ヘ短調作品34

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Not that he goes — we love him more [1435]

Not that he goes — we love him more
Who led us while he stayed.
Beyond earth's trafficking frontier,
For what he moved, he made.

Emily Dickinson (1830-86)


滞在中体験を語った彼が

滞在中体験を語った彼が
発つから愛しいのでなく
はるか辺境の地を越えて
行く先々で貢献したから。

エミリー・ディキンソン(1830-86)

* 韻の構造 [*A*A]

――
stayed → yed
――
maid → ide

* エミリーは家の中に閉じこもりながら、辺境の地を憧れる女性である。彼女の周囲は福音を述べるため、伝道に出かける人が多かった。「彼」もおそらくその一人。彼の荷物で、行く先に思いをはせ、彼への尊敬の念を深める。彼女の「異国趣味」の詩ではあるが。

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Sunset at Night — is natural [415]

Sunset at Night — is natural —
But Sunset on the Dawn
Reverses Nature — Master —
So Midnight's — due — at Noon.

Eclipses be — predicted —
And Science bows them in —
But do one face us suddenly —
Jehovah's Watch — is wrong.

Emily Dickinson (1830-86)

夕べの日没は――自然――

夕ぐれの日没は――自然――
だが夜明けの日没は
自然を――主人を――逆さにし
真夜中の定刻は――正午となる。

日蝕は――科学が――
予測し招待すべき――
いきなり日蝕と出くわしたら――
エホバの時計は――狂っている!

エミリー・ディキンソン(1830-86)

* 韻の構造 [*A*A] [****]
——
Dawn → n
——
Noon → n

——
——
——
——

* 今回は日没の話ではない。彼女には日食の詩があったが、この詩もその体験の感想を述べたものである。19世紀のロマン派の詩人は科学を恨む人がおおかった。彼女は科学をそれなりに受け入れている。日蝕は夕ぐれ同様に予測され、期待されるのがよい。

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