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「今日の詩」はイェーツの「モヒニ・チャテルジー」である。モヒニ・チャテルジーはインドのバラモンの哲学者で、ダブリンにやってきた。イェーツはこの哲学者に感銘を受けたようである。 この詩はアイルランド独立闘争で悩んでいたイェーツがインド哲学者にお伺いを立てる形で、詩が始まっている。だが今回も、前半も後半も分かるがつながりがうまく理解できなかった。、ひどい誤訳があるとは思えないが、イェーツは彼の話から何を汲みとったのだろう。話の解釈が少しずれているような気がする。彼の有名な失恋は知っているが。 Mohini Chatterjee I asked if I should pray. But the Brahmin said, "pray for nothing, say Every night in bed, ""I have been a king, I have been a slave, Nor is there anything. Fool, rascal, knave, That I have not been, And yet upon my breast A myriad heads have lain.''' That he might Set at rest A boy's turbulent days Mohini Chatterjee Spoke these, or words like these, I add in commentary, "Old lovers yet may have All that time denied -- Grave is heaped on grave That they be satisfied -- Over the blackened earth The old troops parade, Birth is heaped on Birth That such cannonade May thunder time away, Birth-hour and death-hour meet, Or, as great sages say, Men dance on deathless feet.' William Butler Yeats モヒニ・チャテルジー 祈るべきですか訊いたら バラモンは私に言った 「祈ることはない ただ毎晩寝る前に 『今日まで私は王者であり 奴隷であったが 何事もなかった。 私は愚者でもなく 悪党でもなかったが 私の胸には無数の頭脳が宿る』 と言いなさい」 ある少年の荒れた日々を 治めるように モヒニ・チャテルジーは このように話したが 私なりに解釈したい 「 かつての恋人は 昔を否定したい − 気の済むように 次から次に墓ができる − 黒焦げた大地上を 古兵が行進し 轟く連続砲撃が 時間をずらしても 次から次に誕生し 誕生と死の時間は一致する つまり、偉大なる賢人達曰く 人は永遠に踊り続ける」 イェーツ
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2007年07月23日
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今日のドイツ語の詩はトラークルの「夢見るセバスチャン」の第3作の「道程」である。今日も相変わらず単語帳の作成である。この詩は断片的な映像の積み重ねと私は解釈した。多少断片化し過ぎたきらいはあるが、映像を眺めていくうちにある日突然、物語に気付く形式である。ロマン派の詩人であれば、少なくとも4行の詩節で語る所を形容詞と名詞で済ましている。 Unterwegs Am Abend trugen sie den Fremden in die Totenkammer; Ein Duft von Teer; das leise Rauschen roter Platanen; Der dunkle Flug der Dohlen; am Platz zog eine Wache auf. Die Sonne ist in schwarze Linnen gesunken; immer wieder kehrt dieser vergangene Abend. Im Nebenzimmer spielt die Schwester eine Sonate von Schubert. Sehr leise sinkt ihr Lächeln in den verfallenen Brunnen, Der bläulich in der Dämmerung rauscht. O, wie alt ist unser Geschlecht. Jemand flüstert drunten im Garten; jemand hat diesen schwarzen Himmel verlassen. Auf der Kommode duften Äpfel. Großmutter zündet goldene Kerzen an. O, wie mild ist der Herbst. Leise klingen unsere Schritte im alten Park Unter hohen Bäumen. O, wie ernst ist das hyazinthene Antlitz der Dämmerung. Der blaue Quell zu deinen Füßen, geheimnisvoll die rote Stille deines Munds, Umdüstert vom Schlummer des Laubs, dem dunklen Gold verfallener