ヘ短調作品34

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今日のエミリー・ディキンソンは羽目をはずして夏の自然を満喫している。蜂や蝶が花から花へと飛びまわりミツを満喫する姿に、女だてらに一日中飲んだくれるディキンソン自身を重ね合わせたにくい手法である。

蜂も蝶も退散する夕暮れ時になってもエミリーは、夕日に背を向け、夜も飲むぞといわんばかりである。彼女の酔態に気づき、急性アルコール中毒による死亡を心配してか、天使や聖人が天国から地上をのぞいている。

今回の形式も彼女お得意の8・6・8・6の音節によるバラード・ミーターを守っている。偶数行に韻ないし類似音の対をとり調子を整えている。

それにしても彼女の辞書には副詞がないのだろうか? -ly で終わるソフトな言葉にお目にかかった記憶がない。 色気のない女である。


I taste a liquor never brewed

I taste a liquor never brewed,
From tankards scooped in pearl;
Not all the vats upon the Rhine
Yield such an alcohol!

Inebriate of air am I,
And debauchee of dew,
Reeling, through endless summer days,
From inns of molten blue.

When landlords turn the drunken bee
Out of the foxglove's door,
When butterflies renounce their drams,
I shall but drink the more!

Till seraphs swing their snowy hats,
And saints to windows run,
To see the little tippler
Leaning against the sun!

Emily Dickinson


発酵していないリキュールを飲んだ

真珠色のジョッキに何杯もすくっては
発酵していないリキュールを飲んだ
この味ライン川の樽から生まれる
アルコールにひけを取るものではない。

空気に酔い
露をたらふく飲んだ
夏の長い日千鳥足で
とろけるような青空の居酒屋をはしごした。

亭主が飲んだくれの蜂を
フォックス・グローブのドアからたたき出し
蝶はもう結構といったが
私はまだ飲むのだ。

セラフィンが白い帽子を振り
聖人達が窓に駆け寄り見下ろす
しようもない飲んべえが
太陽に背を凭せかけている。

エミリー・ディキンソン



訳し終わって心配なことがある。フォックス・グローブはまさにジョッキのような形に見えなくもないが、この花は充分受粉すると花を閉じるのであろうか。

そうであれば、

「亭主が飲んだくれの蜂を
フォックス・グロウブのドアからたたき出し」

は誤訳ではない。

上の写真は真珠色といえるかどうか知らないが、フォックス・グローブの写真である。この花の密や露を次々に飲む行為を「真珠色のジョッキを何杯も飲む」と表現したと解釈したが、彼女の詩の訳はどこまでも不安である。

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