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今日はフロストののどかな田園の女性の思い出話をエミリー・ディキンソンが得意とするバラッド形式で書いている。つまり一詩節4行から構成され、8音節と6音節の繰り返しになっている。エミリー同様偶数行に韻が踏まれているが、韻はエミリーよりしっかりしている。ただ内容は易しいのだろうが、口語体であるので苦労はあった。誤解している部分もあろうかと思われる。 A Girl’s Garden Likes to tell how one spring When she was a girl on the farm, she did A childlike thing. To give her a garden plot To plant and tend and reap herself, And he said, “Why not?” He thought of an idle bit Of walled-off ground where a shop had stood, And he said, “Just it.” An ideal one-girl farm, And give you a chance to put some strength On your slim-jim arm.” Her father said, to plough; So she had to work it all by hand, But she don’t mind now. Along a stretch of road; But she always ran away and left Her not-nice load. And then she begged the seed. She says she thinks she planted one Of all things but weed. Radishes, lettuce, peas, Tomatoes, beets, beans, pumpkins, corn, And even fruit trees That a cider apple tree In bearing there to-day is hers, Or at least may be. When all was said and done, A little bit of everything, A great deal of none. How village things go, Just when it seems to come in right, She says, “I know! Oh, never by way of advice! And she never sins by telling the tale To the same person twice. Frost 娘の農園 村の近所の女の人が 農場の娘だったころ ある年の春の子供っぽい お話をしてくれる。 ある日彼女は父親に 植えて、手入れし、収穫したいから 庭の一画を分けてと頼み 「いいでしょう?」と言った。 父親が場所を探しながら 思いついた要らない土地が 仕事場の壁のそばで 彼は「ここが良い」と言った。 彼は「ここが娘の農園には もってこいだよ お前のジャーキーのような 腕にも力がつく」と言った。 父親が言うには、鍬で耕すには 十分な土地ではないが。 彼女はすべて手で作業したが 今では良かったと思っている。 彼女は道に沿って一気に 手押し車で糞を運んだ。 だがいつも急いで 美しくはない荷を落とした。 それから彼女は種をねだった。 草以外ならなんでも 植えるつもりと言った。 レタス、エンドウ、トマト、ビート 豆、パンプキン、トウモロコシ 果物の木まで。 彼女はずっと信じてなかったが 今ではそこに実がなっている ジュース用のリンゴの木は 多分彼女が植えたものだ。 言ったとおりにしたから 彼女の収穫は種々雑多 すべてほんのちょっぴり 大部分なにもなしだった。 村でちゃんと収穫するには 農作業の進め方が 分かった今となって 彼女は言う。「そうだわね! 農作業を始めたとき ― 」 忠告を聞かなかった! 彼女はこの話を同じ人に 二度とするヘマはしなかった。 フロスト
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2007年08月24日
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トラークルの「死の七つの歌」の第5作「早逝した人に」である。トラークルのザルツブルクの幼年時代。ともに語り合った友への哀悼の歌である。 An einen Frühverstorbenen O, der schwarze Engel, der leise aus dem Innern des Baums trat, Da wir sanfte Gespielen am Abend waren, Am Rand des bläulichen Brunnens. Ruhig war unser Schritt, die runden Augen in der braunen Kühle des Herbstes, O, die purpurne Süße der Sterne. Jener aber ging die steinernen Stufen des Mönchsbergs hinab, Ein blaues Lächeln im Antlitz und seltsam verpuppt In seine stillere Kindheit und starb; Und im Garten blieb das silberne Antlitz des Freundes zurück, Lauschend im Laub oder im alten Gestein. Seele sang den Tod, die grüne Verwesung des Fleisches Und es war das Rauschen des Walds, Die inbrünstige Klage des Wildes. Immer klangen von dämmernden Türmen die blauen Glocken des Abends. Stunde kam, da jener die Schatten in purpurner Sonne sah, Die Schatten der Fäulnis in kahlem Geäst; Abend, da an dämmernder Mauer die Amsel sang, Der Geist des Frühverstorbenen stille im Zimmer erschien. O, das Blut, das aus der Kehle des Tönenden rinnt, Blaue Blume; o die feurige Träne Geweint in die Nacht. Goldene Wolke und Zeit. In einsamer Kammer Lädst du öfter den Toten zu Gast, Wandelst in trautem Gespräch unter Ulmen den grünen Fluß hinab. Trakl 早逝した人に 樹の内より進みいでし黒き天使 われら青き泉の縁にて 夜の遊び友達なりしとき。 われらの穏やかなる足取り、秋の褐色の冷気の丸き瞳 ああ、星の真紅の甘美。 かの人はメンヒスベルクの石段を下り 顔色の青き微笑みと静かなる幼少に 奇妙なるさなぎとなり、死した。 葉や古き石の中で耳を澄ますと 友の銀色の顔色が庭に残っている。 魂が歌った死、肉体の緑色の腐敗 それは森の囁き 鹿の熱烈なる悲鳴だった。 夕闇迫る塔より青き晩鐘が常に響く。 時来たりて、かの人が見たる真紅の太陽の陰 落葉せる枝の腐敗の陰。 夕べにはクロウタドリが夕暮れ迫る城壁で歌い 早逝したる人の魂は静かに部屋に現れた。 ああ、響く喉より滴る血 青き花。ああ夜すすり泣く 炎の涙。 金色の雲と時。侘しき部屋に 君は死せる人を客として迎え ニレの樹の下親密に語りて緑の流れを下り行く。 トラークル
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109.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ 〔ライプツィッヒ〕1882年4月26日 親愛なる友へ 誠心誠意申し上げますが、わたしは古き新版にはなじめませんし、ハインリッヒも同様に感じています。もしこれにこだわられるとしたら残念です。もっと単純な形式 {楽譜} の方がぎくしゃくした版より、ピアノの対位法においてうまく行きますし、歌と合っていますし、ここでは語りの方が声の誇示よりもはるかに重要です。この曲にあった一オクターブ下げて、軽い感じで、ご自分で歌ってみてご覧なさい。三つの音符の単純な繰り返しと比較してぎこちなくないでしょうか。 この可愛らしい曲をこれ以上ひねくらずに、この単純な版で満足してお休みくださるようお願いします。 この歌曲集の見直しはいつ可能でしょうか。わたしたちは五月にフラウ・シューマンにお会いしにフランクフルト(イェナだけはご免です)(1)に参ります。シュトックハウゼンと試せたら、素晴らしいと思います。わたしはへ短調(2)のことを、そしてついこれを歌うことになるシュトックハウゼン(3)と結びつけて考えてしまいます。このパートは――はっきりしませんが、わたしの記憶ではおおよそ―― {楽譜} はわたしの心の弦を引っ張ります。 …ではもう止めます。あの親愛なる教授(4)によろしくお伝えください。彼の訪問で、わたしたちはとても楽しい思いをしました。なんてすてきな人でしょう。当地をしばしば征服するようにおっしゃってください。さようなら、親愛なる友にして博士様。今年の夏はどこへ行かれます。―― いつまでも忠実なあなたのエリーザベトとH.H.より (1) 心臓病の治療のためにもう一度そこへ行っているはずであった。書簡87。 (2) 「野の寂しさ(Feldeinsamkeit)」。 (3) ユリウス・シュトックハウゼンは1878年に歌唱の教授のためフランクフルトに移り住んだ。 (4) エプシュタイン。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



