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コールリッジはメモ帳を残しているが、生前に発表されていない。ルーズな性格からであろうが、彼には「未完成の詩」が多い。断章は画家のスケッチ同様製作過程を知ることができて興味深い。形式は美しくなく、情報不足から読解が困難な場合が多々あるが、想像を巡らすのも楽しい。それに、最近スタミナ不足の私には短さも魅力なのである。断章一はカモメの動きの描写が生き生きとしていて私は気に入った。 断章一:忙しい飛雲を抜け ― サムエル・テイラー・コールリッジ Fragment 1: Sea-ward, white gleaming thro' the busy scud Sea-ward, white gleaming thro' the busy scud With arching Wings, the sea-mew o'er my head Posts on, as bent on speed, now passaging Edges the stiffer Breeze, now, yielding, drifts, Now floats upon the air, and sends from far Wildly-wailing Note. Samuel Taylor Coleridge (1772-1834) 断章一:忙しい飛雲を抜け 忙しい飛雲を抜け、海へと向かう白い輝き 翼を曲げて僕の頭上を行くカモメ 速さに夢中なり急ぐかと思えば、頑固な風を 斜めに横切って進み、再び風任せで漂い また空にポカリと浮かんでいる。そして はるか彼方から鋭く悲しい鳴き声を送ってくる。 サムエル・テイラー・コールリッジ(1772-1834)
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2009年07月30日
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桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



