ヘ短調作品34

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これまでコールリッジ家の系譜に興味がわき、紹介してきた。文学者の系譜としてはコールリッジの孫あたりで終る。今日はコールリッジ直系の孫で彼の全集を出版したアーネスト・コールリッジの詩が見付かったので訳してみた。この詩でコールリッジの子孫の投稿に区切りをつけたい。
サムエル・テイラー・コールリッジ (Samuel Taylor Coleridge :STC)の孫のアーネスト・ハートレイ・コールリッジ(Earnest Hartley Coleridge :EHC)はコールリッジが「Matiner 老水夫」、「クリスタベル Christabel」、「真夜中の霧」を書いたネーザー・スタウェイ Nether Stoweyコールリッジ・コテジ の保存を呼びかけた。この呼びかけでコテジが保存されたが、開館にあたり、アーネストが無題の詩を書いている。

あいにくウィキにコテジの写真はないが、このコッテジからコールリッジ・ウェイ Coleridge Way のツアーがあるようである。その道中の写真をウィキから拝借した。


Stranger, beneath this roof in byegone days
Dwelt Coleridge Here he sang his witching lays
Of that strange Mariner, and what befell
In mystic hour, the Lady Christabel
And here, what time the Summer’s breeze blew free,
Came Lamb, the gentle-hearted child of glee;
Here Wordsworth came, and wild-eyed Dorothy!
Now, all is silent but the taper light,
Which, from these Cottage windows shone at night,
Hath streamed afar. To these great souls was given
A double portion of the light of Heaven.

Ernest Hartley Coleridge (1846 – 1920)


皆さん、過ぎし日々のこと、この屋根の下に
コールリッジが暮らし、魅惑の詩を書きました。
あの謎の「マリナー」の物語、神秘の時間に
レディー・クリスタベルに降りかかる出来事。
ここに、夏のそよ風が気ままに吹く頃には
子供のようにはしゃぐ心優しいラムが来ました。
ここに、ワーズワスが来ました。光る目のドロシーも!
今はすべて静かですが、輝く蝋燭の光は
窓から遠くを照らしました。偉大なる友人たちは
天の光の恵みを二倍も受け取ったのです。

アーネスト・ハートレイ・コールリッジ(1846 – 1920)

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今日の話者は以前に公園で「彼女」の写真でも撮ったのだろうか、彼女にポーズをとらせてからかったことがある。そして「彼」は行ってしまった。例によって「彼女」と「彼」の説明は何もなく、謎めいている。思わせぶりでもある。秋晴れの日になると記憶の中に「彼女」は登場する。本来はロマン派の専売特許だった想い出の話であり、話者は感傷に耽るところ。だが時代の先端を行く話者は自分自身を認知という用語で分析しようとする。フロイトの精神分析がはやった時代の知識人の性と言うことだろうか。

タイトルがイタリア語だから、作者は「彼女」がイタリアの女の子であることを示唆したののだろうか?また注釈があれば紹介する。一行の長さはまちまちに見えるが、一応脚韻は取れており韻文詩である。


La Figlia Che Piange

Stand on the highest pavement of the stair--
Lean on a garden urn--
Weave, weave the sunlight in your hair--
Clasp your flowers to you with a pained surprise--
Fling them to the ground and turn
With a fugitive resentment in your eyes:
But weave, weave the sunlight in your hair.

So I would have had him leave,
So I would have had her stand and grieve,
So he would have left
As the soul leaves the body torn and bruised,
As the mind deserts the body it has used.
I should find
Some way incomparably light and deft,
Some way we both should understand,
Simple and faithless as a smile and shake of the hand.

She turned away, but with the autumn weather
Compelled my imagination many days,
Many days and many hours:
Her hair over her arms and her arms full of flowers.
And I wonder how they should have been together!
I should have lost a gesture and a pose.
Sometimes these cogitations still amaze
The troubled midnight and the noon's repose.

T.S. Eliot (1888-1965)


泣いている女の子

一番高い段に立ってごらん――
庭園の壷にもたれてごらん――
太陽の光を髪に織り込んでごらん――
びっくりして花を握りしめてごらん――
地面に投げつけて、ちょっとの間
怒った目つきして振り返ってごらん。
でも太陽の光を髪に織り込んで。

こうして僕は彼を追い払ったのだろう
こうして僕は彼女を立たせ泣かしたのだろう
こうして彼は行ってしまったのだろう
魂が傷ついた体から出るように
心が利用した体を見捨てるように。
なんとか見つけなければ
比較的簡単で上手な方法
僕たちが分かり合える方法
笑みとか握手のような単純で不誠実な方法。

彼女はそっぽをむいたが、秋晴れの日になると
彼女は僕の想像を何日もかき立てる
何日も、何時間も。
腕にかかる髪と腕一杯の花。
どうして髪と花が一緒なのだろう!
僕はしぐさやポーズを忘れたらよかった。
寝付けない深夜と昼寝のときに
こんな認知像に驚くことがある。

TSエリオット(1888-1965)


絵はモネが継娘に日傘を持たせた。この詩とは関係ないが、眩い明るさに共通点があるかどうか。

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