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「今日の詩」は、スティーヴンソンの「『子供の詩の園』からの使節」である。彼は「子供の詩の園」を書いているが、この詩はどこに収録されているのか分からなかった。いずれにしても、スティーヴンソンの「子供の詩の園」は大人に人気があるから、選者はこれからも送ってくるはずである。 Envoy For "A Child's Garden Of Verses" . Whether upon the garden seat You lounge with your uplifted feet Under the May's whole Heaven of blue; Or whether on the sofa you, No grown up person being by, Do some soft corner occupy; Take you this volume in your hands And enter into other lands, For lo! (as children feign) suppose You, hunting in the garden rows, Or in the lumbered attic, or The cellar - a nail-studded door And dark, descending stairway found That led to kingdoms underground: There standing, you should hear with ease Strange birds a-singing, or the trees Swing in big robber woods, or bells On many fairy citadels: There passing through (a step or so - Neither mamma nor nurse need know!) From your nice nurseries you would pass, Like Alice through the Looking-Glass Or Gerda following Little Ray, To wondrous countries far away. Well, and just so this volume can Transport each little maid or man Presto from where they live away Where other children used to play. As from the house your mother sees You playing round the garden trees, So you may see if you but look Through the windows of this book Another child far, far away And in another garden play. But do not think you can at all, By knocking on the window, call That child to hear you. Robert Louis Stevenson 「子供の詩の園」からの使節 5月のすみ切った空の下 君は庭のベンチで足を上げ 寝そべってるかな? それとも、大人も来ない フワフワしたソファーの上で 座っているかな? だったら、この本を手に持って よその国に行きたまえ。 ほら考えてもごらん(子供ならそうする) 庭で追っかけっこするだろう むき出しの屋根うらで それとも地下室 ‐‐ 入り口にはクギがあり 暗いよ、でもおりていくと 地下には王さまの国があるのさ。 そこに立っていると聞こえるよ! 見たこともない鳥の歌声 ドロボウの森の木がゆれる音 ヨウセイのお城のカネの音。 出ていくのさ(そっと ‐‐ ママもネエヤも気づかないように!) 子供のお部屋から とおい不思議の国へ アリスが鏡から出たように ゲルダが光をおいかけたように。 では、この本が運んじゃうよ あっというまに君たちチビッコを いま住んでる所から いま遊んでいる所からね。 家からお母さんが見てるのは 庭の木のまわりで遊んでいる君たち。 君たちは会えるんだよ! この本の窓からのぞきさえすれば とおい、とおい所にいる子供に よそのお庭で遊んでいる子供に。 でも窓をたたいたりして その子をよぼうなんて 考えたりしてはいけないよ。 スティーヴンソン
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2007年05月31日
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24.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ ライプツィッヒ、1878年1月16日 親愛なる友ブラームスへ ごぶさたしております。ここにわたしが手に入れた新聞批評があります。でもあなたはそんなのを気にはされないでしょう。まず――の記事ですけど、あなたの最近の作品にはインスピレーションに欠けると断言しています。これらのことにはすべて慣れて、フラウ・パスターが言われるところの「動じない態度」を身につけておられるにちがいありません。今度お手紙を頂けるときには(ウィーンにお帰りなってから(1)と思っています)、「あなたが批判に超然としておられる理由とその程度」をお聞かせください。この記事が広く配布されているので気になります。わたしは飽きることなく、あなたの良い評判を支持し続けています。いつもあなたが世界中で一番礼儀をわきまえており、社交的で洗練された人物であり、あなたがウィーンのフラッパルト(2)から立ち居振る舞いのレッスンを受けておられることも皆さんに言ってきました。あなたの優雅なお辞儀の仕方が分からないのはよっぽど無知な人です。 今日はなにも考えられません。ただ哀れな二人のヘルツォーゲンベルクをのこして、われらの師にしてわれらの子(notre maitre, notre enfant)が11日に発たれたことを除いては何事も起きていません。楽しい訪問者にはこわいぐらい簡単に慣れてしまうのですね。わたくしたちにあなたが下さった11日間の美しき日々を感謝します。ご親切にもあなたはお時間をわたしたちに与えてくださいました。ベートーベン・テーブル(3)で夜のひとときを割いてくださるたびに、本当に感銘を受けました。 あなたはとうとうお酒のビンを忘れて行かれました。それを見つけたときのわたしの気持ちは、幼い甥の気持ちと同じでした。何年か前、マチルデ・ハルテンタールは甥が彼女にあげたクルミ割りを持たずに行ってしまいました。「可哀想!あの人どうするのだろうね」としみじみと言っていました。 あなたがナイトガウンを忘れて行かれたのはもっと重大です。洗濯に出して、雪のように白くしてユトレヒトに送ります。ここライプツィッヒではまったく同じ毎日です。ニ長調のデュエット(4)をテノールのW――と練習していますが、うまくやるのは大変苦痛です。W――は最後の B♭−E−A−D がうまく歌えなくて二重唱が困難です。 では、さようなら、さようなら。「饒舌なるもの、汝の名は女なり!」などとは言わないでください。 わたしはあなたがハ短調(5)をたっぷり堪能されることを期待いたします。もっともわたしたちの半分も楽しんでおられるのか、疑問ではありますけど。そちらに行かれないわたくしたちには同情してくださいね。おりにふれ、わたしたちのことを想い出してください。 あなたのもっとも信頼できる崇拝者リーズルとハインリッヒ H.より 注 (2) ルイ・フラッパール(Louis Frappart)、ウィーン・オペラ劇場の主席ダンサー。 (3) あるレストランの席。 (4) 作品75の第3曲 (5) ハンブルクとユトレヒトのハ短調交響曲 訳注 ブラームスはオランダに演奏に出かけたが、ハンブルク出身であるので同じ言語圏であるオランダ語が分かりやすかったからといわれる。 カラヤンのハ短調交響曲の最終楽章の録画を見つけたので紹介する。 |

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