが不気味である。ここは何もか考えないことにしよう。


Geistliche Dämmerung

Stille begegnet am Saum des Waldes
Ein dunkles Wild;
Am Hügel endet leise der Abendwind,

Verstummt die Klage der Amsel,
Und die sanften Flöten des Herbstes
Schweigen im Rohr.

Auf schwarzer Wolke
Befährst du trunken von Mohn
Den nächtigen Weiher,

Den Sternenhimmel.
Immer tönt der Schwester mondene Stimme
Durch die geistliche Nacht.

Trakl


霊的黄昏

黒き鹿は森の縁に
静かに出た。
夜の風が丘で穏やかに吹き止む。

クロウタドリの嘆きも納まり
秋の優しい笛は
葦の中で沈黙する。

黒き雲に乗り
ケシに酔い君が巡る
夜の池。

星空に向かい
妹の月に憑かれた声が霊的な夜の間
いつも響く。

トラークル

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110.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ

〔イシュル、1882年5月15日〕

 お待たせしました。それに私の心からのあいさつ(1)をお届けします。この名前はいずれ表紙でお見かけすることになるのでしょうが、それまでどうやって憶えていたらいいのでしょうか。

 今私はイシュルにいますが、おそろしい天気です。――ぞっとします。たえまなく雨(または雪)が降ります。草は黒く、空すら真っ黒です(Schwarz ist das Kraut und der Himmel nur ist! )(2)。この部屋にはストーブがあります(火もついています)。他の部屋にもう一つ置かなくていけません。

 これがイシュル――5月15日です。

 「乳のように白い若者」(3)は すべて順調にいっています。すなわち、あなたのご希望どおりです。歌曲集を今見ていただきたいが、結局フランクフルトでなく、ハレに行くことになります。 そのつぎは。もちろんベルヒテスガーデンではないでしょうね。私に近すぎますからね。バイロイトはどうですか。パルシファル(4)が上演されることは知っていますが、私はいずれにしても今年の冬にはいろんな所でこの計画をもくろむことになります。

 51 ザルツブルグ・シュトラーセ(4)。この宛先を何枚か封筒に書いておいてください。そしてお手紙を下さい。

誠実なるあなたのJ.Br.より



(1) ミス・エセル・スマイスに約束した自筆原稿に付いてきた手紙。これを頼んだフラウ・ヘルツォーゲンベルクの手紙は紛失している。

(2) 歌曲 ??ber die Heide 作品86第4曲の引用。最後の部分は und der Himmel so leer である。

(3) 書簡109、110。

(4) ワーグナーの「パルシファル」は1882年6月に初演された。この作品は周知のようにバイロイトのみで演奏される。ブラームスは一度もバイロイトに行っていないことを悔やんでいた。1882年 の夏、ブラームスはビューローに書き送っている。「私がバイロイトにかんして決断できないから、私は『はい』と言えないのです。ワーグナー派の連中が怖く て、連中がワーグナーの最上の作品を楽しませないと言う必要はないのです。どうしたものでしょう。髭を利用して、うまく歩き回って、見つからないようにしましょうか。」

(5) 1880年と1882年、1889年から1896年までのブラームスのイシュルの夏の家(ヴィクトール・フォン・ミラーの Brahmsbilderbuch 98と101ページ)。

写真はブラームスの好んだバード・イシュルである。

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