ヘ短調作品34

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春 -- テニスン

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「今日の詩」の選者が送ってきた詩はテニスンの「春」である。韻律の美しさに定評あるテニスンの民謡を想わせる詩。鳥の求愛を眺めつつ彼女に求愛する単純な話。単語は辞書を要しないものばかりである。テニスンの詩を汚すこともないと思ったが。

SPRING

Birds’ love and birds’ song
Flying here and there,
Birds’ song and birds’ love,
And you with gold for hair!
Birds’ song and birds’ love.
Passing with the weather,
Men’s song and men’s love,
To love once and for ever.

Men’s love and birds’ love,
And women’s love and men’s!
And you my wren with a crown of gold,
You my queen of the wrens!
You the queen of the wrens―
We’ll be birds of a feather,
I’ll be King of the Queen of the wrens,
And all in a nest together.

Tennyson




鳥は恋をして歌い
飛び回る
鳥は歌い恋をする
金色の髪!
鳥は季節とともに
歌い恋をし
人は生涯ただ一度
歌い恋をする。

人も鳥も恋をし
女も男も恋をする!
汝は金冠の歌姫
我が歌の女王!
汝は歌の女王 ―
我ら同じ鳥
我は歌の王となり
巣をともにせん。

テニスン

Photo by Corydora @flickr

都市 -- ハイム

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今日のドイツの詩は若くして死亡したハイムの「都市」である。たしかに大都会ベルリンに魅せられたボルトが献呈した「ベルリンの夜」と無関係ではないが、ハイムはベルリンの生活の無機性を強調している。

Die Stadt

Sehr weit ist diese Nacht. Und Wolkenschein
Zerreißet vor des Mondes Untergang.
Und tausend Fenster stehn die Nacht entlang
Und blinzeln mit den Lidern, rot und klein.

Wie Aderwerk gehn Straßen durch die Stadt,
Unzählig Menschen schwemmen aus und ein.
Und ewig stumpfer Ton von stumpfem Sein
Eintönig kommt heraus in Stille matt.

Gebären, Tod, gewirktes Einerlei,Lallen der Wehen, langer Sterbeschrei,
Im blinden Wechsel geht es dumpf vorbei.

Und Schein und Feuer, Fackeln rot und Brand,
Die drohn im Weiten mit gezückter Hand
Und scheinen hoch von dunkler Wolkenwand
Heym


都市

今日の夜の広がり。雲の輝きは
落月前に引き裂かれる。
夜に沿って千もの窓が並び
輝く瞼は赤く小さい。

血管のように街は都市を流れ
無数の人が出ては入る。
無感動な生活の永遠に無感動な音が
疲労した静寂に単調に響く。

誕生、死、顕著な一様性、片言の泣き声、長い死の呻き
変化は見えず、単調に経過していく。

光と火、赤き灯火と灼光
痙攣する手で遠くまで轟き
高く暗き雲の壁まで照らす。

ハイム

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141.ブラームスからヘルツォーゲンベルクへ

[ウィーン、1884年10月21日]

 こしゃくな人物がこの夏の間にmp、mezzo-piano(1) に抗議して書いたそうです。どうかお願いします。記事を手に入れてください。誰が書き、どこで発表されたのか。たぶん、フリッチュの新聞でしょう。まず彼に聞いてみてくれませんか。この種のばかげたことが知らぬ間に行われる。私の名前は書いていないが、私がmf に弱いことは良く知られています。この記事を当てにしてよいでしょうか。私はあなたが手がけておられるお仕事(2)についてもお聞きしたいものです。最後の手紙に感謝します。――間もなく最後の前の手紙になると思います。

誠実なるあなたのJ.Br.より


(1) Musikalisches wochenblatt。

(2) ある音楽家の救済のための基金。
141.ブラームスからヘルツォーゲンベルクへ

[ウィーン、1884年10月21日]

 こしゃくな人物がこの夏の間にmp、mezzo-piano(1) に抗議して書いたそうです。どうかお願いします。記事を手に入れてください。誰が書き、どこで発表されたのか。たぶん、フリッチュの新聞でしょう。まず彼に聞いてみてくれませんか。この種のばかげたことが知らぬ間に行われる。私の名前は書いていないが、私がmf に弱いことは良く知られています。この記事を当てにしてよいでしょうか。私はあなたが手がけておられるお仕事(2)についてもお聞きしたいものです。最後の手紙に感謝します。――間もなく最後の前の手紙になると思います。

誠実なるあなたのJ.Br.より


(1) Musikalisches wochenblatt。

(2) ある音楽家の救済のための基金。

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