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「今日の詩」はエミリー・ディキンソンの「旅もとうとうここまで」である。彼女の詩は題名がないので、最初の一行の訳でずいぶん不細工な題名になってしまう。出不精の彼女が好きな幻想の永遠への旅路である。 Our Journey Had Advanced Our journey had advanced; Our feet were almost come To that odd fork in Being's road, Eternity by term. Our pace took sudden awe, Our feet reluctant led. Before were cities, but between, The forest of the dead. Retreat was out of hope,-- Behind, a sealed route, Eternity's white flag before, And God at every gate. Emily Dickinson 旅もとうとうここまで 旅もとうとうここまで。 あと一歩で 存在の分かれ道 文字どおり永遠。 突然畏敬の念で 足は進行を渋る。 前方に都市が、中間に 死者の森。 後退すれば希望は尽き ― 後ろの道は封印され 前には永遠の白き旗 すべての門には神。 エミリー・ディキンソン
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2007年09月21日
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今日のドイツの詩はブレヒトの「千切れたロープ」である。偶然あるドイツのサイトで見つけた。ブレヒトも表現主義の詩人・劇作家ということになっている。詩を多少読んだ感想では、ドイツの他の表現主義作家に比較してしつこくない。 Der Abgerissen Strick Der abgerissene Strick kann wieder geknotet werden er hält wieder, aber er ist zerrissen. wir uns wieder, aber da, wo du mich verlassen hast triffst du mich nicht wieder. Bertolt Brecht 千切れたロープ 千切れたロープは また結び直し 繋がるが 切れ目は残る。 僕たちは多分 再会するだろう でも 君が去った場所で 会うことは もうない。 ブレヒト Photo by Simon Fuller @flickr
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137.エリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ [ライプツィヒ、ゲーテ・シュトラーセ 9(1)、1884年5月5日] 親愛なるともへ わたしたちは幼少のフェリックス・メンデルスゾーンの小さな肖像(2)をあなたに送ります。親愛なるフラウ・ヴァッハがわたしたちのために入手したものです。ファフナー一族によって厳重に守られていた数少ない複製の一つです。あなたが非常に気に入っていることを聞いて、彼女は喜んでいました。 明後日(3)は 充分にお楽しみください。どれほど多くの人たちがあなたの存在とあなたの友情にあずかって幸せになったかということを忘れないでください。博士様、あなたの親切心と友情で幾久しく誕生日を祝うならば、わたしたちもあなたの好意の光で髪が白くなるまで長生きします。あなたが約束されたウィースバーデンの調査で何かありましたか。あなたの手紙は多くの期待をかき立て、いろいろ考えました。ずっと住むつもりで、新しい家にちょうど落ち着いて、釘を打ち込んだばかりですから、これはあいにくのように思えます。ツァイツェル・シュトラーセ 24d が新しい宛先です。わたしはまだそこにはいません。わたしを引っ越しで疲れさせたくないというご配慮で、親切なヴァッハ家のみなさんのお世話になっています。 さようなら。あなたにとってよい年でありますように。――わたしたちには宝物をいっぱい。 いつまでもあなたの旧友であるE. ヘルツォーゲンベルクより (1) ヴァッハ家で書かれている。 (2) ウィルヘルム・ヘンシェルの鉛筆画の複製。ブラームスはこの表情ゆたかな真面目な肖像画を好み、彼の音楽の部屋に飾っていた。 (3) 彼の誕生日。
訳注
フラウ・ヴァッハとはメンデルスゾーンの末娘リリー・メンデルスゾーンのことである。彼女はライプツィッヒ大学教授のヴァッハと結婚した。ヘルツォーゲンベルク夫妻の親友である。 |

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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



