ヘ短調作品34

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The Hills in Purple syllables

The Hills in Purple syllables
The Day's Adventures tell
To little Groups of Continents
Just going Home from School.

Emily Dickinson

紅の山々はゆっくりと

山々は紅の言葉で話す
その日の出来事
分かれて下校する
村の子供たち。

エミリー・ディキンソン



Die Bergs mit die Purpursilben

Die Bergs mit die Purpursilben
Die Ausgänge am Tage
Sagen den Kinder von den Dörfer
Geh’nd nach Heim aus Schule.

Emily Dickinson


独訳大意

山々は紅の言葉で
その日の事を
下校途中の子供に
話して聞かす。

エミリー・ディキンソン

エミリー・ディキンソンはお得意のバラッド形式で、実に巧妙に「逆説的」に語る。子供たちはそれぞれの集落から小さな集団で学校に通う。下校も違う道を通りのんびり帰宅する。子供たちはそこで山の花が咲いたり、萎んだりする光景を見る。それを逆転させ、山々がゆっくり語る」とした彼女の発想が面白い。日本人が見落としそうな単数と複数の違いで簡潔に情景を描写している。短いが要注意の詩である。またこののんびりした光景にあう韻律とされる「弱強格」の詩になっている。形式の美しさは特筆すべきである。

さて私の独訳である。詩においては、アクセントで調子を取る点で英語に近い。今回は彼女が大好きな音節数(8・6・8・6)のバラッド形式に近付くように努力したが、上手く行かなかった。英語の詩をドイツ語の詩にするとき、音節数が多くなる。今後の課題である。なお彼女は偶数行を「韻」とは言いがたいが、同音で終わらせているが、これには注意したつもりである。

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