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以前スティヴンソンの Epitaph Erotionを訳していて、それがローマの詩人Martialis ca. 40 - ca. 104の有名な詩のパロディーであることに気付いた。原典に挑戦してみたが、いかんせんラテン語が皆目分からない。ヤフーのブログでおそらく唯一と思われるラテン語のブログを管理してみえる dakuserukun さんのラテン語を訳しながら勉強するが私の希望で厳密な注釈をつけてくださった。 とてもいい詩なので興味のある方は参考にしていただきたい。 6歳足らずで娘を亡くしたギリシャ人の奴隷がすでに死んだ両親に娘を託す詩である。古代ローマの詩 ラテン語を訳す。 さらに文法の注がついている。ラテン語を訳す ローマの詩 文法の注 Hanc tibi, Fronto pater, genetrix Flaccilla, puellam Oscula commendo deliciasque meas, Parvola ne nigras horrescat Erotion umbras Oraque Tartarei prodigiosa canis. Inpletura fuit sextae modo frigora brumae, Vixisset totidem ni minus illa dies. Inter tam veteres ludat lasciva patronos Et nomen blaeso garriat ore meum. Mollia non rigidus caespes tegat ossa, nec illi, Terra, gravis fueris: non fuit illa tibi. Marcus Valerius Martialis
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2008年01月31日
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「今日の詩」は以前に送ってきたワーズワスの “With Ships the Sea was Sprinkled Far and Nigh” 「船は海上にあちこち点在し」を訳すことにした。いつも眺めているワーズワスであるが、今日見とれているのは港を出て行く大きな船である。 今日の詩は厳格な形式を守った14行詩(ソネット)である。この韻を明示するために区切りを入れたくなったが、そのような版はなかった。一行の音節数は10音節であり、弱強格の詩である。脚韻も実に見事である。最初の8行は [a, b, b, a]の繰り返しであり、残りの6行は[c, d]の繰り返しになっている。 With Ships the Sea was Sprinkled Far and Nigh With ships the sea was sprinkled far and nigh, Like stars in heaven, and joyously it showed; Some lying fast at anchor in the road, Some veering up and down, one knew not why. A goodly vessel did I then espy Come like a giant from a haven broad; And lustily along the bay she strode, Her tackling rich, and of apparel high. The ship was nought to me, nor I to her, Yet I pursued her with a lover's look; This ship to all the rest did I prefer: When will she turn, and whither? She will brook No tarrying; where she comes the winds must stir: On went she, and due north her journey took. William Wordsworth 船は海上にあちこち点在し 船は海上にあちこち点在し 空の星の如く愉しげだった。 道に碇を固定した船もあり なぜか上下動する船もある。 私は豪華な船が巨人の如く 広い港を出航するのを見た。 喜び勇んで湾を足早に進み 多い索具と高いマスト揃え。 船と私は互いに無価値だが 私は恋人の如く船を追った。 私が一番気に入ったこの船。 進路変えるなら何時なのか? 船は急ぎ、風が吹けば進む。 船は予定通り北へと向った。 ワーズワス
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268.ヘルツォーゲンベルクからブラームスへ ローマ、ピアツァ・ディ・ピエトロ、パラツォ・チーニ 1892年3月21日 親愛なる友へ 「堂々巡り」(1)(レアンダーのおとぎ話にある)を避けるために、来月の予定をお知らせします。所々で変更の可能性がありますが、出会いを調整しても変更はしない場所です。 四月の始めにはフィレンツェにいます。ヒルデブラントが設計したモニュメント(2)を見るためと、春にそこに来るフィードラー夫妻に会うためです。五月の大半をフィレンツェで過ごし、サン・レモ経由でパランザに行き、月末にはフラウ・シューマンとお会いして、その後ハイデに行き、家を整えます。そこで秋まで過ごし、冬はベルリンで過ごす予定です。 静かなトスカナ観光にぜひ参加したいものです。オルヴィエトはまだ行ったことがありません。シエナやヴァルテッラはあわただしい観光旅行で行ったことがあるだけです。この世界は私には夢のようでしょう。昨日のティヴォリのように素晴らしい夢です。 あ なたから妻のピアノ曲の出版を評価していただき、言葉では言い尽くせぬ喜びを感じております。これまでにしてきた仕事のなかで何よりも愛の労働です。記憶 から呼び戻して再製しなければならぬものもありました。これには大変困難かつ感動的な時を費やしました。私の歌曲集で妻が作曲したものは作品44の第7曲 です。彼女の曲を編集しようとしましたが、相当手を入れなければならず、ついに断念しました。いつかあなたにお見せしましょう。感受性が実に豊かな曲があ りますし、ハーモニーは明瞭で独創的な曲もあります。ピアノ曲ははるかによくできています。私はそれには実質的には何も手を加えていません。 二 つのクラリネット曲が私の中で育ちつつあります。今までのところ、クインテットがトリオより好まれる理由が理解できません。その形式のせいであり、つねに 優劣の比較をしてしまうという単純な事実からではないかと思います。私はどちらも大好きで、楽器が見事に溶け合う様子が想像できます。あなたがクラリネッ トに「交唱的」役割を与えたのは基本的に正しいのです。 今日、デ・サンクティス(De Sanctis )がへ長調のラズモフスキーを初演します。団員は非常に上品に演奏します。不思議な話ですが、彼らはだんだん用心深くなってきます。彼らは勝手気侭になることを恐れているのでしょう。 さようなら。いつまでも変わらぬご親切をお願いします。さらに詳しい計画をお聞かせいただけるものと思っております。 いつもあなたのヘルツォーゲンベルクより (1)リヒアルト・レアンダー(Richard Leander)による「フランス風暖炉のそばでの夢想(Tr??umerien an franz??sische Kaminen)」 。 (2)ヒルデブラントの見事なモニュメントは初期ルネッサンス様式で製作され、(フラウ・フォン・ヘルツォーゲンベルクの特徴を持った)オルガンに向かう聖チェチリアを表している。 (3)スイスのアッペンツェル州のコンスタンス湖畔に、ヘルツォーゲンベルクは夏の家 「夕焼け(Zum Abendrot )」を建てた。 (4)書簡266の注。 (5)おそらくローマの四重奏団。 (6)ベートーベンの四重奏曲、作品59。第1番。
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



