ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

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熊 -- フロスト

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「今日の詩」は私が会員になる前に選者が発想したフロストの「熊」である。前半は冬眠に入る前の(雌)熊の行動を描写している。熊は自由に行動している。一方我々は行動の自由を奪われた檻の中の熊である。思想も目的もなくただ歩き回っている。

我々の自由を奪っている檻は、我々が投げ込まれた現代社会ではない。熊のように世界を自由に闊歩できる我々が、創り出した科学的手法や形而上学の檻の中で右往左往している。我々自身の自由を奪っているのは我々自身である、とフロストは主張したかったと解釈した。


The Bear

The bear puts both arms around the tree above her
And draws it down as if it were a lover
And its chokecherries lips to kiss good-by,
Then lets it snap back upright in the sky.
Her next step rocks a boulder on the wall
(She’s making her cross-country in the fall).
Her great weight creaks the barbed wire in its staples
As she flings over and off down through the maples,
Leaving on one wire tooth a lock of hair.
Such is the uncaged progress of the bear.
The world has room to make a bear feel free;
The universe seems cramped to you and me.
Man acts more like the poor bear in a cage,
That all day fights a nervous inward rage,
His mood rejecting all his mind suggests.
He paces back and forth and never rests
The me-nail click and shuffle of his feet,
The telescope at one end of his beat,
And at the other end the microscope,
Two instruments of nearly equal hope,
And in conjunction giving quite a spread.
Or if he rests from scientific tread,
’Tis only to sit back and sway his head
Through ninety-odd degrees of arc, it seems,
Between two metaphysical extremes.
He sits back on his fundamental butt
With lifted snout and eyes (if any) shut
(He almost looks religious but he’s not),
And back and forth he sways from cheek to cheek,
At one extreme agreeing with one Greek
At the other agreeing with another Greek
Which may be thought, but only so to speak.
A baggy figure, equally pathetic
When sedentary and when peripatetic.

Frost





熊は前足で樹の上の枝をつかみ

恋人のように引き寄せて

チョークベリーの唇に別れの口づけをし

それから樹を離し空に揺れ戻す。

次の歩みで柵の丸石は揺れ

(熊は秋の食いだめの旅の途中)。

熊がカエデを揺さぶって歩くたびに

体重で針の付いた鉄線はきしみ

有刺鉄線の隙間に毛を一房残す

これが檻に閉じ込められない熊の日々。

世界には熊がのびのび出来る空間がある。

君や僕には宇宙は窮屈に思えないか?

人間は檻の中の熊のように行動し

一日中臆病に内なる怒りと闘い

気分は心が示すもの全てを拒絶する。

人は絶えず行ったり来たりして

指を噛んでは、足を揺すり

ときに望遠鏡を覗くかと思えば

ときには顕微鏡を覗いたりし

予想はほとんど同じであるが

同時に使うと食い違いが出る。

科学から離れて一休みしてみる。

ただ背もたれして頭を揺らし

90度余り弧を描きながら

形而上学の両極を往復する。

ゆったりとお尻を下ろし

鼻を上げ、両目(もしあれば)を閉じ

(まるで修道士のように)

前後に頬を揺らし

ある見解では、一方のギリシャ人に同意し

ある見解では、対極のギリシャ人に同意し

言うなれば、そういう風に見える。

包容力のある人物、どちらにも同意し

瞑想するときと、逍遥するときでは異なる。


フロスト

早春の夕べ -- ハイム

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ハイムの1910年末に発表された「早春の夕べ」である。ベルリンは他のドイツの都市に比べ歴史のない近代都市である。ハイムは発展していく大都市ベルリンの色んな断面を描写しているが、形式的にはきれいに韻を踏んでいる。


Abende im Vorfrühling

Dem Bettler stahlen Kinder seine Krücken.
Nun sitzt er schimpfend am Laternenpfahl.
Den Blick lockt an ein großes rotes Mal,
Das wuchernd zieht vom Halse zu dem Rücken.

Am Neubau hämmert in den harten Stahl
Ein Mann seit Stunden, daß er birst zu Stücken.
Ein Pärchen füttert Schwäne von den Brücken,
Um sich versammelnd ihre kleine Zahl.

Im Uferwalde brennt in gelbem Schein
Der Abendhimmel. Wolken ziehn zu paar
Darüber hin. Ihm wird der Glanz genommen.

Doch glänzt im ros'gen Blau der Edelstein
Des Abendsternes, einsam, rein und klar.
Es brennt zu hell. Zu Nacht wird Regen kommen.

Heym


早春の夕べ

乞食がガキどもに松葉杖を取られ
ブツブツ言いながら街灯に凭れる。
目を引く大きな赤い跡はたちまち
首から背中にかけて広がっていく。

新築中男が何時間も鋼鉄を
打ち続け、とうとう割れる。
二人連れが橋から白鳥に餌を
少しずつ与え呼び寄せている。

夕べの空は岸辺の森で
黄色く輝く。雲がいくつか長く
伸びて行く。空の輝きは奪われる。

夕べの星の宝石はバラ色を帯びた青空で
独り、澄み、明るく輝く。
燃えるように明るい。夜は雨になりそう。

ハイム

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142.ブラームスからヘルツォーゲンベルクへ

[ウィーン、1884年、10月25日]

 私の名前を使うのはもちろんあなたのご自由です。この件でハンスリックと話し合いましたが、彼はこの件(1)を公表しないと思います。そうしても役に立たないというより、彼はあまりに無名です。

 どうか忘れずに、mf で攻撃の記事をあさってください。

誠実なるあなたのJ.Br.より



(1)基金のこと。

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