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以前に投稿した「落ち葉」であるが、ヴェルレーヌの独訳が特に気になり、改訂版を出すことにした。ドイツには存在しない食材でフランス料理を作れというものである。ヴェルレーヌの独訳は本来翻訳不可能とも思われる。フランス象徴派のlangueur に対応する言葉が見つからない。一行がたかだか四音節の簡潔な詩をドイツ語に要求するのは無理であるが、一応五音節以内に絞り込んだ。英訳では過去形にしたが、独訳では現在形にした。独訳は英雄韻を踏むことにした。いずれまた不満が出てきて修正するかと思うが、本当に難儀な詩人である。 Chanson d'automne Les sanglots longs Des violons De l'automne Blessent mon coeur D'une langueur Monotone. Verlaine 落葉 秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしめて ひたぶるに うら悲し。 ヴェルレーヌ 上田敏訳 The Autumn Song A violin Began to roll Long sobbing To stir My soul In languor Verlaine 英訳大意 秋の歌 ヴァイオリンは 咽び泣きを 響かせ始め 気だるい 私の心を 揺さぶる。 ヴェルレーヌ Das Herbstlied Die schluchzende Violine Hinterm Gardine Eintönig streicht Und erreicht Mir das Herz Im Schmerz Verlaine 独訳大意 カーテン越しに 咽ぶヴィオリーネ 単調に流れて 届けられる 苦しむ 私の心に。 ヴェルレーヌ
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2008年09月22日
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...

