|
To break so vast a Heart
To break so vast a Heart
Required a Blow as vast —
No Zephyr felled this Cedar straight —
'Twas undeserved Blast —
Emily Dickinson
かくも強き心を裂くには かくも強き心を裂くには 強い一撃が必要―― この杉を倒した西風はない―― 力量不足の突風―― エミリー・ディキンソン |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2015年11月09日
全1ページ
[1]
|
Whatever it is — she has tried it —
Whatever it is — she has tried it —
Emily Dickinson
彼女は全て試みました――
彼女は全て試みました――
畏れ多き愛の父よ――
咎めは我らにはあらず――
小鳩を咎め給うな――
祈るは我らのためならず――
祈る言葉は残されず――
ただ一事を申し上げれば――
それだけで済みます――
彼女が汝の宮殿で寂しく
ならない為にも
罪に報いるに我らを想う
許可を授け給え――
エミリー・ディキンソン
EDLではDove(鳩)を She の愛称の意味があるとしている。その通りであるが、その用例として、この詩の第一節の四行目の”Do not chastise the Dove —“を挙げている。 Darling,dear, honey, sweetと同様に dove にも愛すべき異性への呼びかけとして使われる事は承知している。だが the Dove に「清純な女性」という用例があるかどうか、ネイティブに聞かなくてはならない。その問題は一応棚上げにしておく。
鳩は鳩でも、旧約聖書創世記のノアの方舟に登場する『鳩』として解釈することが出来ると私は思う。ノアは鳩を飛ばした。鳩は最初手ぶらで、二度目にはオリーブの葉をくわえて戻ってきた。三度目にはもう戻ってこなかった。鳩のその後について聖書は触れていない。おそらく餌のある地を見つけたと解釈したのであろう。ノアは方舟から下りた。
私の独断かも知れないが、エミリーは第一詩節の冒頭で「彼女は全て試みました――」と神に告げている。挑戦的な鳩である。それに死は彼女のテーマである。聖書に書いていないが、エミリーは帰巣本能のある鳩は方舟に彼氏を残して三度目の冒険的な飛行を試み、死亡したという話を創った。これが私の解釈である。
謎々最後までエミリーが明かさなかったWe は誰を指すのか?である。いつものエミリーを含むWeではなく、鳩と一緒に大洪水を乗り切ったノアと彼の一族である。彼女は第四詩節でヒントを与えている。「彼女が汝の宮殿で寂しくならない為にも」とある。鳩は旅の仲間と一緒に神の恩寵に感謝できなかった。その鳩に哀れみをと神に祈っている。
以上が私の好みの解釈であるが、She を生涯挑戦的に生きた、彼女の尊敬する女性であるという解釈も現段階では否定出来ないが、私には全然面白くない。 |
全1ページ
[1]

桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



