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盛り上がりに欠けるメンデルスゾーンの生誕200年祭であるが、やはり臍を曲げて彼の名誉回復のために、最近流行の「修正主義的」見解を披瀝する人や「陰謀説」が出てきてもおかしくはない。以下はマーティン・スタインバークというAP通信社の記者のメンデルスゾーン200年祭にまつわる記事をまとめたものである。 近年、図書館や個人蔵のメンデルスゾーンの遺失原稿が数多く出てきた。2月3日の生誕200年を記念して13曲がニューヨーク・ユダヤ教博物館で初演される。これはメンデルスゾーンの遺失原稿の収集に情熱を燃やしてきた指揮者ステファン・ソマリ氏の尽力によるものである。ソマリ氏はすでにメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」の改訂版を演奏している。これは従来のものより8分長いそうである。自己批判の人メンデルスゾーンが出版をためらった作品はそれなりに理由があり、後に出版するのは、作曲者を傷つけるという批判はある。しかしながら、ソマリ氏は改訂版を出版してもらえなかったメンデルスゾーンの気持ちを慮っている。氏はメンデルスゾーンの作品目録を作ろうとしているが、その数は350から400にも上るという。遺失原稿がかくも膨大なのは、ナチが政権を取って、ユダヤ系のメンデルスゾーンを歴史から抹殺しようとしたからである。 だがナチの迫害以前に、とくに死後メンデルスゾーンの作品はぱったりと演奏されなくなった。ソマリ氏によればリヒアルト・ワグナーに原因がある。ヨーロッパを席巻した民族主義的革命運動のほとぼり冷めやらぬうち、ドイツ民象主義者のワグナーが「音楽におけるユダヤ性」なる論文を書いてメンデルスゾーンを中傷した。この論文の影響が大である、という。ソマリ氏は、ワグナー一派に死してなお刃を立てられたメンデルスゾーンの無念が晴らされ、彼の復権に生誕200年祭が一役買うことを期待している。「メンデルスゾーンは同じレベルの作曲家に比べて不当に低く評価されている」。 このブログ・ネタは から拝借したものである。
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