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「今日の詩」はウィリアム・ブレイクの「花」である。童謡風の詩である。話者の性別が不明であるが、女性として訳してみた。別に「私の胸」に拘ったわけではない。童謡は強弱格が多いとされるが、たしかに例外もあるが、第一行から強弱格が成立している。童謡は命令形であることが多いからだろう。 The Blossom Merry, merry sparrow! Under leaves so green A happy blossom Sees you, swift as arrow, Seek your cradle narrow, Near my bosom. Pretty, pretty robin! Under leaves so green A happy blossom Hears you sobbing, sobbing, Pretty, pretty robin, Near my bosom. William Blake. 花 すずめ君楽しそうだね! 緑の葉の下で 楽しそうに花が 君を見ているよ。矢よりも 早くゆりかごを見つけて 私の胸にいらっしゃい。 こまどり君かわいいね! 緑の葉の下で 楽しそうに花が シクシク泣く君を聞いている こまどり君かわいいね! 私の胸にいらっしゃい。 ブレイク Photo by becjasdowney @flickr 強弱格(trochee)がほぼ成立しているのは了解して頂けると思う。太字の音節がアクセントの付く音節である。”A happy blossom” はどうにもならなかったようである。邪魔な”A”をとれば” happy blossoms”となる。’そうすると’’bosoms’’となるが、胸は単数である。おっぱいは二つあるが。 Merry, merry sparrow!
Under leaves so green A happy blossom Sees you, swift as arrow, Seek your cradle narrow, Near my bosom. Pretty, pretty robin! Under leaves so green A happy blossom Hears you sobbing, sobbing, Pretty, pretty robin, Near my bosom. |
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2007年10月14日
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今日もトム・トムスンの「冬」である。実際に東部カナダの冬を体験したわけではないが、冬季のトロントあたりで晴天であれば、恐るべき寒さらしい。こんな清冽な画像から来る快適感は微塵もないはず。仕上げは家に帰ってからしたようであるが、スケッチをしようにも指が悴んでしまう。 詩のほうはさらに暗く、作者はウィリアム・チャップマン(William CHAPMAN 1850-1917)という人である。名前からはイギリス系みたいだがケベック生まれである。英語もペラペラのバイリンギャルの役人である。当時のドミニオン会議(まだ独立国家ではないので国会ではない)で通訳を務めたとウィキに書いてあった。 Il neige C'est un après-midi du Nord. Le ciel est blanc et morne. Il neige ; Et l'arbre du chemin se tord Sous la rafale qui l'assiège. Depuis l'aurore, il neige à flots ; Tout s'efface sous la tourmente. A travers ses rauques sanglots Une cloche au loin se lamente. Le glas râle dans le brouillard, Qu'aucune lueur n'illumine... Voici venir un corbillard, Qui sort de la combe voisine. Un groupe, vêtu de noir, suit, Muet, le lourd traîneau funèbre. Déjà du ciel descend la nuit, Déjà la route s'enténèbre. Et toujours du bronze éploré Tombe la lugubre prière; Et j'entends dans mon coeur navré Tinter comme un glas funéraire. Je me souviens... Je me revois, Sur le blanc linceul de la terre, Dans la bise, en pleurs, aux abois, Suivant le cercueil de mon père. Je ne puis détacher mon oeil, Voilé d'une larme dernière, Du silencieux groupe en deuil Qui marche vers le cimetière. Je sens, saisi d'un vague effroi, Qui me retient à la fenêtre, Qu'en la marche du noir convoi Fuit quelque chose de mon être. Soudain dans le champ de la mort Disparaît le sombre cortège... C'est un après-midi du Nord. Le ciel est blanc et morne. Il neige. William CHAPMAN (1850-1917) 雪が降る 北の午後。 白く悲しい空。雪が降る。 吹雪が襲い 道の樹をよじる 朝が明け、雪は川に降る。 嵐の中すべてが消える。 すすり泣きの中 遠くの鐘が嘆く。 弔の鐘が霧の中に喘ぎ 光は一切輝くことなく... 此方に来る霊柩の橇 近くの谷から出てくる。 喪服を着た一団が沈黙して 続き、重い葬儀の橇 すでに夜が空から降り すでに路は暗くなる。 なおも涙流す青銅から 陰鬱な祈りが降りる。 悲しき心の中に我は聞く 弔いの鐘のごとき響を。 忘れない... 忘れない 大地を覆う白い帷子の上 北風吹き、雨の中、追われ 僕の父の棺の後に従う。 僕は最後の涙で覆われ 瞼を開くことができず 弔いの一行は沈黙して 墓地へと向かう。 恐ろしいものがこみ上げ 僕は棺の窓にしがみつく。 それ以来黒い葬列が 僕の存在から逃げ出す。 突然死の野原に 陰鬱な行列が消える... 北の午後。 白く悲しい空。雪が降る。 ウィリアム・チャップマン
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今日のドイツの詩はサイトのバグからイソップに飛んでしまった。ただドイツ語で書いてあるというだけだが、ドイツ人の詩と思い込み訳してしまった。サイトとしては涼しい夏を願う七月の詩として編集したみたいである。 伝イソップによる古代エジプト人の死後の願望である。文化によって死後の世界はいろいろあるが、エジプトの宗教は特に複雑で分かりににくい。古代ギリシャ人が想像した古代エジプト人の死後の世界。結構参考になるのかもしれない。 絵はツタンカーメン王(Tutankhamun)とアンケセナーメン王妃(Ankhesenamen)を描いたものとされる。ツタンカーメンの墓から出土したものである。 Ägyptisches Totengebet Gewähre, daß ich ein- und ausgehe in meinem Garten, daß ich mich kühle in seinem Schatten, daß ich Wasser trinke aus meinem Teich jeden Tag, daß ich lustwandle am Ufer meines Teiches ohne Unterlaß, daß meine Seele sich niederlasse auf den Bäumen, die ich gepflanzt habe, daß ich mich erquicke unter meinen Sykomoren. Aesop エジプト人の死後の祈り 神よ、我に許し給え 我が庭を出入りしますことを 我が庭の日陰で涼みますことを 我が毎日の水を我が池より飲みますことを 我が庭の縁を絶えず散策しますことを 我が魂が我が植えし樹の上で 安らぎますことを 我が無花果の樹の下で安らぎますことを。 イソップ
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160.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ [ミュルツツシュラーク、1885年5月28日] 大変、大変ありがたくお手紙を受け取りました。これより親切で納得の行くものはありません。さらに、あなたはときおり青空を見るが、私は曇り空しか見ていませんものの、私自身の考えと願望と驚くほど一致しています。ところで、私は純粋に思った通りにという条件でためらわずに私の作品について語った例は誰もないと思います。一つには、自分の良い作品を書く能力が無限にあるとは到底思ってもいません。また一つには、暫定的な意見を真面目に採り上げないのです。 結局趣味の違いで終わります。 しかし、あなたは知らないでしょうが、あなたの描写に照らして一握りの歌曲を読むことにより、歌曲からまた楽しみが出てくるのです。 しかし、要点に触れると、あなたは一つ見落としています。私はラインの民謡「柳の林の中に(Dort in den Weiden)」(1)が記憶に残っていたら、一言でいいから意見が欲しいと思っています。見落とされたのかな。「レディ・ジュディス」の裏にありました。そこから私を覗いていて、どんな表情をしているのかはわかりません。 ヴィースバーデンにいつ行かれるかぜひ教えてください。(宛先が必要?) あたたかい感謝と親切な配慮をお二人に。 あなたのJ.Br.より
(1) 作品97第4曲。 |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



