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「今日の詩」の選者は昨日、これで200通のメールを送ったと言ってきた。まだまだ終わったわけではないが、しばらく休憩するとのことである。私も実はホットしている。この企画が始まってからやくし始めたわけではないが、200通には程遠い。彼女の休憩中に多少は処分しておこうと思った。 今まで訳していない詩の中から重要と思われるのを探してみた。この選者はディキンソンを盛んに送ってくるが、国民的人気詩人フロストの詩はわずかである。その中からしばしば評判になっている「白樺」を訳すことにした。 Birches When I see birches bend to left and right Across the lines of straighter darker trees, I like to think some boy's been swinging them. But swinging doesn't bend them down to stay. Ice-storms do that. Often you must have seen them Loaded with ice a sunny winter morning After a rain. They click upon themselves As the breeze rises, and turn many-colored As the stir cracks and crazes their enamel. Soon the sun's warmth makes them shed crystal shells Shattering and avalanching on the snow-crust Such heaps of broken glass to sweep away You'd think the inner dome of heaven had fallen. They are dragged to the withered bracken by the load, And they seem not to break; though once they are bowed So low for long, they never right themselves: You may see their trunks arching in the woods Years afterwards, trailing their leaves on the ground Like girls on hands and knees that throw their hair Before them over their heads to dry in the sun. Robert Frost 白樺 黒い樹々は直立しているのに 白樺は右や左に曲がっている 男の子が揺すっているのかと思うが 曲がったままはあり得ないから 冷たい嵐だ。雨が上がりの冬の朝 氷の付いた白樺を見たでしょう。 微風で白樺はカチッと音を立て 一押しで表面にひび割れを作り 白樺は様々な色彩を放つ。 気温が上がり、水晶の破片が 雪面に崩れ落ちて散らばり あたり一面のガラスの破片で 空の天井が落ちてきたかと思う。 白樺は重みで枯シダにのしかかるが 折れた様子はない。長い間低く 曲がったままで戻ろうとはしない。 森でアーチになった幹が長い間に 葉が地面についているのを見るが まるで女の子が四つん這いになり 髪を垂らし日光で乾かしている様だ。 フロスト
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2007年06月25日
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今日のドイツ語の詩はヘルマン・ヘッセの「お手をどうぞ」である。別に何の説明もいらない。あえて言うならば、初恋は成らすということか。 Bitte Wenn du die kleine Hand mir gibst, Die so viel Ungesagtes sagt, Hab ich dich jemals dann gefragt, Ob du mich liebst? Ich will ja nicht, daß du mich liebst, Will nur, daß ich dich nahe weiß Und daß du manchmal stumm und leis Die Hand mir gibst. Hermann Hesse お手をどうぞ 何も言わずに多くを語る 君の手を拝借するときに 僕を愛しているかいと 必ず僕は尋ねてきた。 僕はもう君の愛を望まず ただ君を身近に知りたい そして時には黙って優しく 手を差し出してほしいだけ。 ヘルマン・ヘッセ
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49.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ [ライプツィッヒ]、1878年12月13日 親愛なる友へ わたしは長く待ちわびたピアノの作品を送っていただきながら、一言のお礼も言わないまま今日を迎えました。そのせいで、わたし自身もその通りと思っていま すが、恥知らずと非難してみえるのではないでしょうか。本当にわたしは、プードルのように恥じ入り、あなたが一生手紙を下さらないのではないかと、何といったらよいのか、ただひたすら恐縮しております。もちろん、わたしは言い訳を何ヤードでも繰り出して、自分を正当化できるかもしれませんが、そう はしたくありません。かかる怠慢には適切な言い訳はありませんから。こうして、わたしは自分の罪を意識しております。あなたのお許し、免罪、恩赦その他すべてをお願いするものです。 ご存じのように、これらの大事な作品は写譜職人のところにあります。ライプツィッヒの写譜職人は仕事が遅いのです。でも明日には送り返します。ロ短調(1)(訳注1)のものは、練習してみると、なんとも楽しいものですから、わたしが取っておき、わたしの代わりにイギリスのお友だち(2)に写譜してもらっています。でも言っておきますが、わたしには、何処を探してもいない、すてきなイギリスの女の子がついています。 さてバイオリン・コンチェルトは本当にまだ完成していないのですか。そのことを嘆く声をユトレヒトから聞きましたが、それは信じるつもりはありません。仕 上げる前に約束するなんてあなたらしくもないですから。あなたはアルノルドシュタインでわたしたちにちゃんと約束されました。ああ、あの眠気を誘う、懐かしのアルノルドシュタイン。そこでは対位法を楽しむ時間がいっぱいありました。ここでは料理と雑役を交互に繰り返しています。家政の恐るべき重荷がわたしの肩にのしかかり、ちょっとした息抜きにピアノの前にすわっています。いろんな理由で、わたしは一月を待ちこがれています。料理のできる人が来てくれて、 正常に戻りたいものです。コンチェルト持参は問題ではありません。とにかくいらっしゃいませんか。さてここらで止めなくては。ロ短調の写譜職人さんが休ませてくれません。あなたが美しいものをみたければ、最後の8小節をご覧なさい。わたしたちは飽きることなく、繰り返し演奏しました。 わたしはまもなく、これらの曲を演奏しに、ユトレヒトのエンゲルマン家に行く予定です。はじめてエンマを出し抜けるとはなんという勝利の快感。 わたしの現在と未来永劫のお気に入りは嬰へ単調(3)です。わたしはそれを正確に理解していて、ピアニストの端くれであるからには、妙なる演奏ができると自負しています。 ではさようなら。わたしが悪かったものですから、嬰ハ単調(4)もロマンスも頂けないことを承知しております。 ハインリッヒ(彼は仕事で大変忙しくしています)からよろしくとのことです。エセル・スミスからも。彼女は大変美しいガボットとサラバンドを作曲しています。わたしたちは心待ちしていますので、あなたの訪問のときをお知らせください。 忠実なあなたのヘルツォーゲンベルゲより (1)カプリッチォ、作品76第2曲。 (2)エセル・スマイス。 (3)作品76第1曲。 (4)作品76第5曲。 1. ロ短調のカプリッチォは以前にも紹介したイヴォ・ポロレチの演奏である。 2.ケンプの試聴版でよければ |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



