ヘ短調作品34

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ローマ平原 -- リルケ

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今日のリルケの詩は "Römische Campagna" 「ローマ平原」。彼はゲーテゆかりのローマ平原をアッピア街道を通り、ドライブに出かけたのだろう。今まで出会ったリルケの風景描写の詩には、リルケらしき話者がいて総称であろうが "du" に対して話しかける形式が多かった。それと韻律上の都合であろうか、"wie" が多く、何とかならないかと思ったことがある。今日は "du" も"wie" も登場しない。

ローマの路が周囲の農村を切り裂き、平原を進行していき、古代ローマの「水道」にも接近し、荒涼たる「空虚な」平原にたどり着く。最後に天の「空虚」に行き着くまでの過程の描写と思ったが、何しろリルケのドイツ語をカバーする辞書を持ち合わせない。特に脚韻部分の言葉がどうしても確信が持てず、これ以上はどうしようもない。今後向上が望めないので投稿することにした。

今日の絵はコローの描いたローマの平原である。


Römische Campagna

Aus der vollgestellten Stadt, die lieber
schliefe, träumend von den hohen Thermen,
geht der grade Gräberweg ins Fieber;
und die Fenster in den letzten Fermen

sehn ihm nach mit einem bösen Blick.
Und er hat sie immer im Genick,
wenn er hingeht, rechts und links zerstörend,
bis er draußen atemlos beschwörend

seine Leere zu den Himmeln hebt,
hastig um sich schauend, ob ihn keine
Fenster treffen. Während er den weiten

Aquädukten zuwinkt herzuschreiten,
geben ihm die Himmel für die seine
ihre Leere, die ihn überlebt.

Reiner Maria Rilke


ローマ平原

高温の温泉の夢でも見て
眠りたい立地の都市から
灼熱へと墓の路が延びる。
最後の農場の窓は墓道を

不機嫌な目付きで見送る。
路は左右を台無しにして
今も窓を抑え続けている。
路はあえぎながら脱出し

空虚を天に捧げると叫び
窓がないかどうか急いで
確かめながら、路は広い

水道に近付くよう合図し
天は路の空虚の代わりに
今後も残る空虚を与える。

リルケ

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237.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ

[ニース、1888年11月8日]

 親愛なる友へ

 またまたお邪魔してすみませんが、第二主題に行く最初の「経過部」と後の平行楽節との乖離は意識的ですか、それとも偶然でしょうか。最初はこうでしたでしょう。

{楽譜挿入}(1)

そして二度目には変ロ長調の後はハ音が来て一貫するのですが、楽節はイ長調(2)で始まりますか。説明していただけますか。でもその前にフランクフルトに発送しなければいけないのですか。ヨアヒムがそぐに見ていたらねえ。音楽家のアマンダの前でヨアヒムにぜひ会いたいとも言えないし。

 もう一つ。フィナーレの6番目と7番目のバーでピアノ・パートの和声を変えますが、平行楽節(3)では変えていません。これはあなたに言おうと思いました。個人的にはフィドゥルのへ音の後には、増音された三連音が(へ音、イ音、嬰ハ音)続く方が、いつも間違っているように響くホ音よりも好きですし、安心しました。止めよと言われるまで、続けて演奏します。

{楽譜挿入}

わたしはフィナーレを演奏する度に絶望的に恋に落ちていきます。「風と嵐、雷と雹の音が鳴り響く(Wind und Strome, Donner und Hagel rauschen ihren Weg)。」(4) わたしはこのように元気に疾駆する曲を他に知りません。心の画像を固定し、芸術的な形式で構成するときにどんな気持ちだったのでしょう。最初の着想から現在の精巧な仕上げに至までの発展過程で、失われたものが何もないと感じるのは何と素晴らしいのでしょう。あらゆる自然の風味が残されており、すべての音符が傑作を構成するのに担当の役割を演じています。いかに偉大な作曲家といえども、抱いてきた光景が何度「霧の雲のように融けて、息のように消える」(5)のを見てきたことでしょう。でもこの曲は命の暖かみがあり、炎と活力に充ち、その訴え方は直接的で誠実であり、中間段階を意識させません。

 わたしに感じたまますべてを正しく話す雄弁の才があったら。この偉大で、この美しい作品はわたしたちの心を捉えました…(6)







(1)作品108の4ページ第12小節。

(2)10ページ第3小節。

(3)作品108の27ページ第3−4小節。

(4)ゲーテのDas G??ttliche。

(5)「メロディーのように(Wie Melodien zieht es)作品105第1曲」の引用。

(6)手紙は不備である。

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