|
王維の「桃は紅にして 復た宿雨を含み」で始まる有名な七語絶句「田園楽−其六」の仏訳である。漢字の七語すなわち七音節が目標であるが、仏訳を五歩格(10音節)でまとめることにした。五歩頂けるとフラン語は俄然選択の範囲が多くなり、ずいぶん楽になるものであるし、いろんなヴァリエーションも可能になる。これを第一歩として目標の七音節にも挑戦してみたい。鶯は西欧では春を告げるめでたい鳥と思いきや、安酒場を流して歩く女性歌手のイメージだそうである。鶯を主題にした芸術は西欧では乏しい。詩に絵画にもというのは中国文化圏に固有な現象である。そこで中国に的を絞り、王維のような文人の手による鶯を探した。結局は高名な文人画家である徽宗皇帝の有名な「桃鳩図」にご登場願った。 田園楽 其六 桃紅復含宿雨 柳緑更帯春煙 花落家僮未掃 鴬啼山客猶眠 王維 桃は紅にして 復た宿雨を含み 柳は緑にして 更に春煙を帯ぶ 花落ちて家僮掃はず 鴬啼きて山客猶ほ眠る La pastorale no.6 Les pêchers à fleurs rouges buvaient de l’eau Les saule à feuille verte sont derrière la brume. Ma bonne est peu enclin à prendre sa râteau La fauvette me chante mieux que de coutume. Wang Wei 田園楽 其六 赤い花の桃は水を飲み 緑の葉の柳は霧の後ろに隠れ 女中は熊手を取るのをためらい 鶯はいつもより上手く歌った。 王維
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年03月21日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]

桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



