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「今日の詩」の選者が先日送ってきたのは、スコットランドの詩人バーンズの「ネズミ」である。中国系の人が多いアメリカでは今年が「ネズミの年」であることは新聞等で知っているであろうが。偶然バーンズの詩を送ってきたのだと思う。その前には「シラミ」である。 バーンズの詩はOEDを持っている私にはただ手間がかかるだけである。マイクロソフトのワードは、この六行の詩で11語に疑問符を付けた。みなスコットランド語である。一部憶測できる語もあったが、それは危険であることが分かった。実に意外であったのは、weeであった。てっきりweだと思っていたが、「小さい」という意味であった。それと語尾に ie が付いているのが、二語あるが、これは指小詞の語尾である。 まだ風邪が治らないので8詩節からなる詩を一日に1詩節のペースで紹介して行こうと思う。 To A Mouse I Wee, sleekit, cowrin, tim'rous beastie, O, what a panic's in thy breastie! Thou need na start awa sae hasty, Wi' bickering brattle! I wad be laith to rin an' chase thee Wi' murd'ring pattle! Robert Burns To A Mouse I Little, sleeked, cowering, timorous beastie O, what a panics in thy little breast! Thou need not start away so hasty, With bickering brattle! I will be loath to run and chase thee With murdering pattle! ネズミ I すぐにすくむ、この気の小さいチビ お前は大騒動なのだから! そんなにガタガタ音を立てて 急いで逃げることはないよ! 僕は鎌をふりまわして お前を追いかけるのはいやだよ! バーンズ
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今日もヘッセである。題名は「告白」である。何だか哲学的でよく理解できなかったが、文法の構造解析だけはできた。 Bekenntnis Holder Schein, an deine Spiele Sieh mich willig hingegeben; Andre haben Zwecke, Ziele, Mir genügt es schon, zu leben. Gleichnis will mir alles scheinen, Was mir je die Sinne rührte, Des Unendlichen und Einen, Das ich stets lebendig spürte. Solche Bilderschrift zu lesen, Wird mir stets das Leben lohnen, Denn das Ewige, das Wesen, Weiß ich in mir selber wohnen. Hesse 告白 君の遊戯に優しく振舞い 心底嬉しそうに私を見よ。 各々目的や目標があるが 僕は生きることで満足だ。 寓話が私に開示するのは 無限性と統一性の観念に いずれも触れるもので 私はつねに生身で感じた。 かかる象形文字の読解に 人生を賭ける気になった 理由は永遠と本質が私に 存在すると悟ったからだ。 ヘッセ
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240.ブラームスからエリーザベト・フォン・ヘルツォーゲンベルクへ [ウィーン、1888年11月14日] 親愛なる友へ エプシュタインの住所はI.ルドルフプラッツ 13 です。ニーチェはほんの少し前までオテル・ド・ジュネーブにいました。彼は「善と悪の彼岸」の挿し絵にぴったりの状態だという噂です。彼の合唱曲(1)はフリッチュが印刷しましたが、まるで若い学生の労作です。そんなものを読んで貴重な日の光を無駄にされませんよう。「逆は真かもしれない」(2)という格言をお忘れなく。ラボール(3)は先日ハインツの変ホ調のソナタを優秀なバイオリニストと作曲家協会で演奏しました。彼は素晴らしいタッチと情熱と精力すべてに優れております。――ではよろしく。 J.Br.より (1) 書簡239。 (2) 「逆は真かもしれない」というのは、記号とテンポの関係について長時間論争した結果、ベートーベンが20歳のとき、ヘルティー(H??lty)の「嘆き(Klage)」にたいして、雑記帳に残した言葉である。(ウィーン学友協会の文書室蔵)。ブラームスは1888年に出版されたベートーベン全集の付録からこの文言を拾ってきて、当時の哲学者の詭弁や多義性に対応するときに好んで使った。ニーチェとの事件は触れるに値しないと考えたが、これはいかにも彼らしい態度である。 (3) ヨセフ・ラボール(Josef Labor, 1842-)、ウィーンの宮廷オルガニスト、ピアニスト、作曲家。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...

