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「今日の詩」は選者の好きなエミリー・ディキンソンの「神が創造した魂の中から」である。さすがはマサチューセッツ州の女性である。神学・哲学用語のオンパレードである。soul, sense, spirit, flesh, figures, atom , clay。しかもcreate という言葉の用法はOEDで始めて分かった。created の古語だそうである。なぜ古語を使ったのか?音節数が節約され、弱強格のバラッドになるからと推察した。 神は土(clay)から魂(soul)を創造したが、その中から一番大事なものを選び出す工程を彼女は書いたのだと解釈した。あとは辞書を見ながらの直訳である。この詩でエッセイを書いて来いという課題が出たら大変である。アメリカの学生を悩ませそうな詩である。 Of All The Souls That Stand Create Of all the souls that stand create I have elected one. When sense from spirit files away, And subterfuge is done; When that which is and that which was Apart, intrinsic, stand, And this brief tragedy of flesh Is shifted like a sand; When figures show their royal front And mists are carved sway,-- Behold the atom I preferred To all the lists of clay! Emily Dickinson. 神が創造した魂の中から 神が創造した魂の中から 私が唯一の物を選んだ。 精神から感覚が磨り取られ 言い訳が立つなら。 存在するものと存在したものが 本質的に分離し この肉体のつかの間の悲劇が 砂のように変化するなら。 形態が最前列を示し 霧が晴れたなら ― あらゆる土の中から 私が選んだ粒子を見て! エミリー・ディキンソン
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2007年09月15日
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今日のドイツの詩はボルトが「売女」、「ベルリンの夜」を献呈したということで名前を知った、初期表現主義の詩人ハイムの詩をウェッブから拾ってきた。シリーズの冒頭の詩「ベルリンI」である。皇帝ウィルヘルム二世の積極政策の恩恵を受けた家庭に育ちながら、社会に反抗的で親を困らせたとウィキペディアにはあった。たしかにボルトが詩を献呈するだけのことはある。若くして事故死したが、プロレタリア文学の先駆者として評価されたかもしれない。 Berlin I Beteerte F??sser rollten von den Schwellen Der dunklen Speicher auf die hohen K??hne. Die Schlepper zogen an. Des Rauches M??hne Hing ru??ig nieder auf die ??ligen Wellen. Zwei Dampfer kamen mit Musikkapellen. Den Schornstein kappten sie am Br??ckenbogen. Rauch, Ru??, Gestank lag auf den schmutzigen Wogen Der Gerbereien mit den braunen Fellen. In allen Br??cken, drunter uns die Zille Hindurchgebracht, ert??nten die Signale Gleichwie in Trommeln wachsend in der Stille. Wir lie??en los und trieben im Kanale An G??rten langsam hin. In dem Idylle Sahn wir der Riesenschlote Nachtfanale. Heym ベルリン 1 タールの染みた樽が暗い倉庫の 出口から転がりはしけに移された。 小舟が引っ張った。煙の長い髪が 油の浮いた波に垂れ込めた。 蒸気船が二艘楽隊を乗せてきた。 橋のアーチで煙突を曲げ 煙、煤、匂が茶色い毛皮と混じり 工場の汚い波に浮かんだ。 橋という橋では渡し舟が 通り抜け、合図が鳴り 静けさを破る太鼓のよう。 われらはのんびりと公園に向けて 運河を下った。この牧歌の中で 巨大な煙突が夜に灯るのを見た。 ハイム
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131.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ [ライプツィヒ]1884年2月11日 ああ、何という辛い別れでしょう。わたしたちはいとしい、いとしい交響曲を送っているところです。昨日は日曜日でしたから、11時 までに郵便局に持っていかなければなりませんでしたが、忍びなかったのです。今日送るのはわたしにしては立派だとは思いませんか。天はわたしが約束を守ったご褒美を下さいました。わたしは中間楽章を二つ見事に記憶してみせました。とくに最初の方はほぼ完璧に。ですから、わたしはため込んだ宝物をいつまでも 楽しむことができます。でも悲しいかな、残りの部分では苦労しています。交響曲はいまや一番の仲良しです。下さった方は本当の恩人です。 ケルンでは、あなたに執着する熱狂的な皆さんに囲まれて徹底的にお楽しみください。でも忘れてはいけません。非情なこの都市では、一握りの人たちがいつでもそれ以外の人たちを結束させようとしています。 明日はかの有名な変ホ調が第一楽章で登場したときには、わたしたちのことを考えてください。この楽節はこれからも残ります。 ではそこで。――切りがないですから―― 忠実なるあなたのヘルツォーゲンベルク夫妻より (1) ブラームスはゲバントハウスで1月7日第三交響曲を2月7日に指揮し、その後でヘルミナ・シュピースがシューベルトの Memnonn と Geheimnis をブラームス編曲の管弦楽伴奏で歌った。その前日には、ブロドゥスキー弦楽四重奏団の最初のコンサートで彼のバオオリン・ソナタを演奏した。 (2) 総譜24ページ第5小節のロマンティック・ホルンのパート。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



