ヘ短調作品34

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「今日の詩」の選者は何を思ったか、珍しいシェイクスピアを送ってきた。「お気にめすまま」の第2幕第7場のジャックの独白「人生の七段階」である。

余談になるが、一昨日のBBCのメイルでは、再びストラッドフォード・アポン・エイボン出身のシェイクスピアなる人物が「シェイクスピア劇」の作者であるのかどうか疑問を投げかける俳優が声明を発したようである。

過去にはマーク・トウェイン、オーソン・ウェルズ、チャップリン等が名を連ねていたが、再び議論を蒸し返すようである。読み書きの出来ない家に生まれ、学歴のない男に「シェイクスピア劇」が書けるはずがないという主張である。死後400年祭まで10年を切って話題にはなる。


Seven Ages Of Man

All the world's a stage,
And all the men and women merely players,
They have their exits and entrances,
And one man in his time plays many parts,
His acts being seven ages. At first the infant,
Mewling and puking in the nurse's arms.
Then, the whining schoolboy with his satchel
And shining morning face, creeping like snail
Unwillingly to school. And then the lover,
Sighing like furnace, with a woeful ballad
Made to his mistress' eyebrow. Then a soldier,
Full of strange oaths, and bearded like the pard,
Jealous in honour, sudden, and quick in quarrel,
Seeking the bubble reputation
Even in the cannon's mouth. And then the justice
In fair round belly, with good capon lin'd,
With eyes severe, and beard of formal cut,
Full of wise saws, and modern instances,
And so he plays his part. The sixth age shifts
Into the lean and slipper'd pantaloon,
With spectacles on nose and pouch on side;
His youthful hose, well sav'd, a world too wide
For his shrunk shank; and his big manly voice,
Turning again toward childish treble, pipes
And whistles in his sound. Last scene of all,
That ends this strange eventful history,
Is second childishness and mere oblivion;
Sans teeth, sans eyes, sans taste, sans everything

William Shakespeare


人生の七段階

世界は舞台
男も女も演技するだけ
退場し、登場するが
一人で何役も演じ
役は七つになる。まず幼児
乳母に抱かれて泣き、もどす。
次に、泣きべそをかきカバンを下げた生徒
朝は晴々だが、蝸牛のように鈍く
しぶしぶ学校へ。次に恋をし
女性の眉の下手なバラッドを書いては
大恥をかく。それから兵役につき
おかしな誓いを並べ立て、豹の髭を生やし
名誉に眩んでは、突如として喧嘩に走り
大砲を前にして
儚い評判を求める。そして裁判官
腹は出て、皴は鶏のよう
目付き厳しく、礼式通り髭を揃え
諺や前例に詳しくなり
自分の役を演ずる。第六段階は
細い下穿きズボンをはき
鼻には眼鏡、脇にはポケット。
若い頃からとってあったズボンは
皺だらけの脛には太すぎる。
男らしい大声も子供のように甲高く
笛のように高い声になる。多事多難な
奇妙な物語の最後の場面では
再び子供っぽくなり忘れ去られる。
歯も、視覚も、味覚も、すべて失う。

シェイクスピア

夏 -- シュタットラー

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シュタットラーは光の詩人であろうか。トラークルとは大いに違う。夏の収穫の悦びを率直に歌っている。散文詩であるが、ドイツ・ロマン派の収穫をことほぐ詩の伝統を強く感じる。

Sommer

Mein Herz steht bis zum Hals in gelbem Erntelicht
wie unter Sommerhimmeln schnittbereites Land.
Bald läutet durch die Ebenen Sichelsang: mein Blut
lauscht tief mit Glück gesättigt in den Mittagsbrand.
Kornkammern meines Lebens, lang verödet,
alle eure Tore sollen nun wie Schleusenflügel offen stehn,
Über euern Grund wird wie Meer die goldne Flut der Garben gehn.




わが心は黄金の収穫の光を浴びている。
夏空の下収穫間近の畑のよう
やがて平原中に刈り取りの歌声が響く。
わが血は幸福に満たされて聞き入る。
わが命の穀物倉庫、ながく放置された扉は
すべて水門のように開けられ
黄金の束の流れが海のように床に注ぐ。

シュタットラー


絵はゴッホの「刈る人」

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130.ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ

[ライプツィッヒ、1884年1月14日]

 親愛なる友へ

  うれしい驚きで感謝感激です。この本は実に面白く、私のことを憶えてくださって、遠くから仲間に誘っていただいたことに感謝いたします。私の改宗は、あなたが思っておられるより容易なものです。メロディーのこの甘美なほとばしりに比べれば、ベームの収集は凍てついた泥水のようなものです。愛らしい花が土から出てくるときには、真っ先に割られるべき土です。あるいは、博物学者の陳列室に喩えられましょうか。哀れな小鳥たちが砒素で保存され、間抜け面してガラスの目で見ているようなものです。私たち夫婦はこれに出会っていたらこの本に決めたはずです。すなわち、あまねく有名なへ長調以外を考える余裕がなかったものですから。

  ところで、その時に、ユリウス・レントゲンのために変ロ調協奏曲を指揮することにご異存ありますでしょうか。彼の喜び様を想像すると、大変奥ゆかしい行為 だと思いますが。ブラームスのラプソディー、序曲、歌を数曲とピアノ曲を入れるべく努力しています。あなたの承認さえいただき、後はわれわれにお任せくだされば結構です。そうすれば、われわれと大多数の聴衆にとって真のフェスチバルになります。後は上(リンブルガーたち)から、シーザーのものはシーザーにという指示を待つだけです。

 私たちは辛い思いでエンゲルマン(1)の出発を見送りました。天に誓って、彼を行かせたくないわけではありません。私たちも行きたかったのです。

 それではどうか忘れずに二台のピアノ用の交響曲をお送りください。ロイス公の二、三の節で私たちは夢中になりました。あなたご自身が持参されてもよいのですが、できる限り早くお願いします。――忍耐力のない妻からよろしくとのことです。

感謝を忘れないあなたのヘルツォーゲンベルク夫妻より



(1) エンゲルマン教授は健康上の理由で長期の休職を得た。

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