Sonnenblumen. Deine Lider sind schwer von Mohn und träumen leise auf meiner Stirne. Sanfte Glocken durchzittern die Brust. Eine blaue Wolke Ist dein Antlitz auf mich gesunken in der Dämmerung. Ein Lied zur Guitarre, das in einer fremden Schenke erklingt, Die wilden Hollunderbüsche dort, ein lang vergangener Novembertag, Vertraute Schritte auf der dämmernden Stiege, der Anblick gebräunter Balken, Ein offenes Fenster, an dem ein süßes Hoffen zurückblieb - Unsäglich ist das alles, o Gott, daß man erschüttert ins Knie bricht. O, wie dunkel ist diese Nacht. Eine purpurne Flamme Erlosch an meinem Mund. In der Stille Erstirbt der bangen Seele einsames Saitenspiel. Laß, wenn trunken von Wein das Haupt in die Gosse sinkt. Trakl 道程 そのよそ者は死体置場に夜に運ばれた。 タールの匂い。プラタナスのそよぐ音。 烏の闇の飛行。広場で交代する衛兵。 黒いリネンに沈む太陽。回帰する過ぎ去りし夜。 妹が隣室で弾くシューベルトのソナタ。 黄昏に青くざわめく 崩れた泉に静かに沈む彼女の微笑み。ああ、懐かしきわが世代。 下の庭でささやく人。暗き空を離れる人。 箪笥の上の林檎。金色の蝋燭を灯す祖母。 ああ、穏やかなる秋。高き樹の下、われらの足音が静かに響く 古き庭園。ああ真摯な黄昏はヒヤシンスの顔立ち。 木の葉のまどろみと鬱金色の朽ちた向日葵に囲まれた 君の足元の青き泉、謎めきたる赤き静寂の君が唇。 君の瞼はケシの実で重く、わが額で夢見る。 静かな鐘の音が胸を震わせる。青き雲は 黄昏に我に沈む君の顔。 初めての居酒屋に鳴り響く歌とギター 野生のニハトコの叢、過ぎて久しい11月のある日。 黄昏の階段を昇るいつもの足音、日焼けした梁の様子 開いた窓に残る甘き希望 − 何ということ、ああ、打ちのめされ、ガクッと崩れ落ちる。 ああ、この夜のなんと暗き。深紅の炎が 心から燃えつきる。静寂の中消え果てる 不安な心の弦の響き。 葡萄酒に酔って頭を倫落の淵に沈めてしまえ。 トラークル
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77.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ ライプツィッヒ、1880年12月14日 親愛なる友へ もしわたしが、昼に寝ては夜に起きだすという、生来幸福な人でも不幸になって当然という情けない女でなければ、これ以前にフンボルト・シュトラーセから生命の印を感じとられたことでしょう。今日多少回復しましたので、急いで、あなたのおかげで楽しかった時間を感謝いたします。あの優秀なA__のおかげですが、あなたとともに戻ってこられたのはあらゆる意味で重要なことでした。 … ヨアヒムはあなたのコンチェルト(1)をさっそうと弾きました。わたしたちがこの曲を聴くのは(ザルツブルグを除いて)初めてのことです。完全に魅了され、夢中になりました。さて、1日、1日と11日に近づいてきてますます来訪が楽しみなります。おかげで、あなたが去られた後もまだいらっしゃるような気がしました。エンゲルマン夫妻はどうしても10日には出発するといっていましたが、もちろん泊まることになりました。このライプツィッヒ子たちに大事な、美しい曲を聞かせて、悔いを残さぬようお願いします。「序曲」(2)は眠れぬ夜にわたしを悩ませました。祝典曲のへ長調のテーマが把握できません。約束のピアノ・スコアを待つほかはありません。それから、melodische ??bungsstucke(練習曲)をお忘れなく。 わたしたちの日曜のコンサート(3)はうまく行きましたので、今まで聴きに来ていただけなかったことが残念です。「考え見よ(Schauet doch und sehet )」(4)には満足して頂けたと思います。わたしたちのよき日は、歌手全員が「霊感」という言葉では片付けられない何ものかに反応し、われを忘れるときです。この瞬間には各々が三人分の力を発揮し、一握りの弱いわたしたちがなにか賞賛に値することを産み出します。わたしはいつもハインツには感謝しています。彼は難しい音程をすべて彼らの頭に叩き込んでいます。 ではさようなら。いつまでも気にかけてください。すでにご存知のことを信じていただきたいのです。わたしたちはあなたが大変好きなのです。 あなたのヘルツォーゲンベルク夫妻より (1) ヨアヒムはゲバントハウスでバイオリン・コンチェルトを演奏した。これは年間三度目のライプツィッヒ公演であった。 (2) 大学祝典序曲 (3) バッハ・フェラインのコンサート。 (4) バッハのカンタータ。 (5) ヨアヒムはブラームスのバイオリン・コンチェルトと同じ演奏会で、自作のバイオリンと管弦楽のための変奏曲を原稿のままで演奏した。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...

